しゃけなベイベー!

最近ファンになった風間俊介さんの事をメインに、スポーツのテレビ観戦や日常的な事をアップしていきます

兼末健次郎【4】

2013-05-26 02:06:30 | 兼末健次郎
中盤以降、見入ってしまって、なかなか感想書けず…

あ、ちなみにですね、初見当時の事を少し思い出しつつ、今DVDを観ながら感想書いてます
先の展開を知らないように書いたり、知ってるように書いたりしてて読み辛くてすみません…



保健室で金八先生に
「一人で思い詰めるんじゃないぞ」と言われてから、表情が少し柔らかくなりましたね
耕作への「オレもそう思ってる」
ちはるへの「あんがとな」
からも見てとれます

開栄合格の夜、母・麻美の言葉から“あの頃”を思い出す健次郎

ほんの15秒しか観れなかったけど、健次郎にとっては幸せだった“あの頃”…

三年前、兄・雄一郎の合格祝いで見せた、どこにでもいる普通の少年の笑顔が忘れられないんです

あの笑顔、末っ子健ちゃんらしいなぁって…

友達や先生にしてきた事を思えば、あの純粋な笑顔には戻れないかも知れないけど、せめて笑顔だけは取り戻して欲しいと思うのは悪い事じゃないですよね?

だって、あんな対照的な姿観せられたら辛いですって!

“あの頃”と変わらないんですよ、食べ方が…
それなのに、表情が違いすぎて
……( ノД`)グスン


雄一郎が事故に遭ってからの、麻美に驚きました
正直、今までの麻美はそんなに酷い母親に見えなかったんです
少し異常に見えた部分もありますが、健次郎の心が荒んだのは、引きこもりで時折暴れる雄一郎と、大好きだった姉・裕美が亡くなったのが原因だと思っていたからです
麻美にとって雄一郎しか頭になかったのか…
頼りにされても見てもらえなかったのか…
それを知ってショックでした
この後、裕美の死も抱え込んでるのも知ってさらにショック…

っと、その前に触れなきゃいけないシーンがありますね!

一人家に残され、膝を抱え小さくなってる健次郎に金八先生から電話がかかってくる
その声を聞いただけで泣きそうになってるのに、自分の耳と受話器の向こうから聞こえてくる救急車のサイレン
もしかして?と思い窓からその姿を確認すると、健次郎は裸足で家を飛び出し泣きながら先生に抱きつく

いやぁ~、素晴らしい演出です
私の中では、第5シリーズのベスト5に入るシーンです

冒頭の保健室からここまで、健次郎の気持ちの変化を視聴者にちゃんと見せているんですよね


あの事件以来、平等に接する金八先生の場面がなかったら?
先生が何度も何度も気にかけてくれる場面がなかったら?
その金八先生を思い出してる場面がなかったら?
健次郎の表情や態度に変化を見せる場面がなかったら?

どれか1つでも欠けていたら、ここまでのシーンにならなかったと思います

13年前の作品なのに、何だか興奮してしまいましたが(笑)

そして健次郎の闇が明かされていきます

「ガラスの少年」

健次郎の告白を聞いている金八先生の顔が辛そうで、
肩を抱いて何度も力強く叩いてくれました

親に頼られ、
健次郎 「僕にはそんな力とてもないっ…」

金八先生 「そんなの当たり前じゃないか!」

(´;ω;`)ブワッ

そうだよね!
それが当たり前だよね!
先生の一言に心が軽くなりましたよ…

何度観ても泣くシーンってありませんか?
この上↑もそうなんですが、金八先生が両親を叱咤するシーンで、

金八先生 「学校に来て荒れるの当たり前じゃないですか」

健次郎 「先生…」

金八先生 「心配するな…心配するな、健次郎、なっ…」

今まで両親に対して厳しい口調だったのに、健次郎の言葉に急に優しく泣きながら「心配するな」と言われたらねぇ…

毎回泣けるって~(;つД`)

最後、麻美が気を失ってから、兼末家の縮図をみているようでした

父・栄三郎に冷たいタオルをお願いしても、パニックになってその場を動かない
キッチンに行きタオルを濡らして持って来る健次郎のその姿を、金八先生が目で追ってる場面が映ります

