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静岡商業高校音楽部ブログ

練習日記2017/05/30

2017-05-30 23:36:47 | 日記

月曜日を休みとしたので、今週は今日から練習です。

先週末に3グループから再編成し直して4グループにして、課題曲の練習をしています。

今度のグループは、パートのバランスも考えずにバラバラにして編成したために、

メロディーなどが一部欠けているケースもありますが、人数が少なくなった分、細かな音が聞こえやすくなっています。

しかし、音程や音形があいまいなものもよくわかります。

そこで、生徒たちにはコンデンススコアを見ながら、自分たちグループの課題を見つけ、それをクリアする練習をして欲しいのですが、

今日は、グループ初日なので、一人ひとりが、自分の楽譜とにらめっこしながら、グループ合奏をしていた様子でした。

今週はしばらく、このグループで活動してもらいます。


練習日記2017/05/28

2017-05-28 21:19:55 | 日記

今日は昨日の練習の続きです。

3つのグループに分けて、課題曲の練習させ、互いに評価をし合い、

グループごとに取り組むべき課題に優先順位をつけて、今日の午前中は、その課題をクリアするための時間にしました。

3つのグループは仮に名称をつけ、A,B,Cとしました。

 

おもしいろいことに、昨日、ランダムに部員を分けたにもかかわらず、それぞれのグループの個性が生まれてきました。

Aはきっちりとしたグループ

Bは少し奥手なグループ

Cは勢いのあるやんちゃなグループ

それぞれが課題をクリアしているか、演奏をして評価してもらい。さらに再修正練習の時間をとりました。

 

今度は、課題曲の練習番号を利用して、「前奏」は全員、「練習番号A」はAグループ、「B」はBグループと3つのグループが順番に練習番号を分担して最後まで演奏させました。

やはり、各グループの個性がでた演奏となり、色々なところで曲がちくはぐな部品の組み合わせになりました。

Aグループから安定して始まった曲が、Bグループでは自信がなさげになり、Cグループではテンポが取れずメトロノームを勢いよく追い越してしまったりしました。その後にAグループが演奏するとAグループまでがテンポが狂ったりしてうまくいきません。

そこで、一つの練習番号の区間を二つのグループで一緒に演奏させました。

組み合わせは、AグループとCグループ・BグループとCグループです。

 

演奏させてみると、いい化学反応が起きました。

AグループとCグループでは、ライバル視しながら曲の主導権を意識した演奏、

BグループとCグループでは、Bグループが思い切りのいい演奏になり、Cグループはテンポを乱さないように少し保守的になった演奏をしました。

結果的に、初めに演奏した時よりも、勢いと面白みのある生きた演奏になったと思います。

各グループともアーティキュレーションや音程や音形に統一感がなく、特にスタッカートの扱いがバラバラなのですが、

一見無駄に思えるこの練習が、やがて統一される曲の思考過程として、とても大切の思えます。

 

旅行も練習も計画の段階が楽しくなければ、本番は楽しいものにならないのです。

 

今日の練習の最後には、A,B,Cの3グループを解体し、新たにA,B,C,Dの4つのグループに編成し直しました。

なるべく、以前のメンバーが偏らず、ばらけるように注意しました。

たった2日間でしたが、旧ブループに少し愛着が生まれてきたようですが、来週一週間は新たなグループでやり直してもらいます。


練習日記2017/06/05

2017-05-27 22:14:17 | 日記

あくまでコンクール批判ではなく、ひとつの考えとしてご覧いただきたい。

昨日書いたように「繰り返し→定着化→再現」というループ練習と、

少し前に書いた「審査で減点されず、コンクールで負けないための練習」には、

いささか限界とつまらなさを感じていて、

選曲もコンクールを意識した、いつも同じようなラインナップにもつまらなさを感じています。

 

