データ解析士を目指すブログ

財団法人実務教育研究所による「エクセルによる多変量解析講座」を受講して、データ解析士を目指すブログです

第2単元 第1章 残差分散の不偏推定量と平方和の自由度

2007-10-11 15:03:37 | 第2単元 単回帰分析
前回は、回帰直線がデータを説明できる程度を学びました。今回は、回帰直線がデータを説明できなかった誤差、つまり残差に存在する変動を学びます。

ところで、今まで、データを回帰直線で表すことを考えました。これを、回帰モデルと呼びます。回帰モデルでは、誤差εを、標準偏差σであらわしておきました。ここで、前回、残差の計算方法を学んだことを思い返しましょう。すると、この計算方法を用いれば、残差の変動、つまり残差分散を計算できることが分かります。そして、いまデータは、サンプリングされた結果です。従って、残差分散が、母集団の値に対して偏りがないないように調整する値が必要です。このように、母集団の値に対して、偏りがないように調整された推定値のことを、一般的に、不偏推定量と呼びます。その意味で、不偏推定量は、母集団と標本との間をつなぐ、とても重要な値といえます。

では、さっそく、残差分散を求めてみましょう



この残差は、標本からのものですから、残差分散の不偏推定量を考える必要があります




最後に、各種平方和の自由度を、以下に示しておきます



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