村上ファンドとタイガース

できればタイガースを上場させたいんですって。
上場しなくてもいいけど、それを決める前にファンの意見を聞いてみたいんですって。

上場、いいんじゃないの？

実際は規約とかいろいろあって簡単なことではないかもしれないけど。
私だって自分が応援しているチームの株が買えるなら買いたいし、できれば大口株主になって、優待受けたり(年間５試合バルコニー席で観戦できるとかね)、株主総会で質問投げかけたりしたいもん。
でもって、上場で得たお金で選手補強したり二軍の設備を充実させて若手育成に励んだりしたらいいのに。

だから、星野が顔を赤くして怒っているのがどうもピンと来ない。
それどころか、彼の発言を聞けば聞くほど（これ以上しゃべらない方がいいっすよ）と心配になってしまいます。
　反対派の方々は、何を恐れているのでしょうか？
敵対的買収が心配なんだったら、市場に流通する量を最小限(15%位)に抑えればいいんだし、ポイズン・ピル条項を入れておく方法もある。これから上場するんだったら、いくらでも手があるから心配無用。
「野球は企業のものじゃなくてファンのもの」って言うなら、それこそファンにも株を買ってもらえる仕組みを作るべきなんじゃないの？電鉄が100%持っている限り、阪神球団は電鉄のものでしょうに。少なくとも星野さん、あなたのものでないことは明らかですよ。

村上さんは単なる「ファンドマネージャー」、つまり預かったお金を運用して増やすのが仕事であって、球団経営する気なんてさらさらないと思われます。乗っ取られる心配は不要でしょう。
それより彼と決裂してしまって、阪神に興味のある第三者とか海外のハゲタカファンドにそっくり株を売られてしまうことを心配しましょう。

そもそもつい半年前あれだけホリエモン対フジテレビの件が騒がれて、各企業が企業防衛に必死になって取り組んでいたにも関わらずあっという間に30%以上の株を買われてしまった阪神電鉄がおマヌケさんだと思います。

自分が招いたピンチは自分で処理しましょう。
抑えのエースは、ここにはいないのよ。

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