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遠慮はそんりょ

aicezukiさん

2011-03-05 00:31:23 | 大学受験
ご無沙汰しています。

入試問題がインターネットの掲示板に投稿された事件が、いろんなところで話題に
なっておりますね。

色々考えさせられます。

このブログでは、僕の3浪の足跡を残すために始めましたが、相変わらず僕の怠惰な
性格で、何年も放置してしてしまい、途中になっていました。

受験生、特に浪人生は、いろんな葛藤の中で生きています。

正直、もう時代遅れなのかなと思って、このブログで記録しても今の受験生には
あまり関係ない、参考にならないかなと思って、書くのも面倒になってきました。
少子化とか、大学全入時代とか言われてますし。

でも、今回こういう事件があって、やっぱり色々悩んでいる受験生は、何時の時代も
変わらないんだな、と感じました。

僕がここでちゃんと受験で苦しんだ記録を書き続けて、たぶんないだろうけど
aicezukiさんが見てくれていたら、こんな過ちを犯すことはなかったんだろうな~
変な記録だけど、少しは参考になったと思うよ?(笑い



しかしだ、aicezukiよ、いくら怠惰な受験生活を送った僕が言うのも
なんだが、本番でカンニングは、良くない!
(あまり僕が強くいえない部分はここにあります...)

何百万人と苦しい受験生活をしてきたみんなを冒涜する行為ではある。

十分反省して欲しい、いやもうしていることと思う。

ぶっちゃけ、もうここまできたら、怖いものなんてないよね!
むしろ京大や早稲田に行った人たちより、十分濃い人生を歩めると
思うよ!
いろんな意味で!
若いときの過ちなんて、誰にでもあるさ!
今回のことは、十分反省して、
今回のことを、「(いい意味で)ネタ」にして生きて行こうよ!

これから先人生長いよ!
楽しんで行こうよ!



なんとなく、新聞報道でしか性格は分からないし、それが正確なものかも
知る由もないけど、なんとなく僕と性格が似ていると思う。

せっかくこういう機会だし、また「大学受験」のカテゴリーは
書こうと思う。

ともかく、受験生のみんなは後期日程がんばれ!

東大?それっておいしいの?

2007-05-21 00:03:48 | 大学受験


大学受験#47

クラス分けテストも数回受験したある回。

なんと「東大コース」認定…。

…!!

申込書には、志望大学を記入する欄があった。

一応今年も、一橋大学にするつもりだった。
でも一浪のときに、一橋大学を受験するためには
一橋大学を目標にしていたのではだめだということに
気がついたので、
志望校はともかく、目標は東京大学にしておこう…ということで書いていた。

クラス分けテストは、ほとんど基本問題。
(記述式ではなかったような気がするが記憶が定かではない。)
かといって、今までの模擬試験で
センター換算平均450/800くらいしか取れない底辺の僕が
まさか東大コースなんぞに…とは思っていた。

こんな出来のクセに志望校に「東大」て書いてるよコイツ!
ハハハ~!

なんてきっと代ゼミの人に思われているんだろうなぁ…。
恥ずかしいな…。

そんな僕に東大コースに入ってもいいよって言ってくれたの…?

こんな僕が、底辺の僕が、
東大コース!

ぎゃ~

もう何年も味わったことない、この喜び。
受験だけでなく、それが満員電車の空席取り合戦だったり
回転寿司でようやく周ってきたえんがわを目の前で取られたり、
好きな人だったり…。

その時その時分に最も欲しいと思ったものには
ことごとく縁がなかった。ふられ続けた。叶わなかった。

そんな「落ち癖」のついた自分にしてみれば
大学に合格したわけでもないのに
激しくうれしかった。

いろいろ深読みはした。
たいして解答もできた記憶がない。
三浪だから大した成績じゃないけど
哀れみで認定したのか?
もしくは罠か?

でもまぁ、東大コースに認定してくれたのは
もう事実だから、目の前に現実にある事実だから
代ゼミよ、間違えたとは言わせないぜ(笑)

ただ、今回は希望のコースに入る目的だけではなく、
「スカラシップ生」として認定されるのも
大きな目的の一つだった。

我が家には金がない。

このテストの回では、認定されていなかった。

お金も…どうにかできるチャンスがあるなら…と
東大コースに認定された結果を保留して、
それ以降の選抜試験も受けた。



それ以降の選抜試験では、スカラシップ生どころか
「東大コース」さえ認定されなくなった。
一つ落とした「東北・大阪」レベルコースになった。

やばい。

一度認定された試験には有効期限があって
手続きしないと、合格したコースには入れない…

ぎりぎりまで粘ったが、結局最後の試験には
「スカラシップ生」不認定。
「大阪大学コース」認定。

「東大コース」の期限は、過ぎてしまった…


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大学受験#46

2007-05-16 03:42:18 | 大学受験

大学受験#46

今回もまずこちらからご覧ください。

4月7日。
今週の評価は30点くらいだろうか?
まぁ一時期に比べるとまだ少しは勉強しているくらいだろう。

しかし、なかなか計画通りに進まない。
多少重い計画①なのだろうか?
ちょっと計画の建て直しが必要かも…。

生活面から言うと、どうだろうか?
まだトータルで10~12時間くらい
寝ているかもしれない…。
でも、夜型の生活ではない。12時くらいに寝て、9~10時くらいに
起きている。でも昼とか夕方に1~2時間くらい
眠ってしまっているなぁ…。いかんいかん。