タオルを持ってきてから栄三郎を一回見上げてるんですよね
ぎこちないけど、その動きだけで伝わります

15歳の少年が、一生懸命 家族を守ろうと、母親を守ろうとしている事を…

先程書いた“目で追う”金八先生
それはこの状況になっても尚、健気に動く健次郎の姿を映してるのだと思います

健次郎の前で両親を叱咤しても、健次郎自身は親を責めようともしない
自分を守る所か、家族を守ろうとするんです
目に涙を溜めながら
涙の跡が頬に見えようとも

バカヤロウ……

本当はこんないい子なのに……

こんなに優しい子なのに……


「愛してやって下さい」

金八先生の言葉なんて届いてなかった
あんなに熱い気持ちを涙を流しながら訴えてたのにね

開栄の入学手続きを忘れて、雄一郎の事と自分の体裁しか考えない麻美

陸橋に佇む健次郎を見て、今さら分かった

金八先生が分かってくれても、
何の解決にもなってないんだって
あの家族に苦しめられてる健次郎がまだいるんだって


ちょっと脱線☆

いやぁ~、風間さんここもお芝居上手いっす
電車が来たとき、飛び込もうとしてるのに身体が拒否してる
心と身体のバランスが崩れてるように見えます
星を見てお姉ちゃんを思い出し、衝動的に飛び込みたくなった
衝動的な気持ちに身体が抵抗してる様が伺えます

もう1つ!
青嵐を受ける前、真規子に「後がないんだから」と話しかけられた時のお芝居
えぇ!
あたしゃ~スローで観ましたわよ、モジモジ健次郎を(笑)
「芝居うめぇ~」と声に出して何回もリピしましたわよ

こういう細かいお芝居をする人、大好き!

「おう!」と返事するまでの間の取り方、表情、動き
数秒だけで、嬉しさとか照れを出さないようにしてるのが伝わってきます


無事に青嵐合格して職員室へ報告に行った時、

「僕も色々ご心配かけました」

健次郎が自分から先生に話しかけてました
もしかして、初めての事だったんじゃないでしょうか

教室での三三七拍子もちゃんと顔を上げて参加しています

高校も合格し、
あの始業式以来、初めてちはる以外のクラスメイトに声をかけられ、
明彦の件も解決し、
そして金八先生の存在の大きさが、

健次郎に前を向かせてるんでしょうね

けど、家族の前ではまだ下を向いたまま

入院している雄一郎に服を届けたシーン

一年留年して俺と一緒に暮らせだと?
俺をお荷物だと思ってるんだだと?

オイオイ…(呆)

雄一郎が入院してから、歪んだ愛情に益々拍車がかかった麻美

健次郎が持ってきた服を「こんな古いの着なくたって…」とバッグに押しやるのは、何だか健次郎の事を言ってるように見えたのは私だけでしょうか

(ガラスの)心が壊れてしまわないように壁に寄りかかる姿を久し振りに観てしまいましたね

ちはるに励まされ、雄一郎とケンカした後は金八先生にも気持ちを打ち明け、自分をこんなに思ってくれる人がいると健次郎は分かっています

それなのに…
あんな事になるなんて

続く…


ほぼ、ガラスの少年①について書いてますね(汗)
次回は③について書くんですが、どうなるのか自分でも不安です
まず①以上に泣けて感想書けるんだろうか…と言うこと
言いたい事がありすぎて、今以上に纏められなくてはしょりそうな気がすること

それは嫌っ!(笑)

ってな訳で、次回は頑張るぞっo(`^´*)

兼末健次郎【3】

2013-05-19 16:02:25 | 兼末健次郎
第7話「迷える子羊たち」で、健次郎が母・麻美に「もう沢山だよ」と訴えたり、兄・雄一郎に向かって行った場面は、
このドラマで初めて映し出された健次郎の叫びでした
その叫びが届くはずもなく、次の日また少し黒さを増した健次郎
この後から明彦やヒノケイと笑う事がなくなりましたね
最初の頃は、教室で笑顔がありましたから…
少しずつ少しずつ健次郎に余裕がなくなってるのが分かります

坂本家に健次郎を招いた時、健次郎が“悪”と分かっていたのに、直球で攻めない所が先生らしいですね
健次郎本人の口から言わせたかったに違いない
ところがその健次郎…
どこまで情報を得たのか探りつつ、謝ったと思いきや「僕という事にして」と自分をも被害者だと訴えるし、これ以上詮索するな、僕に追求させるなと逃げ道まで用意する
恐ろしい程に頭が切れるね、この子は…

恐ろしいと思わされたのがもう1つある

大西先生と好太の事件
健次郎が明彦、ヒノケイ、幹洋に大西先生とのケンカをけしかける
それに、アスミが勝手に乗っかってきた時の表情を見ました?

