枝豆のおいしい季節です。
冷凍食品として年中いつでも食べられますが、もぎたてを茹でて食べるのが一番です。
そして「ずんだ餅」も夏の風物詩ですね。
宮城県では「ずんだ餅」と呼びます。圧倒的に長い年数、この「ずんだ」に親しんできましたが、幼少のころから馴染んできたのが「じんだん」です。
枝豆を茹でてつぶし、砂糖と混ぜて餡にしたものを言いますが、地方によって呼び名が違います。
山形県の置賜地方では「じんだん」、(山形市は「ぬた」)、山形県庄内地方は「じんだ」、宮城県が「ずんだ」です。
数十年前、仙台に来たときに「ずんだ」と聞き、ずいぶん訛っているもんだ・・・と思ったものでした。
今は、お店で「枝についた豆」を見ることはありません。「もぎ豆」だけです。
かな~り昔は、お湯を沸かしてから畑に獲りに行く・・・なんて言ったものです。それだけ収穫してすぐに茹でるのがおいしい印でした。枝からもぐのは、子どもの「お手伝い」でした。トウモロコシの皮むきもそうでしたね。現代の子どもはそんなお手伝いがやれるのでしょうか?
私の子どものころは、「じんだん」作りも立派にお手伝いしたものです。茹でた豆をさやから出し、薄皮も取ります。すり鉢ですりこ木を使って擦るのはとても難しく、初めのほうは母がやっていましたね。少しつぶれてきたころから手伝ったように思います。
今の我が家には、すりこ木もすり鉢も両方ともありません。もう、作ることはなくなりました。「ずんだ餡」として売っていますから。便利でいいのかな? どうかな?