ネットには、今月に入ってから、一度も接続していない。②
見たいと思うのはしょっちゅうだが、いざケーブルを外して
いると、本当に見るべきページか?と考えるようになった。
電気もこまめに消しているし。こういう地味なところから
まともな人間になるための練習になるなぁということが
わかった。

勉強。今のところ、スカラがなかなか取れなくて③、計画が
多少押し気味。リズムはスカラが中心となっている。
4/5の回は行かなかった。今度4/9の回が実質のラスト回となるので、
気合を入れよう。数学はチャート中心。
なかなか進まないけど、いい感じに理解できていると思う。
スカラのリズムでも、17日のテストに向けての
勉強をしていると思えば、「あのときやっていれば…」と
思うことがないなぁ。なかなか進まなくても、少しずつ
一歩一歩やっていこう。やらないよりはマシ。
というふうに思うようにしよう。

ということで、明日から勉強+運動を毎日少しずつやって
いこうという計画「継続は力なり(仮)」④をやって行きたいと思う。
来週からは、本格的に一年の始まりとなる。
来週の評価は80点になるよう、がんばる。



①春のしょっぱなはいつも飛ばしすぎる。
全教科満遍なくイチからきっちり網羅する計画を立てる。
そんな無茶な計画表を見てやる気が起こることがあろうか。
計画表作っただけで疲れるわ。

②当時は23時に2chでは「テレホマン」なるものが
登場していた時代…。時間に応じて課金されます。
こわ~。
でも料金払うのは自分じゃなかったから、それまでは
毎晩接続していた。
ネットは受験生にとってはいい側面も悪い側面もある。
でも受験生にはどちらかというと今すぐ「回線切ってk(略」お勧め。

③代ゼミの新学期開始まで、何回かこのように
選抜試験があります。
成績がよければ上級コースに入学できたり、金銭的な特典があります。
三浪に突入した僕ですから、当然親に迷惑かけぬよう
「スカラシップ生」となり学費を少しでも減らそうと
企てていました。

だいたい2月中旬から4月末まで、週2回行われていました。
僕は後期日程発表後から予備校新学期開始直前ぎりぎりの回まで
3~4回受けた気がします。
なかなか認定されうる基準に達しなかったので…。
(回が遅くなるにつれ当然スカラシップ生の定員も少なくなるようで…)

そのたびに写真付きの申し込みが必要で
かなりめんどくさいです。
結果発表用のレタックス費用も含め
1,000円。

バカになりません。

④目標だけはいつもいっちょ前に立てて…

(註:19/5/19 一部表現を訂正致しました。)

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大学受験#45

2007-05-12 23:57:32 | 大学受験
大学受験#45

高校3年~浪人2年まで、記憶とともに
形に残るものはほとんどなくなってしまったが、
浪人3年からのものは素材がちらほら残っているので
それをネタにしばらく書こうと思う。

その一つに当時の日記です。



4.1 晴れ
再び、4月…。また新しい年度が始まる。一体、いつになったら、
ちゃんとした道が現れてくるのでしょう?①

まぁ、自分が悪いんですけど…

今日から、一日一日を充実させていこうと思い、前半は
なかなかいいすべり出しだったのだが、後半は再び
いつもの生活になってしまった。

4月1日になって、ずっと起きていて、しばらくスカラ
(註:代々木ゼミナールの「大学受験科選抜クラス入学試験
兼スカラシップ生選考試験」のこと)のための
勉強をしていて、4時過ぎにジョギングをしにいった。
数日前、久々に走ったのだが、
その時は不思議にも全く苦しくなかったので、今日は2周くらい
しようかと思ったけど、
、いざ外に出てみると、かなり冷え込んでいて、あまり、
いい感じに走れなかった。①


10時に図書館へ行くも、自習室が、パソコン講習会場に変身していて、
使用できなかった。(できたけど…。)①

机の数もかなり減っていて、他の人と向かい合わせになる形だったので、
20分くらい座って、早々と帰宅。
まぁ、やっていることもしょぼくてはずかしかったこともあるけど。②

かえって1時~7時くらいまで、また寝てしまった。
そして、食後8時~12時すぎまで寝る。③

せっかく今日からがんばろうと思ったのに、初日がこれでは、
またダメ人間一直線だ。

しかし、これからは何でも完璧にしようと思わず、少しずつ
なおしていこうと思う。
何でもかんでも一から100まで、完璧にしようと思うから
今まで失敗してきたんだよなぁ。。。
自分はダメ人間なので(って思ってないクセに…)
少しずつ、まともになっていこう。
ゼロからまたスタートしよう。何もかも忘れて、
初心に帰ってやっていけばいいさ。
二年間の怠惰の代償は、あまりにも大きい。

Study 3
Sleep 11
(hour(s))


原文ママ。

① 外的要因が自分を支配していると思っている、また、そのせいにする。
② プライドが高い。人の目を気にする。
③ 「睡眠」に関してはこの年度、大きな意味を持つ(後日)。

