東区の白壁と橦木あたりで文化的建築物が集まっている地域を、「文化のみち」と名付けているようですね。
行ったことありますかぁ? たぶん、行ったことのある名古屋人は少ない気がします。なぜなら、駐車場がないからです。駐車場がなければ名古屋人は行かないのでは?
さてと、
まずは、大正時代に陶磁器の加工問屋として財を成した井本邸「橦木館(しゅもくかん)」の紹介です。
大正15年築ということですから、昭和元年でもありますね。
大正ロマンという言葉で、よく括られる時代です。
典型的な日本家屋と、西洋館の合体となっています。日本家屋部分は家族の生活部分で、西洋館は来客用のようです。
陶磁器は輸出商品でしたから外国からの来賓も多かったと思われます。
西洋館部分は、現在喫茶室として利用されています。
どの部屋も天井が高く3メートル以上ありそうです。
室内の壁は、しっくいですね。
こちらは、家族居住部分の台所です。
釜戸は、薪ではなくガス利用です。そして奥に見えるアメリカ製の巨大電気冷蔵庫が、なんとも先進的です。
一方、家庭用のお風呂はヒノキ風呂のようですが、わりと小さいですね。
でも浴室としては広く、既にシャワー付きです。
一方、これは、西洋館の来賓用の浴室です。2階に設置されていました。
さすがに大きなバスタブです。
大正時代はステンドグラスが人気があったようで、いろいろな所に取り入れられていました。
玄関の上部にも取り入れられていました。
陶磁器で財を成した人だからでしょうか、玄関ドアー枠の周囲の飾りは陶器製です。
さて、次回は、すぐ近くの二葉館を紹介します。