コンクールの結果の全責任は指導者にあることを踏まえた上で、

「コンクールの練習も、地元のミニコンサートも、定期演奏会も、どれも創意工夫して作り出したイベントである。」

と考え、日々の練習もこれまたしかり。

 

今日は、部員全員55人を3グループ(それぞれのパートやセクションのバランスを考えてできる限り三等分)をつくり、

それぞれに、グループの取り組む重点課題を中心に、課題曲を練習させ、時間を決めて、全体に披露し、それを他のグループが、

評価するというイベントを行いました。(多くの学校でもやっている練習方法だと思います。)

スコア上の横の関係で同じ動きをしているセクション練習やパート練習は、今までも行なっているのですが、

小編成による練習で相互評価するのは、近年はやっていなかったです。

 

評価は、紙に気になった箇所を批判するかたちで行いました。

その後、各グループで、他のグループからの評価用紙をもとに最優先課題をあげ、

重要度の高い順に、次のグループの練習時に取り組む課題とする。

ここまで、やったところで、活動終了時間となったので、続きは明日にしました。

 

今後の予定では、各グループが優先課題をクリアするために練習し、全体の披露会を再度行い、以前に比べて、

改善された演奏かどうかを相互評価でレビューさせます。

その後、グループを再編成すると同時に、さらに2グループを追加、グループを増やし、構成人数を減らした上で同じことをやらせます。

 

最終的には、低音の人数とクラリネットの人数が9人なので、9グループに分けて同じことをします。(1グループ6人から7人)

少人数にすることによって、一人ひとりの役割が多岐にわたり、足りないパートを補完するなどの工夫をし出すと思います。

9グループによる一連の練習がなされた後は、

全体合奏になります。

相互に評価し合い、グループ再編を行うと、ある程度、自分たち(または自分)に欠けていることはなにかが見えてくるのかもしれません。


練習日記2017/05/26

2017-05-26 21:18:52 | 日記
このブログは、日々の練習の記録として書いています。後になって読み返すと、どんな練習をしてきたかがわかると同時に、のちになって更に質の良い練習を創造していくための記録でもあります。

今日の練習は低音グループとパーカッションの合奏でした。
・低音グループは音の強弱や大きさ、長さはあまり考えず安定した音で演奏する。スタッカートを意識せずに響きを無理矢理止めずに演奏する。
・パーカッションはカウントを声に出して絶えることのないリズムの中で演奏するタイミングを合わせていく。
これをひたすら繰り返しました。

今日の練習を通して感じたことは、
従来の練習方法の「繰り返し練習→定着化→再現」では何かが足りないと感じました。
つまるところは、指導者が自分の言う通りにさせたいだけなのかもしれません。
生徒の演奏に何か足りないのは、自分で考えることです。

言われたことを「繰り返し練習→定着化→再現」するだけは楽しくないと思います。

もちろん、専門家の適切なアドバイスや直接的な指導は必要だと思いますが、それに終始するようでは、あまりにも盲信し過ぎではないでしょうか?その前に自分たちで勉強し、練習方法を考え、いろいろやってみる楽しみが必要です。

コンクールに勝つと言う目的だけでは、日々の練習は面白くないです。
当然、指導者として、コンクールの結果には全ての責任があります。練習にも結果にもワクワク期待できるようなことを考え、生徒に仕掛けていきたいと思います。

練習日記2017/05/25

2017-05-25 20:06:56 | 日記
中間テストが終わり、練習を再開しました。
課題曲スケルツァンドの合奏をしましたが、
最初の4小節にかなりの時間をかけましたが、思い通りにならず、明日に繰り越しです。
2小節目の終わりから3小節目にかけてのコードが取りづらくクラリネットが厳しいです。
この先もさらなる難関が予想されます。
次は、低音グループ合奏で、音階移行のコードの動きを合わせる練習をする予定です。
うちの低音楽器グループはつい速い息で吹くあまり、力んで響きが薄くなる傾向が強く見られるようです。音程のしっかり取れた響き豊かな音を目指します。