しゃけなベイベー!

最近ファンになった風間俊介さんの事をメインに、スポーツのテレビ観戦や日常的な事をアップしていきます

兼末健次郎【3】

2013-05-19 16:02:25 | 兼末健次郎
第7話「迷える子羊たち」で、健次郎が母・麻美に「もう沢山だよ」と訴えたり、兄・雄一郎に向かって行った場面は、
このドラマで初めて映し出された健次郎の叫びでした
その叫びが届くはずもなく、次の日また少し黒さを増した健次郎
この後から明彦やヒノケイと笑う事がなくなりましたね
最初の頃は、教室で笑顔がありましたから…
少しずつ少しずつ健次郎に余裕がなくなってるのが分かります

坂本家に健次郎を招いた時、健次郎が“悪”と分かっていたのに、直球で攻めない所が先生らしいですね
健次郎本人の口から言わせたかったに違いない
ところがその健次郎…
どこまで情報を得たのか探りつつ、謝ったと思いきや「僕という事にして」と自分をも被害者だと訴えるし、これ以上詮索するな、僕に追求させるなと逃げ道まで用意する
恐ろしい程に頭が切れるね、この子は…

恐ろしいと思わされたのがもう1つある

大西先生と好太の事件
健次郎が明彦、ヒノケイ、幹洋に大西先生とのケンカをけしかける
それに、アスミが勝手に乗っかってきた時の表情を見ました?

うっすらと笑顔の健次郎

「オイオイ…」と思わず声に出してリピしてしまいました
健次郎が今までと同じ様に火種を撒いて、その火種が瞬く間に燃え広がって行くのを象徴しています
ここのシーン、後の金八先生の言葉が効いてくるんですよね~

好太の件、触れない訳にはいけませんね
屋上に登った所では、皆の迫真の演技が怖くて泣きました

確かにこの年頃って、軽はずみで危険な言葉を言ったり言われたりしたなぁと、ふと思い出す
今の私は、人を傷付けてしまうような言葉をいってないかなぁと、考える

今でも語り継がれる作品というのは、ストーリーや見せ方だけではなく、自分で考える余地をくれるんですね
今の子供逹にも、何かを与えて何かを考えさせる事ができる作品ですので再放送して欲しいと切に願います

命が関わる問題になっても他人事のように飄々とする健次郎…
これはイカン!!
心根まで腐ってるの?と悔しかったし憎たらしかった
早く健次郎の悪事を暴いて欲しいと心底思いました
この後、更に追い込まれていくのも知らずに…


「あの時は健次郎だ」


とうとう皆の前で言い切った金八先生
その言葉に驚く健次郎
何だか肩の荷が降りたかのようにスッキリしました

金八先生は先程の象徴されたシーンを見透かすように「犯人は3B全員」と言っているのに、皆は健次郎に脅された、健次郎が悪いと言い出す
篤に至っては言いがかりとまで言う
そりゃ~自分を守りたいもんね
「今度は僕が被害者になるんだ」という健次郎に(何言ってんだ(呆))と思ってたけど、そう言う事かと府に落ちた
結局は脅された子逹自身が発端だったんだよね
悪い事をして、たまたま健次郎に見つかりそれをいいように脅され逆らえなかった
健次郎にしてみれば「ちょっと脅しただけ」と罪の意識はあれど自分だけが悪いんじゃないと…皆にバレれば、よってたかって悪者にされる
だから「被害者」だと

健次郎がビンタされる前、金八先生は優しい笑顔でそっと名前を呼ぶ
このお芝居の意図、最初は分からなかったけど、こうやってブログに纏めると分かってきた様な気がする

伝わったかな?金八先生の愛が
ガラスの心に響いたかな?金八先生の言葉が

皆が先生を追いかけた後の健次郎を見ると、届いている様に見えた
腕を掴んで伏せ目で
(それを、いい気味と言わんばかりに笑ってる明彦はどうなの?)
今までしてきた事へのプライドが許さなかった様で虚勢を張る健次郎

取り囲まれる場面、どうやったら皆がムカつくのか考えて演技したとどこかで見ました

「けどな、俺はもう一発担任にやられてんだよ お前らの代表でな」

その台詞を笑いながら言いますか
そうですか
もう他の演技プランはない!という程の正解じゃないでしょうか
でもね、観てる私は哀しくて心が苦しかった
邦平とは違う意味で可哀想で仕方なかったよ

この後、孤立していく健次郎と兼末家の問題が明かになっていくんですよね

明彦が傍にいてくれると思い虚勢を張り続ける健次郎
「これから面白くなりそうだよな!」とドス効かせて話すけど、「健っ!!」と強い口調で明彦に呼ばれ少し顔が変わりましたね
「ん~?」と小さな声で振り向くけど、この時点で健次郎の微妙な変化が伺えます

登校中、照孝に「おめ~(学校に)よく来れんな」と言われてましたが、
健次郎にとっては、行くしかないんだよね…
学校が逃げ場だったんだから…

第13話、14話で健次郎の追い込まれて行く姿は本当に辛かった
金八先生への返事に遅れたり、読書の時間に一点を見つめたり、花子先生をお姉ちゃんと読んだり…

職員室で花子先生に距離を置かれた場面、金八先生に答えながら花子先生の方をチラッと見るけど、姿を見れてないんですよね
きっと花子先生の態度にどこか違和感を感じてたんだと思います

花子先生と一緒にいることが、心のバランスを保つ唯一の方法だったのに、ことごとく邪魔をされた上、さっきの違和感
ついに健次郎は爆発してしまいましたね
花子先生に言った「さよなら」が辛い

金八先生!健次郎を助けて!(´;ω;`)ブワッ

私はそう思うようになりました
「こわ…」って思わず口にしてしまうあの目付きだったのが、どこかふっといなくなっちゃうような焦点の定まっていない目があったからです
風間さんは目が小さいのに(失礼)、黒目が大きいんですよね
輝きのない目のお芝居をしてると、心の闇を見ているようで吸い込まれていく気がするのは私だけでしょうか…

健次郎の様子を聞いて、金八先生がとうとう直接動き出してくれましたよぉ~
そして『ガラスの少年』に繋がっていきます

続く…


やっとガラスの少年まできました(汗)
自分の文才のなさに悲しい限りです
【3】ぐらいで終わるかなぁと思っていましたが、言いたい事感じた事が沢山ある上に、纏められないとか…
無駄に長文になってしまいすみません
どこまで続くのか自分でも分かりませんが、少しでも共感して頂けたら嬉しいです(*^^*)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