髪見!十人十色

市川の理容室の店主が綴る日記です
スワローズと釣りの記事がほとんどですが、よろしくお願いします

釣り雑誌について

2021年06月10日 | W.F.C水釣会(Wednesday Fishing Club)
昨日、サーフのルアーゲーム(VOL.3)なる雑誌を買ったので、お店で読んでいた。

まぁ、内容はこれまで言われていたものに、プラスαの新しい情報が載っていて、それなりに楽しめるものだった。

以前の僕は、雑誌を手に取る時、それなりに長い年月を費やして、それなりに持論を持って釣りを楽しんでいる人間なので、内容が僕に合わないと思った時点で、雑誌を買わずに棚に戻していた。

つまり、新しい情報がどれだけ載っているかも重要だが、自論を肯定してくれるような内容の物に飛びついてしまっていた。

何年か前、スランプ(と言っていいのか判らないが…)に入った時期があり、長期間釣れない時期を過ごした時、「同じ釣り方ばかりだから釣れないのかも知れない…」と考え方が変わった時があった。

そんな時にタイムリーに釣り雑誌が出ていたら、間違いなく手に取って買っていただろう。

しかしながら、先に手を出したのは、ネットのブログやYouTube。

僕の知らない釣り方が、詳しく説明されていた。

先日、お話した「ドリフト釣法」なども、最初に知ったのはネットからだった。

ネットの場合、お金がかかっていないので、あまりありがたくないと感じてしまい、真似をしても釣れないと、「やっぱ、こんなもんか…」と即決してしまい、次からはやらなくなる。

やってる事が、正しくやれているかよりも、釣れたか釣れないかが重要視され、タダで得られた情報は、結果が出ないと即廃棄される。

ところが、雑誌はお金がかかっているので、真剣になってそのテクニックを覚えようとする。

釣れないと、「どこが間違っているんだろう…」と、家に帰ってから雑誌を読み返し、反省会(というほどの物でもないが…)までする始末…

文字という情報を、ネットだと一回だけ頭に入れて、後は捨ててしまうのだが、雑誌だと同じ情報を、何回も見て、検証しようとするのだ。

そもそも、よく考えてみたら、ネットで重要視しながら見ているのは、「釣果情報」が最優先であって、「How to」は流しながら読んでいるような感じだ。

確かに、雑誌の釣果情報は過去の物であるのに対して、ネットの釣果情報はリアルタイムである。

しかしながら、釣り雑誌は、今日始める人にも判り易く説明されている事が多く、以前の情報も重複している部分は多々あるが、やはり「今日から始める人」も見るのだから、定番情報は載ってしかるべきだ。

最近は釣り雑誌の廃刊がちらほらと聞こえている。

購入部数が減ると、確かに廃刊はいたしかたないのかも知れない…

でも、やはり「雑誌にしか出来ない事」もあるはずなので、どうかこれからも編集者の方々やライターの方々には頑張って欲しい。