最後にいいことに気付いているのに、結局この後も生かされず…




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蘇生する、四度目の春。

2007-05-11 00:08:04 | 大学受験


大学受験#44

不合格。

もうここまで来ると、無心。

ついに後がなくなった。

背水の陣で、水に落ちた。
崖っぷちで、崖に落ちた。

この先のことなんて、考えていなかった、何にも。

何にも。

結果を両親に伝えにいった。

泣かれるのだろうか。
怒鳴られるのだろうか。

家を追い出されるのだろうか。

働けといわれるのだろうか。

どうなるにせよ、お通夜状態になることは必至。
苦しい沈黙が続くことは、容易に想像できた。

両親は僕の想像していないことを言った。

しかも、笑顔で。

「春から、予備校に通いな。いいよ。」

…。

「山奥の学校なんて、受かっても大変なだけだよ。
受からなくてよかったじゃん。
こうなったら大盤振る舞いじゃ。予備校行っちゃえ!」

僕は驚いた。
いろいろな意味で。
貧乏なうちの家庭に、どこにそんな金があるの?

それ以上に驚いたのは、
こんな状況になった僕を、
これでも見捨てないでくれる両親。
2浪時代に散々遊んだ自分が親に申し訳なく、情けなかった。

でも、素直にありがたかった。
そしてこの春からの人生のコト、
一度離れた首の皮がまた繋がったような気がしてうれしくなった。



思いがけずにまた浪人生の
春を迎えた。

三浪という言葉に、違和感を感じた。
当然自分がそういうものになるとは考えられなかった。
それだけではなく、聞いたことがなかった。
そういう存在も、その数字も。

「浪」という漢字の前に、「三」をつける
用例があるのか。

予備校には2浪生はいた。
でも3…三浪はいなかったなァ…
3って何?

また浪人生になるとは思いもよらなかったが、心の中では
昨年夏期講習で通った代ゼミに通うんだという意識は
なぜか既に漠然と自分の中にあった。

インターネットで、入学案内を取り寄せた。



大変失礼な表現がありますが、
あえてそのまま使用しました。


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3度目の、3月12日。

2007-05-06 01:26:27 | 大学受験
大学受験#43

―――――2浪もした。

センターはコケた。(現役時代以下)
前期は受験すらできなかった。
私大は最初から選択肢にない。

僕には残るチャンスは、1回。
国公立大学、後期日程。

もう後がない―――――

ようやくそのことに気がついた。
とにかくどこかには入らないといけない。

こうなったら、夜間だ。
夜間の大学なら、どうにか受かるだろう!
意地を捨てたというか、
もうやけくそ的な気持ちで夜間の大学に出願していた。

後期は広島大学経済学部(夜間)後期日程。

センターリサーチの判定は、B。
でも、かなり枠が小さい!



3月11日。前日入り。
大学の最寄は東広島駅。
でも、東広島駅や西条駅周辺には宿泊できるところがない。
会場から結構離れるが、広島市内にて前泊。
下見はした記憶がない。

夜遊びはした…。

3月12日。
早めに電車で西条駅へ。
広島駅から遠い。

あまり大学のある街って感じがしない。

街自体は新しい。
最近山を切り開いてできたよ!て言う感じが
大学へ向かうバスの風景から感じた。
う~ん、楽しい大学生活が想像できない街…。

実はあまりこのときの受験した記憶がない。
やはり、本当に来たいと思って受験しに来たわけではなかったし、
受からなきゃとは思うものの、本心はここに在らずといった感じ。

後期とはいえ、国立大学入試の日。
にもかかわらず
そんなに受験生がいてわんさかしている景色の記憶がない。
他の学部と時間をずらしていたのだろうか。
閑散としていた。

すごく記憶がぼやけているが
バスから降りて、キャンパスに入って、建物に入るまで
野外なのにすごく暗かった?記憶がある。何でだろう。
昼間なのに。

建物に入っても、試験日の大学って感じはなく、
ほとんど誰もいなかった。シーンとしている。
きれいな建物…。
でも廊下は照明が落とされていてすごく暗かった。

暗い廊下の先に、明かりのついた教室。
たぶん、あの部屋…。

入ってみると、すごい小さな教室。
そこに、友達同士か男性2名が話していて、
その他に片手で数えられるくらいの受験生が
まばらに座っていた。

教室は小さくても、座席はかなりあった。
人数がかなり少なかったためか
逆にその多くの空席が小さな教室を広く感じさせた。

後期日程での空席ほど、疎ましいものはない。

たいていその空席の理由のほとんどは、みんなうれしい理由で
棄権しているのだ。

第1志望に受かった。
もう行きつくところが決まった。
こんな3月まで、受験がもつれ込むお前とは違う。
お先に~。

そこに姿はなくても、その席の一つ一つに
それぞれの新しく暖かい「春」の始まりを喜んでいる
(おそらく自分よりたいてい年下の)
少年少女が想像できて、少し涙目になった。

感傷に浸りながら試験の開始を待った。

まだ受験生は集まるだろうと思ったが、結局僕が最後の入室。
これだけ?

募集人数は本当に少なかったと思う。
そして受験している人数もすごく少ない。

判定はBだった。
Bだけど…これは、
これでは、無理…。
漠然と思った。

試験は小論文のみ。

―――――夜間なら受かるだろう。

しかしそんな大それたこという資格は
僕には許されなかった。

(つづく)


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チャンスです!ジーダブリュ~

2007-04-27 22:38:57 | 大学受験


大学受験#42

<本文>

前期日程はそれでも一橋大学に出願。

本音をいうと、もう2浪に突入した時点で
自分の中に完璧な「偏差値主義」が芽生えていた。

偏差値ランクの高いところじゃないと、意味がない…!

