今夜は、歯周病のはなしです。

歯周病とは、歯周組織（歯肉、歯槽骨、歯根膜）に炎症を伴いながら、大半は無症状に緩やかに進行していく退行性病変だといわれています。たとえば、骨折してもギブスで固定すると直りますし、皮膚に擦り傷切り傷ができても自然に治りますよね。であれば、歯槽骨も歯肉も自然治癒能力を持っている筈です。

　でも、それを邪魔してしまうモノがいるのです。それが歯周病菌なのです。この細菌を減らし、口腔内の免疫力を上げられれば、虫歯の治療と違って、人工物に置き換えることのできない組織に自己再生能力を発揮してもらえば、歯周病の進行を少しスピードダウンできると思います。それが同時に全身の免疫力アップにつながる気がします。