昨日、東京国際ミネラルフェアが無事閉幕しました。
石好きの皆様、素敵な石達に沢山出逢えたでしょうか?
さて、本日は戦利品紹介の二日目です。
二日目にして最後になります。
『アフガナイト(和名:アフガン石)』
アフガニスタン・バダフシャン州産
(1968年発見、命名された)
カット済みのルースタイプになります。
ブラックライトで中央部分がわずかにピンク色に蛍光します。

目にも鮮やかな瑠璃色が美しいです。
さすがラピスラズリを構成する鉱物の一つだけはありますね。
母岩付きタイプは以前入手済みですが、
より美麗さを求めるとなかなか出逢えないものです。
次は透明度の高いアフガナイトがゲットしたいです。
ちなみにお値段は今回購入した中で断トツでした。
そしてこの日、最後に購入した石でもあります。
二つ目はこちら
お店の方が全く日本語がダメらしく
(それでも最後につたない日本語で「アリガト」と言ってくれました)
おまけに石のラベルが手書き!(NaFという文字だけがハッキリ読み取れました)
達筆な英語に所々しか読むことができず(英語力がないものですから)
その場でスマホで調べてどうにか石の名前が判明しました。
『Villiaumite~ビリオマイト~(和名:ヴィヨーム石orビリオム石)』
ロシア・コラ半島産
ネットによる詳細は以下の通り
ナトリウムとフッ素のみで構成された岩塩より水に溶けやすい鉱物。
成分は単純だが珍しい部類に入る。
フッ化ナトリウムは本来無色透明だが放射線の影響により赤く変色している。
20世紀初め、赤道ギニアの首都コナクリ沖合のロス諸島にて発見。
鉱物名は発見者であるフランス植民地軍の砲兵隊将校であり、
冒険家のシャルル・マキシム・ヴィヨームにちなみ1908年に命名された。
本来は『ヴィヨーム石』が正しいのだが、日本人が間違った読み方をしてしまったため、『ビリオム石』で定着してしまった。
フッ化ナトリウムはハロゲン鉱物で、
塩化ナトリウムからなる岩塩やフッ化カルシウムからなる蛍石(フローライト)とよく似た性質を持つ。
アルカリ成分に富む溶岩中に生成する鉱物だが、産地は世界で10か所足らず。
また、ヴィヨーム石はモース硬度や劈開性が塩の結晶と同じ。
指で直接触れた部分から湿気で溶けてくる可能性もあることから、取り扱いには要注意。
有毒性もある。乾燥剤を敷き詰めた密閉瓶にて保存が望ましい。

ガーネット、あるいはジルコンのような深い赤が美しい逸品です。

透明度が高く、カットすれば宝石にもなりそう。
ただ、ネットでの詳細を読む限りでは、加工には向かない石みたいです。
それと有毒性があるので、直接触るのもどうかと思いました。
実際の売り場では、結構無造作に転がっていたので、
触ったりするとそこから湿気を帯びて溶けてしまう繊細な石だとは
予想外でした。というか、そんな石を紙箱やプラスチックケースに入れずに
販売しているのもどうよって話なんですが(苦笑)。
私が初めて見るというだけで、特に新種という位置づけでもないらしいですね。
シリカゲル沢山入手して、密閉瓶の中で大切に保管したいと思います。
本日で戦利品の紹介がラストとなります。
そしてブログを通じても最後となります。
もうご存じかとは思いますが、長年愛用してきたこちらのブログが
今年11月に閉鎖され、残念ながら10月のミネラルフェアの記事は掲載できなくなりました。
(ブログ更新は9月まで)
私にとってブログは備忘録のようなもの。
他に引っ越しして継続するのか、あるいはこちらの閉鎖と同時に終了するのか
なんとも悩ましいところです。
もし引っ越しするとすれば、はてなブログさんあたりかなぁ、と。
内容も純粋に鉱物関係に絞ろうかと。
まあ、そうなると更新する記事がほとんど無くなってしまうので
こちらも思案中ですね。
わずかながらもこのブログでの天然石更新を楽しみにしていただいた皆様には今回が最後のご紹介となります。
ブログ自体は閉鎖されるまで公開しておりますので、
良かったらまた足をお運びいただければ嬉しい限りです