そう思うともう、他の大学には出願できなかったし
したくもない…。

受かるか受からないかではなく、もはや
ただの意地。
何の意地かはわからない。
ほぼ100パーセント「無駄死に」になるのがわかっているのに。
わからない。

封筒が来た。
一橋大学から。

…。

第一段階選抜、不合格。

試験会場に行くことさえ許されなかった。


</本文>

受験生のみんな!元気かな!?
もうすぐゴールデンウィークですね!

…。

今日は2段階選抜
(門前払い、足きりとか言われている)の

「不合格」

だった場合の写真をうpしてみました。


…。

GWも休まず勉強しましょう!

(註:写真は実際には「二浪(社会学部受験)」のときのものではなく、
「大学1年時(商学部になってます)」のものです。一体どういうことでしょうか?
詳細は後日!)



受験料は1万ちょっと(当時)返還されますが、
自分の通帳に、自分とは縁のなかった「ヒトツバシダイガク」という名義で
入金があるのは、
恥ずかしいやら、むなしいやら、腹立たしいやら…

複雑な気持ちです(笑)。

ちゅうか、こんな写真上げるなって感じですね…
残高多そうに見えますが、写真いじっています(ワラ


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二浪生と成人式

2007-04-26 23:09:12 | 大学受験
大学受験#41

そうこうしていて、年が明けた。

二浪生が直面する問題。
成人式。
僕のところにも当然、案内が来た。

当然、行くわけも無く。

どのツラ下げて同級生と会えばいいか、わからない。
大学行った友人。
就職した友人。
かぜの噂で聞くのは、みんなそれなりに
自分の人生をしっかり歩んでいるということ。

それに引き換え、自分はどうだ?
この一年、予備校へ行くわけでもなく、
毎日好きなだけ寝て。
夢だけは、いっちょまえに持っていて、
そのくせ、努力しようともせず、
焦ろうともせず。

受験の内容は
やっていないどころか、今までのことが全部抜けた。

◆センター試験

もう3度目ともなると、センター試験も慣れが出てきて
「おれはここの主だ!わからないことが何でも聞けよ若造」
みたいな軽く古株の気持ち。

会場は偶然なのか、必然なのか。
現役、1浪時代に続いて
また同じ大学、同じ教室、同じような位置。
そして今年もまたあのおじさんがいた!
妙な仲間意識(一方的)。

何者?

試験はボロボロ。
ルールはもう飽きるほど身についている。
でも問題は解けず。
どの教科も、
全然間に合わず、残り10分で一気にマークシートを
適当塗りする始末。

翌日自己採点、現役時以下。
もう行くとこありません。

父と母がいる居間で
がんばったけどだめだった、あえて元気な
自分を演じている。けど、心の中は悲しみでいっぱい…
みたいな気丈に振舞う悲劇のヒロインくさい演技をしつつ報告した。

そのとき、父の首が無言で沈んでいったのが
今でも忘れられない。

…。

それまでは「今年は遊びすぎたな!」とか
実は気楽に考えていたけど、
まさかそんな表情をされるとは思わず、
浅はかな自分の行動を悔やんだ。

よく考えれば、僕はこの一年すごくバカなことをしたんだ。

自宅浪人とて、費用がかかっていないわけじゃない。
毎日ただ飯食わしてもらって、洗濯してもらって
自分は何一つ不自由を感じるわけでもなく勉強する環境を
与えてもらっているのにも関わらず、、、

一方で毎日何時間も寝て、起きればパソコンつついて、
無駄に深夜まで起きていて、朝方寝て。

大学受験は、自分自身のためであるが、
実際のところは、自分だけの問題じゃない。

曲がりなりにも高校では奨学生待遇で、
家族にだって多額の予備校や塾代を捻出してもらっていた。

恩を仇で返したとは、このことだ。

大学合格以前に、大人になる資格がない。


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二浪の初夏~晩夏のこと

2007-04-25 00:37:54 | 大学受験
大学受験#40

<本文>

「数学」
去年はまだ、高校卒業してすぐだったので
知識も頭に残っていたから、対応できた。
が、ここ最近、ヤバいくらいに忘れかけている…!

あの時の彼の言葉の意味がようやくわかった。

ていうか、本当の基礎からやり直さないと
もともと去年まであった数学の知識は
ガタガタだったから、
数学字体を忘れかけている頭でどうやって
一橋の問題が解けようか。

なのでぜひとも基礎を誰かに教えてもらいたい!
でも宅浪でどうやって?
自分で基礎は無理…。

と思って、ただで基礎を教えてくれるのを発見した。

それはNHKの高校講座である。

これが意外に使えた。
侮れない。
地理や生物の番組も使えた。百聞は一見(映像)にしかず。
夏休みごろには、春から放送した番組を深夜に
一括して放送していた。

しかし、これもだんだん僕の
アホな性格が出てきてしまって、
頭に知識を入れるのが仕事なのに、
「よーし、欠かさずビデオを撮るぞ!」
「パソコンできれいにラベルを作るぞ!」
「テレビで言ったことを全部文章に起こそう!ワープロで!」と
なにやら意味のわからないことを始める。



