衝撃的な題名
思わず借りてしまいました
そして、読むのを止める事が出来ませんでした
どの人の話を読んでも、気持ちが痛いぐらいに分かるし、悲しくなるし、苦しくなる本でした
今迄は、たった一人の人でもいいから、誰かにその胸の内を…とか、どうにかならんかったんやろか…とか思ってたけど、どうにもならへんかったから こうなった事が、よく分かりました
介護をしている私も、まだまだ甘ちゃん
第六章 介護家族の現実という章で、全国の介護家族にアンケートを行った内容がありました
「介護している家族を殺してしまいたいと思ったり、一緒に死のうと考えたりした事がありますか」
この問いに「はい」と答えた人は20%に当たる48人もいた
えっ、少なっ
って、思ってしまった
皆、優しい
皆、凄い
あたしは普通に思ってた(苦笑)
おかんが病気になった時、何をどうしたらええのか分からず、おかんを車の助手席に乗せたまま、このまま電柱に突っ込んだら死ねるかな…とか、宇治川ラインのガードレールを突き破れば死ねるかな…とか
でも、その時一緒に居てた子供が小さかった事もあるし、よその人に迷惑掛けたらあかんし、何よりビビリやったから、自殺や心中する事は出来ませんでした(苦笑)
んでもって、同居し始めた時、おとんに対して、よく思ってた
今、こうしたら殺せるかなぁ…とか、死んでしまうかなぁ…とか、包丁が目に入ったり(苦笑)
色々 考えたり、調べてみたり、やってみては、裏切られる様な小さい絶望の積み重ねに加えて、睡眠不足
イライラするとか、腹立つとか自覚がある内は、まだマシ
その内、発作的に手が出る様にもなる
あたしの場合は、ケアマネさんに恵まれてた
何事も紙一重やなぁ
今は ええ加減が、ええかげん(笑)