自分の胸にしこりを見つけたのが2004年11月頃何となく
一ヶ所だけ丸く硬い感じ、その時は自分が乳がんになるなどと
思ってもいませんでした。
本当に痛くも痒くもなく、唯乳房の形が少し歪になっていて
乳首が陥没していたのでおかしいとは感じていました。
それでも病院に行く事はせず、約2ヶ月不安を抱えたまま過ごし
年明けにやっと重い腰を上げ、娘とお嫁さんに引っ張られるような
形で病院に行った次第です。
病院は地方都市の私立大学付属病院です、自宅から一番近い市立病院は
乳腺外来がなく(ここはガン拠点病院として有名です)行こうと思い立った
日が土曜日だった事もあり、公立の病院はどこもお休みでした。
大学付属病院に乳腺外来があった事で、一刻も早く見てもらった方が良いと
紹介なしの初診でしたが、先生は触診しただけでこれは
その場でエコー
マンモが出来るか問い合わせ出来る事が判り、あれよあれよという間のその日の
乳がん告知、忘れる事の出来ない1月15日でした。
自分でもある程度は覚悟していたので、泣いたり涙が出てきたりとかもなく
案外冷静に受けたような気がします、娘達に言わせると青ざめていたそうです
それよりも頭の中は、これからの事を考え不安で一杯でした、それと言うのも
04年3月に主人が、喉頭がんで入院、初期だった事もあり放射線治療を5月に
終わったばかり、本当のところ昨年は無収入に近い状態でした、そんな状態の
自分のがん告知、11月の時点で受診を躊躇したのも、今自分がガンになったら
これから先の事を考えると怖かったのです。
その日に、先生からこれから先の事などお話をして頂き、私も覚悟を決め
なったものは仕方がない、前向きに治療をして行こうと考え、次の予約をして
帰りました。
それまである程度は、ネットで乳がんの事は調べていたのですが、その日から
乳がんに関する事を調べる毎日、患者さんのHP、そこから専門的なHP、疑問に
回答して下さっているHP、果ては自分が掛かっている病院のHPなどあらゆる所を
検索、子供達には「いいかげんにしたら」と止められ、今でもたくさんの乳がん関係の
HPにお邪魔させて頂き、元気を貰ったり凹んだりしていますが、そこで学んだ事は
症状も治療も十人十色、それぞれ一人一人違うという事を肝に銘じ参考にさせて頂いて
います。
次は治療方針とセカンドオピニオン