模擬試験も何度か行った。

変な理由をつけて
かなり遠い県まで受けに行ったりした。

例えば、1浪目ならまだしも、2浪にもなると
意味もなく恥ずかしさを覚え
誰か知った人がいたらいやだなぁ、
だから遠いところに行こうという理由とか。

あと、宅浪だと自宅にこもりがちになり
誰とも会わない、どこにも行かない生活になるので
たまに息抜きのつもりで、
越県して遠くの模擬試験会場を選んでいた。

模擬試験も結局気休めにもならず、
勉強して望むわけでもなく、
復習をするわけでもなく、
ただ無意味にショボイ点数で受験生のパイに加わっただけである。

だんだん現役のときよりも
酷い点数になってきた…



そんなこんなで、去年にもまして勉強をしていないまま、
夏も終わり、秋。

9月はセンターの出願に追われる。
2浪目からは新たに必要になってくる書類もある。
卒業証明書。健康診断書。
余計に時間つぶれる。

出身高校へ関連書類をもらいに行くのが億劫だった。

また高校3年生のときの担任にお願いしたのだが、
やはり「がんばれよ」とは口では言ってくれるものの
「お前なんかが一橋なんか受ける資格などないわ」
と言われているような気がして
目が言っているような気がして
恥ずかしい、惨めな気持ちになった。

</本文>

「恥ずかしい」という言葉が今回は多かった。

当時は何となく、「二浪」自体も少し恥ずかしかったが、
それにもまして「身分がどこにも所属していない」のが
恥ずかしかった。

「大きな夢を持っているんだから、
自信を持っていればいいじゃないか」と思うが、
本文にもあったように、全く勉強していなく、模試でも
後ろから両手両足で数えられる(!)位置にいるのでは
自信もないであろう。

「恥ずかしい」と思う時点で、
「一橋大学に行きたい」と思っている自分の心の中で
偽りを自分を装っているのである。


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代ゼミの夏期講習…

2007-04-22 02:38:42 | 大学受験
大学受験#39

計画通りまじめにやったのは
4月上旬の数日だけである。
5月頃の記憶はバイトしかない。

最初の計画では
午前中から夕方まで図書館の自習室で勉強、
夕方から深夜までバイト。

でも、深夜までアルバイトしていると
当然、翌朝起きられず、
今日は図書館行かないでおこう…
でも、バイトは行かなきゃ…
という流れ。

また、昼ごはんを一旦家に食べに帰ると、
もうめんどくさくて家から出たくない。
夕方のバイトまで、昼寝しよう…
という流れ。

パソコンやらアルバイトやら水泳やら、
勉強よりも楽しい、
刺激的なことが出てきてしまって、
受験勉強やらなくちゃいけないなぁと思いつつ、
何もしない。

疲れた、まだ時間ある、休みの日に一気にする、
と言い訳を自分の中で作りつつ。

でもさすがに夏がやってきたかなという頃
焦りだして、バイトは夏にやめた。

そして、確か記憶が正しければ
母が夏期講習だけでも受ければと言ってくれて
高校時代の友達が浪人時に通っていた
代々木ゼミナールへ来てみた。

県を越えてわざわざ行く。
都会っているのもあるだろうケド、
始めて代々木ゼミナールへ訪れたときは
ビックリした。

1浪のとき通っていた地元のへっぽこ予備校とは違っていた。

ど、土足でいいんですね(笑)!
建物が高層!
エレベータを生徒が使っていいの!?
教室も広くてきれい!
トイレきれい!
エアコン完備!

その中でも最も驚いたのは、
たまたま本屋で買った参考書の著書のいろんな先生が
実際に教えていたということ。

僕が高校時代に出会ってほんとに良かったと
(個人的に)思っている
英語の富田先生が授業をやっているとは
思わなかった。

あの「おも参」は先生の写真が白黒だったので
てっきり冨田先生は「過去の人」であって、
今では現役を退いたおじいちゃんか
もしくは故人(笑)かと勝手に思っていた。

僕は一瞬で代ゼミを好きになってしまった。

(註:僕は代ゼミの回し者ではありません)

授業は(たしか)衛星放送授業で単価ゼミ?を
3コマだけだったと思う。



環境も授業もすばらしかった。

でも、先の入試以降ほとんど勉強していなく
ほぼ忘れかけの頭になってしまった状態で、
予習も復習も怠ってしまい、
生かすことが出来なかった。


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いつの間にか、二浪。

2007-04-21 01:15:32 | 大学受験
大学受験#38

行くところも結局決まらず、
また拠り所のない春がやってきた。

一応、大したものではないが予備校生という「所属」が
去年まではあった。
しかし、この春からは、何もない。
身分を証明するものがない、社会的に「浮いた」存在。

そんな一抹の寂しさと不安が心を襲う。

母に「どうするの?」と言われた。
一応、自分の中ではまた浪人することに揺らぎはなかった。
貧乏な家庭なのでさすがに「また予備校へ行かせてくれ」とは言えないし、
何となく、その必要もないかな、と思った。

