天空のホメオパシー

ホメオパスがより天に近い場所で暮らし始めました。手を伸ばせば満天の星。レメディに乗り静謐な夜空を駆け巡ります。

病を癒すには? 森のイスキアとホメオパシー裏話

2014-06-30 12:08:33 | 癒し

病を治すには二つの方法がある

その一つは症状を抑えることで癒す(Aropathy)

もう一つは似たもので癒す(Homeopathy)

これは2000年前の医聖ヒポクラテスの言葉

熱には解熱剤、下痢には下痢止め、という使い方がAlopathyで、一般的な医療だが

ホメオパシーは似たもので治す

このあたりが不明確だと、いんちき医療とこき下ろされるわけだから不明な方はきちんとここを抑えておいてほしいものだ

たとえば、熱があるときにはもっと熱のあるもので、下痢には下痢を起こすもので癒す

この論理に関してはホメオパシーの聖書と言われているOrganoに詳しく書かれている

他に医療には一時的緩和Antipathyという方法があって、いったんよくなってもより一層病が深くなってしまうという療法もある

眠気覚ましにコーヒーはどんどん量が増えてしまうし、痛みを麻痺させるモルヒネも同じ



さて、ホメオパシーをバックアップするのは私たちの生命力で

生命力が発動しない限りホメオパシーは効果が無い

発動させるために、ホメオパスは病によく似た症状像をもつホメオパシー薬・レメディを選ぶのだが(その結果病は癒えていくのだが)

その時に大切なことは、正しいレメディ、量、質ともに的確なレメディを選ぶことだ

ここが非常に難しくて、すでに猛勉強しているホメオパスが四苦八苦するところだ


でもね、山紫水明、自然の生命力が溢れる環境に住んでいると、ここもどうでもいい感じになってしまう

ほら、青森に森のイスキアという癒しの場所があるよね

おにぎりで癒す佐藤初女さん

彼女はレメディの代わりにおにぎりを渡すのさ!

だからここで、私もおにぎりを渡そうと思っている

(SAHHOはセッションの合間に山荘で酵素玄米自然食ランチを食べてもらっています)

病を癒すのは命の力を発動させるきっかけがありさえすればいいのだから、レメディでなくてもいいのです、と・・・・


癌から生還した患者さんも、今までの生き方を変えるきっかけに気付いた人たちなんだね


ホメオパシーセラピールームSAHHO/クラシカル






庭師になりたかったけれど

2014-06-23 12:59:38 | 命を耕す

専攻していた薬学部になじめず

庭師になりたい、とぼやいたら

もっこ担ぐよ、と母から戒められて

思いとどまったことがあった

土方仕事だけが庭師ではないだろうけれども

母の戒めは若い私には妙に説得力があって

そのまま大学で専攻を続けた

今は、日本庭園を鑑賞したり、寺の庭を眺めたりで

相変わらず庭には関心があるけれども、庭づくりには興味がなくなった

山荘に住み、スケールの大きい大自然を目の当たりにしているせいかもしれない

手を下さない壮大なガーデニングは動植物を含めた命の連鎖が巧妙に張り巡らされ

人工的なせせこましさをあざ笑うかの様に圧倒的だ

庭仕事は大自然の秘密を奥に潜め箱庭にして何かを見せてくれるもので

芸術的で文化的表現だし、

命のアートホメオパシーは、放っておけば荒々しいエネルギーに翻弄されがちな人体という自然に秩序立てた回復を約束するアートだが、

大自然の浄化作用で環境の均衡が保たれるように、人を癒すのは恒常性を保とうとする生命力の後押しがあってはじめて可能になる

庭師は出来栄えを離れて眺め洞察するが、

ホメオパスは、クライアントとレメディが静かにダンスを続けるのを眺め洞察する

人体という自然を舞台にしたガーデニングに似ている

庭師にこそならなかったが、ホメオパスの仕事は人体の庭師なのかもしれない

若い時の思いが形を変えて私を庭師にしたようだ

ホメオパシーセラピールームSAHHO/クラシカル









農家の人たちとわら一本の革命・福岡正信を読もう

2014-06-16 11:11:04 | わら一本の革命

大学でたもんにろくなものはいない

と、つぶやいて世を恨み生き

生を終えた人がいた

農協の指導のままに植える作物を頻繁に変え、農薬を使い白血病をわずらっていたその人は

どんな指導者ならよかったのだろう

「わら一本の革命」を著した自然農法家、福山正信の著作を読み進めていると

答えは足元にあるのがわかる

食の安全がこの半世紀ほど叫び続けられているが

消費者の姿勢が農業を左右してしまうのは否めない

高価な有機野菜ほど価値があると中間業者に操作搾取されないで

まがったきうりでもいいし、不格好なリンゴでもいいし、虫食いのキャベツでもいい、と

消費者が目覚めさえすれば手元に安価なオーガニック野菜が届くのだ

「わら一本の革命」は

自然農法愛好家だけの秘蔵本にしてはいけない

日本よりも海外で知られ、管理人に逆輸入の形で教えてくれたのは

ホメオパシーの治癒を妨げるものを講義中のカナダのホメオパスだった

勿論彼は大学を出ている

ホメオパシーセラピールームSAHHO/クラシカル



昔の傷

2014-06-09 11:50:34 | ホメオパシー

昔の傷がうずく

たとえば腰痛、たとえば失恋、たとえば鞭打ち

ホメオパシー療法をしていると

こういうことがよくあって

クライアントはびっくりして何とかしてくれとホメオパスに泣きつく

あ、そのまま静観して、ほっといて、観察して、と

ホメオパスが言うと、納得できないと疑心暗鬼が始まって

あろうことかヤブホメオパスだ、と、見限ってしまうこともある

そうだね、クライアントにとってはぐんぐんよくなってほしいわけだから

ホメオパシーがわかっていないと信頼感が揺らいでしまう

でもね、今の症状ってあなたの歴史が作ってしまったわけだから

よくなっていくときには一枚ずつ薄皮をはぐ作業が必要なのです

だから、昔の傷が疼くのはレメディがヒットして歴史をさかのぼっていくことと同じだから

とってもいいことなんだね

川をどんどん遡って源流に行こうよ

そこには初めの一滴があって、あなたの全人生のつぼみが芽生え始めている

・・・・気づき・・・それは

ホメオパシーで最も大切な癒しへの引き金

昔の古傷はあなたを本来のあなたの輝きに導いてくれる気づきの一歩


大雨がいったん止み、セッションルームは深い霧の中、大海原に浮かぶ船
源流から水を集めて増水した谷川の轟音 海鳴りに似ている

ホメオパシーセラピールームSAHHO/クラシカル


なぜ空があるのか

2014-06-02 12:24:07 | かたちもなく・あるいは神

ここ天空のホメオパシーには

遮ることのない空が広がる

私たちの志がどこまでも伸びやかにのびていけるように

空は無限に広がる

誰でも心が鬱屈した時は、ふと天を仰ぎみる

そこには名前の付けようがない何かがいて

よいことも悪いことも、人をせせら笑うことも救うこともある



梅雨にはまだ早いこの時期に、雷が頻発して季節の突然変異のような気象が続く

時々は天上にすむ形もない何かが運動会をしたくなるらしい

私たちの住む地球は そんな運動会にどこまで伴走できるのだろうか

天空を見上げながら答えを見つけたいのに

そこにはただ風が吹いているだけだ


ホメオパシーセラピールームSAHHO/クラシカル