うっすらと笑顔の健次郎

「オイオイ…」と思わず声に出してリピしてしまいました
健次郎が今までと同じ様に火種を撒いて、その火種が瞬く間に燃え広がって行くのを象徴しています
ここのシーン、後の金八先生の言葉が効いてくるんですよね~

好太の件、触れない訳にはいけませんね
屋上に登った所では、皆の迫真の演技が怖くて泣きました

確かにこの年頃って、軽はずみで危険な言葉を言ったり言われたりしたなぁと、ふと思い出す
今の私は、人を傷付けてしまうような言葉をいってないかなぁと、考える

今でも語り継がれる作品というのは、ストーリーや見せ方だけではなく、自分で考える余地をくれるんですね
今の子供逹にも、何かを与えて何かを考えさせる事ができる作品ですので再放送して欲しいと切に願います

命が関わる問題になっても他人事のように飄々とする健次郎…
これはイカン!!
心根まで腐ってるの?と悔しかったし憎たらしかった
早く健次郎の悪事を暴いて欲しいと心底思いました
この後、更に追い込まれていくのも知らずに…


「あの時は健次郎だ」


とうとう皆の前で言い切った金八先生
その言葉に驚く健次郎
何だか肩の荷が降りたかのようにスッキリしました

金八先生は先程の象徴されたシーンを見透かすように「犯人は3B全員」と言っているのに、皆は健次郎に脅された、健次郎が悪いと言い出す
篤に至っては言いがかりとまで言う
そりゃ~自分を守りたいもんね
「今度は僕が被害者になるんだ」という健次郎に(何言ってんだ(呆))と思ってたけど、そう言う事かと府に落ちた
結局は脅された子逹自身が発端だったんだよね
悪い事をして、たまたま健次郎に見つかりそれをいいように脅され逆らえなかった
健次郎にしてみれば「ちょっと脅しただけ」と罪の意識はあれど自分だけが悪いんじゃないと…皆にバレれば、よってたかって悪者にされる
だから「被害者」だと

健次郎がビンタされる前、金八先生は優しい笑顔でそっと名前を呼ぶ
このお芝居の意図、最初は分からなかったけど、こうやってブログに纏めると分かってきた様な気がする

伝わったかな?金八先生の愛が
ガラスの心に響いたかな?金八先生の言葉が

皆が先生を追いかけた後の健次郎を見ると、届いている様に見えた
腕を掴んで伏せ目で
(それを、いい気味と言わんばかりに笑ってる明彦はどうなの?)
今までしてきた事へのプライドが許さなかった様で虚勢を張る健次郎

取り囲まれる場面、どうやったら皆がムカつくのか考えて演技したとどこかで見ました

「けどな、俺はもう一発担任にやられてんだよ お前らの代表でな」

その台詞を笑いながら言いますか
そうですか
もう他の演技プランはない!という程の正解じゃないでしょうか
でもね、観てる私は哀しくて心が苦しかった
邦平とは違う意味で可哀想で仕方なかったよ

この後、孤立していく健次郎と兼末家の問題が明かになっていくんですよね

明彦が傍にいてくれると思い虚勢を張り続ける健次郎
「これから面白くなりそうだよな!」とドス効かせて話すけど、「健っ!!」と強い口調で明彦に呼ばれ少し顔が変わりましたね
「ん~?」と小さな声で振り向くけど、この時点で健次郎の微妙な変化が伺えます

登校中、照孝に「おめ~(学校に)よく来れんな」と言われてましたが、
健次郎にとっては、行くしかないんだよね…
学校が逃げ場だったんだから…

第13話、14話で健次郎の追い込まれて行く姿は本当に辛かった
金八先生への返事に遅れたり、読書の時間に一点を見つめたり、花子先生をお姉ちゃんと読んだり…

職員室で花子先生に距離を置かれた場面、金八先生に答えながら花子先生の方をチラッと見るけど、姿を見れてないんですよね
きっと花子先生の態度にどこか違和感を感じてたんだと思います

花子先生と一緒にいることが、心のバランスを保つ唯一の方法だったのに、ことごとく邪魔をされた上、さっきの違和感
ついに健次郎は爆発してしまいましたね
花子先生に言った「さよなら」が辛い

金八先生!健次郎を助けて!(´;ω;`)ブワッ

私はそう思うようになりました
「こわ…」って思わず口にしてしまうあの目付きだったのが、どこかふっといなくなっちゃうような焦点の定まっていない目があったからです
風間さんは目が小さいのに(失礼)、黒目が大きいんですよね
輝きのない目のお芝居をしてると、心の闇を見ているようで吸い込まれていく気がするのは私だけでしょうか…