結局予備校と言うヤツは大したものでもなかったし、
頭に入ったのは授業じゃなくって、自分で自主的に勉強したこと。

結局昨年ほとんど提出できなかったZ会を利用して
(確か1年間は遅れても採点してくれる)
近所の図書館にでも通って、自宅浪人しようかなと
安易に決定した。

一応2浪目も目標は変わらず「一橋大学」!
2浪目なので見栄を張って、一瞬「東京大学」も考えたが、
社会科2科目を覚える勇気が僕にはなかったので
やめた。

去年は「とりあえず敵を知るだけの年」とだけ
思っていた。
さすがに現場で敵を見てきたから、今年1年かけりゃ
もういけるんじゃないかとまた軽く思っていた。



去年のZ会の教材を使うことにしたが、またしょうもない不安を
感じた。

Z会は、来春の入試に対応した問題を提供している。
もうすでに去年の問題は、古いものになってしまっているのではないか。

また親に頼んで1年間新規でZ会をフルセット契約した。
確か2年目だと安くなるよ!と言うプレゼンを親にしたと思う。

ただのうのうと自宅で浪人生をするのは
何となく後ろめたいので
アルバイトをすることにした。

というか、周りが大学生になって
バイトもしているという話を聞いて、
自分だけこの歳でまだアルバイトをしたことがなかったので
その不安もあった。

今考えれば、そんなことより勉強を心配しろよ、と思う。

勉強や将来のことにうるさい母親も、
「少しくらい自分で稼いだお金を勉強に当てたい」といえば
すんなりオッケーだった。

あ、あれっ?
い、いいんだ…、バイトしても。
予想としては「バイトより勉強しろ!」って言われると思った。

世間体や子供の将来よりも「目先のお金」を優先するんだなと
一瞬、思った。

午前中は図書館で勉強して、夕方から深夜までバイトをする計画にした。

面接へ行って浪人生だと言うと「大丈夫なの?」と心配をされるが、
「いけます!」と言った。

レギュラーでがっつりやるバイトは
それが初めてだったので、緊張した。
でも初めて社会で「仕事」をするので、それが楽しかった。

4月の頭は、なんでも計画をバッチリ立てる、そして出だしで
猛ダッシュをかける僕の性格では、
何とか最初は両立できた。

しかし、初めてのバイトで緊張、毎日深夜まで。
覚えることたくさん、でも楽しい。。。
と思うようになり、何となく勉強よりバイトにウェイトがかかった。



Z会の会員誌に「自宅浪人で運動不足になるので、水泳に行っている」
と言う記事を見て、僕も水泳に行くようになった。

水泳を始めて、俄然健康に興味が出てきて、
学生時代は死ぬほどイヤだったのに、ジョギングをするようになった。
これがすごく楽しかった。
高橋尚子選手が金メダルを取ったせいでもある。

生まれて初めて「学校」というものに
行かなくていい生活をするようになったので、
自分の背中に羽が生えたような気がした。

昼近くに起きて図書館行こうが、
水泳しようが、
門限もなくなって深夜までバイトしようが、
自由になった。

そんなひと時の自由に浮かれて、
一生身を滅ぼす結果になるとは。



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大学受験#37

2007-04-20 00:37:30 | 大学受験



インターネットが普及した現代、
もはやその役割を終えようとしている
「電子郵便」

合格発表は現地の大学へ見に行くほか、
遠方の受験者に配慮して、合格者の受験番号を今のメールで言う
BCCみたいな方法で送信、配送されていた。

今も入試であるのかは知らない。
最近は大学のWebページで発表しているところも多い。
なんだか、形が残らないのは
寂しいね。

ていうか、僕にとってはこの封筒にいい思い出は
全くない!
この封筒のデザイン見るだけで憂鬱になる(笑)

大学受験#37

<本文>

なんにせよ、ダントツ優先順位1位であったプロジェクトが
「失敗」
という結果を正式に突きつけられて
ようやく、あぁプロジェクトはあまりうれしくない結論で
でも一応「終了」したんだなと実感した。

この後も後期日程と言うプロジェクトがあるが、
先のプロジェクトが「ダントツ1位」だったから
もう次のやつは魂が入らない。

感傷に浸っている場合ではなく、後期日程がある。
前期で合格する可能性はほぼないとわかっていながらも、
後期に向けた勉強はほとんどしなかった。

勉強するどころか、受験旅行の計画や準備をするほうばかりに
全力を使ってしまった。

実家から当日入りでもいけそうだったけど、ここは
安全を期して前日入り。

しとしと小雨の降る神戸。
後期は神戸大学。

前日は下見。阪神御影駅から結構狭い山道を市営バスが登っていく。
「コレは、通学大変そうやなぁ…」と、取らぬ狸の皮算用。

ホテルに帰っても勉強せず。
そして、夜の街へ。

次の日、半分酔いながら満員のバスが
山道を行く。

試験会場は古い大きな教室。
味がある。
一橋大学と同じにおいがする。
英語と数学。

何にも勉強していなく、偏差値40台の男が言うせりふではないが、
コレでも前期は一橋大学を受けてきたんだぞ~という、
心なしか、おかしな自信がついてしまって、
そんなに緊張するわけでもなく、手は動いた。

これはほんとに不思議。
やっぱり(太刀打ちできなくても)一度大舞台を経験すると
気持ち的に余裕ができるんだなと
思った。

でも、結局不合格。
あっけなく、浪人1年が終了した。
結果も残らずに。

浪人1年を経て、受験したのは2校だけ。
普通に考えたら、アホである。
しかも、550点くらいで一橋大学と神戸大学
だなんて、どうするの?て感じ。

漠然と「何にもできていない」感が出始めたこの1浪の後半は、
姉が2浪していたこともあり、「親も2浪を許してくれるだろう」と
はっきりは思っていなくても、考えていたと思う。

