それは、忘れられし想い

ボランティアをしてきました。
当初子どもの面倒を見るはずだったのが、何故か体育館の工作物販売所にかりだされました。確かに人付き合いは苦手さ・・・・でも売り子なんて、それこそ人生で一度もないんですが；
とはいえ文句を言える訳もありません。手探りの売り子を開始。
外よりも暑い体育館の中で、ただひたすらに売り続ける輪廻の世界。
売り物はしおり、ハガキ、キャンドル、コースター。全て低価格ばかりですが、売れるかどうかはわかりません。そもそも暑くて意識がハッキリしません（ぇ
で、とりあえず無難に呼び込みをしてみる。

「いらっしゃいませー」
「いかがですかー」
「どうですかー」
「忘れ物はありませんかー」

・・・・・なんかどさくさにまぎれて変なこと言ってた気がします。
そんな呼び込みを続けること数十分後、ついに初のお客さんが！
迷ったのちに、しおりを買っていかれました。
いやー、虚しくなってたところだから（笑）その少女に感謝ですね。外見的に小学校1、2年くらいでしょうか？
それにしてもいくら全部20円とはいえ、あまり売れないものですね。まあ確かに紙製品が売れ筋にはそうそうならないでしょうが；
じゃあせめて綺麗に並べておこう、と並べ直し。
忘れずに値札もだってきちんと・・・・・・・・・ん？

『しおり・・・・・・一個10円』

10円かぁ。
安いなぁ。
他の20円なのにな。まあしおりだもんな～
てっきり全部20円だと思ってたよｗ
この低価格で何故売れ・・・・・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・あれ？








どう考えてもさっきの少女に20円で売った（逝）







アナタニモ、忘レモノハ在りセンカ・・・・・・