嚥下という言葉、普段あまり聴かない事かもしれません。簡単に言えば、食べ物を気管ではなく食道に落とし込むことです。かえって解りにくいかもしれませんが、空気も食物も口から入ってきます。酸素は常に必要なので気管は開きっぱなしです。そのまま食物を落とし込むと気管に入ってしまい、窒息します。なぜ普段は窒息せずに済んでいるのでしょう?。それは嚥下する時、気管に蓋をしているからです。この蓋を喉頭蓋といいます。喉頭蓋は反射によってその動きをコントロールされています。その反射は嚥下中枢によりプログラミングされています。つまり、脳内に障害が起きると(脳梗塞、脳内出血など)、嚥下中枢が不調になりうまく嚥下できなくなる事(誤嚥)があります。これを嚥下障害といいます。次回は、誤嚥について話すことにしましょう。
最新の画像[もっと見る]
- 令和元年生涯研修セミナーに参加 4年前
- 頼れるドクターに 5年前
- 頼れるドクターに 5年前
- 緩和ケア研修会 5年前
- 歯科用のCT導入 6年前
- 歯科用のCT導入 6年前
- 明けましておめでとうございます 6年前
- 20年ぶりのふるさと 7年前
- 20年ぶりのふるさと 7年前
- 20年ぶりのふるさと 7年前