しっぺ返し

私って？

冷ややかな人間か？

年老いた母
に

吐く

言葉


駄目なんじゃないか？

薄々気づいているが
気づかない振りして


夫
に
同意
を
求め


ふんふん
と
笑い飛ばして

もらって


安心している。


マジか？

と
若者
の
ように

叫びたくなる。



88歳の母



口内炎
が
できている
と


心配顔



まさしく

あの
堀ちえみさん
が

告白
した


あの頃
だ。



えっ⁈
何？

ハハハ

まさか

舌がんかも？
なんて
思ってる？

と

母
に
問う。


いやいや
そんな
あるわけないわなあ。笑


そう答えたので


ほんとに
もう！


しょっ中
口内炎
なんか
なってたやない。


単純なんだから

と

呆れて


もう
いい加減
高齢
なんだから

病気
の
一つや二つ

あっても

良し

と

したら、、笑


そう言った。


母
は
嫌そうな顔していた。



そして
今日、


内科
の
診察日


どうだった？

と

様子を聞いた。


うん、
いつもと同じ
変わりません。

って言われた。と、母。


それはそれは
良かったな。


と続き


先生にな
口内炎
の
事
聞いてみた。


と言い、

気になるなら
耳鼻科
へ
行きなさい。

って

言われた。

と言う。



はあ〜
まだ
そんな事、、、


まだ痛いの？

いや、痛くない。
赤みが取れて
治った。

でも
黒いんは
ある。

でも
きっと
大した事ないよ。

病院には
行かなくてもいいわ。

なんて
心にもないこと
ムニュムニュ
言っている。


、、、、


そうですか、
耳鼻科
行きなさいね。

安心やろ
見てもらったほうが。

そう言いながら

私は心の中
で


88歳、
ガンだとしても

一つや二つ
病気
抱えていたって
おかしくないじゃないのかな？


気にしすぎ


あら、
手遅れに
なっちゃった

そうなっても


ゆるりゆるりと


いけるんじゃない？


本気
で
そう
思う。



私自身
死に病
は
必要
なんじゃないかと、、、



この
冷たい
考え。



さて


我が人生
いかに
終わるか？


88歳
に
なった時


あたふた
あわてふためいて


何言うものぞ
私は。


しっぺ返し
は
自分
に
返る。


きっとそう、