鶴が丘歯科のブログ

院長の想いやコラムやお知らせです。

今夜は嚥下の話にします。

2008年02月26日 22時02分01秒 | 健康・病気

嚥下という言葉、普段あまり聴かない事かもしれません。簡単に言えば、食べ物を気管ではなく食道に落とし込むことです。かえって解りにくいかもしれませんが、空気も食物も口から入ってきます。酸素は常に必要なので気管は開きっぱなしです。そのまま食物を落とし込むと気管に入ってしまい、窒息します。なぜ普段は窒息せずに済んでいるのでしょう?。それは嚥下する時、気管に蓋をしているからです。この蓋を喉頭蓋といいます。喉頭蓋は反射によってその動きをコントロールされています。その反射は嚥下中枢によりプログラミングされています。つまり、脳内に障害が起きると(脳梗塞、脳内出血など)、嚥下中枢が不調になりうまく嚥下できなくなる事(誤嚥)があります。これを嚥下障害といいます。次回は、誤嚥について話すことにしましょう。


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