日本の外貨準備高は11月現在で1兆3047億6300万ドルとなっていますが、ロイター通信によりますと、米連邦準備理事会傘下のニューヨーク連銀が29日発表したデータで、FRBは通貨スワップ協定に基づき、12月28日までの1週間に外国中央銀行に対して423億6000万ドルを供給したと報じています。
このうち330億ドルは欧州中央銀行(ECB)向けで期間は14日で金利は0.57%。スイス国立銀行(SNB)にも3億2000万ドルを供給し、期間は14日、金利は0.57%。
そして90億4000万ドルは日銀向けで、期間は15日、金利は0.58%となっており、日銀は最高金利で借入れているのです。
何故、日銀がニューヨーク連銀から借入れしなければならないのでしょうか?
日銀は1兆ドルを超えるドルをニューヨーク連銀に預けているはずで、にもかかわらず90億ドルを中央銀行としては最高利息で借り入れているのです。
しかもこの利息でニューヨーク連銀から借り入れてヨーロッパ中央銀行に貸すことになれば逆ざやになり、事実上不可能となります。
日本の外貨準備高にいったい何がおこっているのでしょうか?