健次郎の様子を聞いて、金八先生がとうとう直接動き出してくれましたよぉ~
そして『ガラスの少年』に繋がっていきます

続く…


やっとガラスの少年まできました(汗)
自分の文才のなさに悲しい限りです
【3】ぐらいで終わるかなぁと思っていましたが、言いたい事感じた事が沢山ある上に、纏められないとか…
無駄に長文になってしまいすみません
どこまで続くのか自分でも分かりませんが、少しでも共感して頂けたら嬉しいです(*^^*)

兼末健次郎【2】

2013-05-15 21:21:05 | 兼末健次郎
私にとって風間さんの容姿は、
まさに“表健次郎”そのままのイメージであったりする

優しそうで優等生、そしてお金持ちのお坊っちゃま

それが初登場の場面で中野を睨み付けながら校門をくぐる姿には、そのギャップに今でも「こわっ」と思う…

役者としてはこの健次郎役でデビューになるんでしょうか?
もし他の作品で役者デビューしてたとしても、ほぼ初心者に近いと思うんですが…

“睨む”というシーンでも、よくもまぁ色々なバリエーションで睨んでるなと…
ほぼ初心者で、しかも16歳で!

上目遣いで、時には顎を上げたまま、そして横目で、たまに気だるそうに…
三話目まで観ただけで、既にこんなにあるんですね~

この睨み方一つとっても、役者としての≪カン≫が素晴らしいんですね
もちろん、風間さんが演技の師匠と言ってた福澤さんのお力もある事を承知で言いますが…

【その時の感情があるから、その時の動きがある】

風間さんのお芝居は、気持ちと身体の動きの紐付けが正解に見える事が多く、
「あ~、そうそう!分かる分かる!!」
と、共感したり納得できたり、感動する
それじゃ、ずっと観てればどんな演技をするか予想できちゃうじゃん?と思われるかも知れませんが、
こちらの予想を適度に裏切り、尚且つ納得させてくれるから風間さんのお芝居が好きなんです

金八先生とそれ生きを経て、純愛で落ちた俄ファンが偉そうな事を言ってますわ( ノД`)…
ずっと昔から応援してきた方には何を今さらって感じですね
すみません



さて、健次郎から話がそれてしまいました(汗)

序盤、これでもかというぐらい健次郎のズル賢さを見せつけられて“悪”を印象つけられました
そして、金八先生に早く“悪”をみつけて欲しいと懇願しました
まさに、
志村~、うしろうしろ~状態です

けど…
時折挿入される兼末家のシーン
学校では見せない健次郎の表情
何があるんだろう、あの部屋に
何があったんだろう、この家で

“悪”を懲らしめて欲しいハズなのに、心のどこかでキュンとした自分がいました

【3】へ続く…
(マジかっ!)


あ、そうそう!
ロックソーラン節について、ちょっとだけオタ感想を(笑)
風間さんダンス上手ですよね?
私、♪どっこいしょ~どっこいしょ~の船?を引っ張る振り付けが大好き(*^^*)
なんというか、前屈みで腕を振るのがカッコ良すぎ~
もち、スローで観ました(笑)
残念なことにその振り付けの時に限って健次郎から画面が切り替わるか、引きになるという(泣)
同じ思いの方、いるかしら?

兼末健次郎

2013-05-14 19:56:31 | 兼末健次郎
風間さんについて、少~し辛口なコメントが続いてしまいましたが…
これでも私は『俳優 風間俊介』さんのファンです!
役者として魅力あふれる風間さんの軌跡を、私なりに語っていきたいと思いますっ!

えぇ……
今さら感アリアリなんですが……
救命病棟始まるまでに少し時間あるし…
お許し下さいませ(´ー`*)


風間さんの原点
『3年B組金八先生 第5シリーズ』

余りにも有名な役
≪兼末健次郎≫ですね~

私、残念ながらリアルタイムでは観てないんです
仕事やら遊びやらで映像関連は、ほぼ全滅

それから数年後
確か第7シリーズ1話だと思うんだけど…

「母親を刺したあの兼末健次郎が…」

と、職員室で話してた事がきっかけで金八シリーズ屈指の名作に出会えたのです

ちょっと余りにも胸のざわつきが収まらなかったので、早速レンタルして全話鑑賞

あぁ…健次郎ぉぉぉぉぉ!!!

めっさ泣きました
ガラスの少年③には、何枚のハンカチを使ったことか…
当時リアルタイムで観てた皆さんは、どんな気持ちで1週間過ごしたんでしょう…
ビデオで観てた私でさえ続きが気になって気になって仕方なかったですもん!

という訳で、健次郎との出逢い編でした
って、まさかの続き(笑)

何かね…言いたい事たくさんあるんですよ!
でも何から書いていいのか…orz

頭と心を整理してからのが良かったかね(汗)