確かに去年よりは成績は伸びた。
でも、やっていたことは結局基礎の再履修と
基礎固め、、、というかぬかるみが乾いた程度(?)で
まだぐずぐず(???)。
練習も応用も手を出せなかった点で
自分としては達成感も何もなかった気がする。

最も身についたことは「ハイレベルな人たちと同じ空気が吸えた」て
ことか。
でもこれは結構重要なことだと思う。

さて、この春から、どうなるのか…

</本文>

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大学受験#36

2007-04-18 23:23:05 | 大学受験
大学受験#36

何で悲しくないのだろうか?

カタチだけではあるけど、曲がりなりにも
1年間一橋大学という目標を立てて
予備校や自宅で勉強していた。

そのときの記憶。

春からセンター試験までという長い間
ただ一つを目標にしていたのに、何で悲しくないのだろうか。

普通なら、1年間がんばって勉強してきた受験生が
その総決算として志望大学の受験に挑むときは
ものすごいプレッシャーを感じるはずだ。

1年間というプレッシャー。

でも、僕は感じなかった。
1年間目標にしていた「一橋大学(①)」と
実際に試験会場に行って、試験を受けた「一橋大学(②)」は
僕の中では全く別物だった。

①は、ただの空想上のものだった。全然、現実味がない。

東京(←これも知らない)にあるすごい(といわれている)大学……。

行ったことも無い大学。
その大学を受験するようなレベルの受験生の顔を見たことがない。
全く敵の様子がわからない。

そんな漠然とした敵を想像しながら漠然と、でも恐れながら勉強した。

②は、試験を受けに行ったというイメージではなく、
初めての東京旅行、しかも一人でという、
どっちかというと、「楽しいイベントだった。」という印象。

だから、「暗く、きびしい浪人生活(過程)」と
「楽しい旅行(到着点)」が全く結びつかない。
相互は関係のない出来事に思えて、悲しくない。

よくよく考えたら、
1年間もその目標に時間を費やして
たった1度しかないチャンス
しかももう先がないという状況なのに、
不合格を受けて
悲しくもなく、不安にもならなかった
自分がおかしくて仕方ない。

頭のしくみがおかしいのだろうか。

もちろん、満足できるほど
たいした勉強もしていなかったからという
自覚があったから、なのもある。

ほかに何が足らなかったのか。

一度は一橋大学に足を運んでみるべきだったのか。

   来年はあのキャンパスで勉強するぞという
   意識の向上が図れたかも

東大や京大を受験するような人の集まる予備校へ
行くべきだったのか。

   そんな人の授業の受け方、勉強の仕方を
   近くで見て、友達になっておけば
   何か変わったかも
   (そんなレベルの人はこの田舎にはいない)

…。

「ここに行きたい!」とは当然、思った。
想い続けた。強く。

でもそれはただ、
強く想っていたつもりになっていた?
そんなふりをして自分を気休めていた?
そんな気もした。

それは自分の心の深いところでは、はるかに遥かに遠くて
到底手が届かないものと潜在的に思いすぎていて、
近づこうとするキモチに
無意識に制限をかけすぎていたのかもしれない。
「僕なんかが」と。

実際はそんなことないのに。

僕でも(合格するかしないかは別の話)同じ土俵に
立たせてくれる。
戦わせてくれる。
近寄らせてくれた。大接近。てかむしろ校内に入ったし!
受けたし!

世の中にはその土俵に立てないことすら
たくさんあるのに。

立てたことでおなかいっぱい、満足してしまった。


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逃げるように帰った。

2007-04-18 22:17:36 | 大学受験
大学受験#35

試験終了から、答案回収。

回収し終わっても確認などで
すぐには教室から出られない。
確認が終了して教室から出ると、ほかの教室からもほぼ一斉に退出となるので
廊下はパニック状態。

ここですぐ門から出られるわけではない。

一橋大学は(当時)電子郵便の受付は2日目終了後、郵便局員が
直接構内で受付をするのである。
一般的な大学なら、受験申し込み時にできるのに~!
当然、その受付でもものすごい人だかりができている。
これは予想外…

受付を済ませて、やっとこさ門を出る。
もうすでに解答を配っている予備校がいた。

そこから駅まで人の波が続いている。
こ、これはーッ!!

ここを人の波のペースにあわせていっていたのでは、間に合わない。
僕は、駅前の通りと平行して延びている一本奥の道に駆け込んだ。

ここは、人が流れてこない。
ここを猛ダッシュして国立駅に向かった。
でも、国立駅についても、上りの電車には乗れない…
荷物が八王子駅にあるから。

一度、八王子駅に戻らないといけない。

時計と睨めっこしながら、下り電車を待つ。

八王子駅について、ロッカーから荷物を取り出して、
再び駆け足で電車に乗る。

う~ん、かなりの勢いでやばい…
快速に乗っても、ヤバい。
特急とかないのかな?
と、昔鉄道マニアだったときの知識を総動員して、
確か、中央線に特急があったなぁ、、、
山梨とか、松本…あずさ2号!!!
そうだ、あずさとかに乗れば、早くつくんじゃない!??

