しばらくご無沙汰していましたが、イングランド・プレミアリーグ第33節。毎シーズン注目の「タイン・ウェア・ダービー」は13位ニューカッスルホームでの一戦！昨年10月21日、第8節のウェア・タイン・ダービーは1－1で激闘ドローだったんですが、今節の結果は何とアウェイのサンダーランドが3－0で快勝！
オニール監督解任後、就任したディ・カーニオ監督は2試合目で待望の初勝利をおさめたんですが、ゴールシーンのリアクションが激しすぎて面白かったっすねー（爆）やはり降格ゾーン近くの17位まで順位を下げていたサンダーランドの危機感が勝ったようにも見えました。一方のニューカッスルは勝ち点3積み上げれば、残留に一歩前進しただけに手痛い敗戦。ヨーロッパ・リーグでベンフィカに惜敗した影響（日程的なものも含めて）も多少はあったのかもしれません。
2013/4/13（土）12時キックオフ【主審】ハワード・ウェブ【入場者数】52,355人【天候】晴れ【得点】27分 FW28セセニョン（サンダーランド）、74分 MF21アダム・ジョンソン（サンダーランド）、82分 MF15ヴォーン（サンダーランド）
ホームのニューカッスルの布陣は4－2－3－1。1トップはFW9パピス・シセ、3シャドーは左からFW11グフラン、MF7シソコ、MF22マールヴォー。ダブルボランチはMF24ティオテ＆MF4カバイェ（キャプテン）。DFラインは左からDF18グティエレス、DF13ヤンガ＝エムビア、DF27スティーブン・テイラー、DF26ドビュシー、GK1クルル。DF2コロッチーニ、DF3サントンなどがケガで離脱も、ベンチにはFW10ベン・アルファが復帰は大きいか。
アウェイのサンダーランドの布陣は4－4－2。2トップはFW9グラハム＆FW28セセニョン。中盤4枚は左からMF23マクリーン、MF7ラーション、MF4ヌディアイエ、MF21アダム・ジョンソン。DFラインは左からDF3ローズ、DF16オシェイ（キャプテン）、DF24クエジャール、DF2バーズリー、GK22ミニョレ。こちらもFW26フレッチャーがケガで戦線離脱は痛い。
前半は、前節のチェルシー戦から前線への激しいプレスをかけるアウェイのサンダーランドペースか。10分前後にはニューカッスルが攻勢を強めましたが、バイタルでサンダーランドDFがブロック。攻守の切り替えが速いのがプレミア特有ですが、ここまでは意外とフェアな内容。球際で若干優っているのはサンダーランドか。
一進一退の中で試合が動いたのは26分！DF18グティエレスがカットインして右SBのDF26ドビュシーにパスしようとしたところ、MF23マクリーンがカット！これを少し持ち込んで→FW28セセニョンがカットインしつつPAアーク付近から右足一閃！これがGK1クルルの手をかすめるとゴール左隅に吸い込まれて、サンダーランドが先制！この先制点は本当に大きかったですね。
しかーーしニューカッスルも直後に決定機！MF22マールヴォーの左足浮き球縦パス→DFラインの裏に抜けたFW9パピス・シセがシュートもGK22ミニョレが身体を張ってコーナーに逃れました。さらに29分、左サイドからMF7シソコ→MF4カバイェ→DF18グティエレス→シソコが折り返してFW9パピス・シセが左足シュートもGK22ミニョレがセーブ！
一方のサンダーランドは39分にカウンター発動！MF4カバイェからボール奪取したMF7ラーションがドリブル突進して→左サイドを上がったFW28セセニョンが粘って左CKをゲット！MF7ラーションのインスイングに何とどフリーで飛び込んで、ドンピシャヘッドで合わせたのはDF24クエジャール！でしたが、ここはGK1クルルがなんとかセーブ。
前半ロスタイムにはニューカッスルの波状攻撃が続きましたが、サンダーランドがなんとか凌いで前半終了。DF27スティーブン・テイラーとGK22ミニョレが接触した場面では、両チームとも一触即発状態になりかけましたが、徐々にダービーらしいテンションになってきましたねー。
後半に入ると、まず動いたのはニューカッスルベンチ。左サイドのFW11グフランを下げてFW23ショラ・アメオビを投入！MF7シソコを左SHに移して4－4－2にシフトしたようです。これに対抗してかサンダーランドは9分、右SBのDF2バーズリー（負傷したようですね）を下げてDF14コルバックを投入！そのまま右SBに入りましたね。ところが今度はニューカッスルにもアクシデント発生！
9分、MF21アダム・ジョンソンの左足FKをセーブしようとしてジャンプしたGK1クルルが右肩から着地して負傷交代ｗｗ。急遽、GK21エリオットが投入されました。せっかく負傷から復帰したばかりだったクルルがまたしても離脱は痛すぎ。
しかーーし、決定機はニューカッスルに到来！15分、右サイドでFW28セセニョンがDF18グティエレスを倒してFK献上。MF22マールヴォーの左足FKからPA中央のMF7シソコが右足で逸らすと→FW9パピス・シセがゴール左隅からねじ込んで同点弾！？かと思われましたが、何とFW9パピス・シセがオフサイドの判定ｗｗ。リプレイで見ると完全にオンサイドだったので、幻のゴールとなってしまいましたが、結果的にこの同点弾がなかったのがサンダーランドにとってラッキーだったか。生中継の英語解説者はオフサイドと言ってましたが、リプレイを見るとDF24クエジャールが残っていて完全にオンサイドでしたね（笑）
ここでニューカッスルはMF4カバイェを下げてFW10ベン・アルファを投入！MF7シソコをトップ下に移して4－1－3－2にシフトしたか。対するサンダーランドはMF23マクリーンを下げてMF15ヴォーンを投入！MF7ラーションを左SHに上げました。結果的にこれがあたった格好になりました。さらにDF24クエジャールを下げてDF18マンガーネを投入。
すると追加点を決めたのはサンダーランド！28分、中盤でMF7ラーション→右サイドのMF21アダム・ジョンソンがカットインして強引に左足一閃すると、GK21エリオットの右手をかすめての豪快ミドル弾が決まって2－0！このゴールも素晴らしいシュートでしたね。34分には、右サイドからMF4ヌディアイエ→MF21ジョンソン→FW28セセニョン→MF4ヌディアイエがPA右深いところから右足シュートもGK21エリオットがクリア。
ここでダメ押しの3点目を決めたのはまたしてもサンダーランド！36分、ショートカウンターからMF7ラーション→FW28セセニョンが中央にカットインすると左サイドに流れた→MF15ヴォーンがPA左から左足一閃！これがゴール右上に突き刺さるこちらもスーパーなシュートが決めって勝負あり。ロスタイムは何と6分！と非常に長かったですが、ニューカッスルの反撃を押さえての勝ち点3は非常にデカイ！ただ、まだ非常に厳しい残留争いは続きますので、なんとかここから反転攻勢で大脱出してほしいところ。
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