そう思い立って、立川で一度降りると、うまい具合に
やはり特急あずさがもうすぐ入線のところだった。
これに乗り換えよう!

乗り換え列車なども綿密に調べていたけど、思わぬロスタイムで
予定は狂ってしまった。

一応ぶっつけでわからないけど、とりあえず勘で乗ってしまえ!

もはや受験後の余韻に浸っている場合ではなく、帰りの飛行機に間に合うか、
そればっかり気になった。

新宿で降りたらとりあえずダッシュ!地理もわからないけど、やまかんで
「こっちっぽいにおい!」をかぎつけて、とりあえず走る!乗る!走る!

着いた!羽田!行けるか―――――?

時間は、離陸の5分前。
当然、チェックインできず…
はぁぁぁ~ん…がんばったのにぃ~…

しばらく呆然としていたが、
一人ぼっちの東京で、待っていても
誰も答えを教えてくれるわけではないので
とりあえず考えた。

結局、寝台列車の予約が運よく取れて
事なきを得た。

西へ向かう寝台列車の窓から
過ぎ行く都心の光を眺めながら
「また東京へ来れたらいいなぁ」と思った。



結果は不合格。

全ての教科で「できた!」っていう問題が
一問もなかった。
記述なので余計にそう感じない。

とりあえず何か書けば
部分点がもらえるだろうという出来。
でも4教科全てあわせて10点あるかな?というレベル。

さすがに楽観的な僕でも、
これで合格を予想するほどバカではない。
いや、何かの間違いで
合格していたらいいなぁとは思った。

悲しい、とも思わなかったような気がする。
この先の不安も感じなかったような気がする。

ただ、後期で「神戸へ旅行にいける~♪わくわく」は
思った気がする。


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2年目の、2月25日。

2007-04-17 22:03:15 | 大学受験
大学受験#34

2月25日。
二次試験、初日。

去年の今日は、別の県にいた。
今年は、東京にいる。
一応、曲がりなりにも第一希望としていた大学に
受験することを許されて、ここにいる。

なんだか、感慨深かった。

本格的に寝る体制で寝ていなかったため、寝起きがよくない。
予定していた時間にすっきり起きられなかった。

去年の二次試験でもやった、会場一番乗り到着をやりたかったけど
できそうに無いなぁ。
ゆっくりしようかな。

でも、ここは東京なので、時間に余裕があるように準備しないと
朝の通勤電車がどんなものか想像できないので、ちんたらしていると
到着できない恐れもある。

ホテルで朝ごはんを取る。
レストランにはもうすでに受験生っぽい人が結構いる。
この辺りに泊まっている人は、みんな一橋大学なんだろうか?
頭いいんだろうなぁ。。。

連泊のため、荷物はホテルに置いたまま、出発。
八王子駅から、国立駅まで電車で移動。

国立駅は通過してしまう列車があるので、慎重に…

一橋大学に到着。
敷地内には入ることができた。
しかし試験会場の建物が開くのには
まだまだ時間があって、
野外の建物のヘリに寄り添って座ったり立ったりしていた記憶がある。

澄んだ冷たい空気と
目の中が白飛びするぐらいのまぶしい朝の光が
冬の受験シーズン真っ只中なのを認識させる。

次第に集まってくる受験生。
みんな頭よさそう。。。
いかにもガリ勉ですよ、という風貌のお坊ちゃま。
かといえば、社会に抵抗していると言わんばかりの金髪の奴までいる。
う~ん、どれも頭よさそうに見えて困る。

やっぱり、Z会の冊子だったり、
予備校の「東大コース」と言うテキストを片手に
待っている人もたくさんいる。
み、見せかけじゃぁ~

「試験終わったら、答えあわせ一緒にしような!」
「おい、それは言わない約束だろ!?」

いや~、、、都会チックなしゃべり方しているなぁ。
標準語。
やっぱり、都会の名門高校とか出ている優秀な人ばっかりなんかなぁ…

あ~!!!場違い!
やっぱり完全に場違いだよ!
カス高校出身の田舎モンが
こんなところに来るのがまちがいだったかなァ!?
穴があったら、入りたい。

初日の教科は、忘れた。
もちろん手ごたえなし。
というか、ほとんど白紙。
でたらめでも埋めよう、というデタラメさえ、出てこなかった。

…。

特に何も思わなかった。
悲しいとも、うれしいとも。
何にも勉強してきていないから。
悔しくもなかった。

一日目終了。ホテルに帰り、夜の街へ出た。


二日目。
夜遊びもあってやはり予定の時間には起きなかった。
でも、今日はチェックアウトもしないといけないので
それでも、時間は早い起床だった。

本当は荷物を国立駅のロッカーへ置きたかった。
でも、数が少なそうだったので、きっともう朝には一杯だろうと思った。
なので、八王子駅のロッカーに預けることにした。
これが、あとで失敗したとおもうことになる。

二日目も、試験の感じは初日と同じ。感じたことも同じ。
ただ、何かの縁があればいいなということで、
5円玉をひとつ置いてきた。

全試験終了。
外はもう夕方の色に染まっている。

僕は微かに焦っていた。
というのも、後2時間後には羽田から飛ばないといけない。

受験案内には当日の飛行機で帰るのは無理、とあったが、
徒歩の時間や電車の接続を考えると、まぁ間に合うだろうと思った。


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