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花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~キャンドルクォーツ~

2011年12月21日 | 天然石標本
先週に引き続き戦利品第四弾をご紹介したいと思います。
今日ご紹介するのは、ヒマラヤ産のキャンドルクォーツです。


『Candle quartz』
 ヒマラヤ産





画像はクラスター(群晶)タイプ
ちなみにネットの説明よると
キャンドルクォーツとは
別名マウンテンクォーツ、
パイナップルクォーツとも呼ばれ
大きい水晶を小さな水晶が取り囲んで
ろうそくのろうが垂れているような
形状に見えることが特徴だそうです。
特にマダガスカル産のものが有名とか。


そう考えると私が購入したのは
純粋なキャンドルクォーツというより
むしろミルキークォーツに近いような気がします。
色も擦りガラスの淡い乳白色。
掌に乗るサイズで、端整な感じに心惹かれました。


購入したのはいつも最後に訪れる
第二会場のパワーストーンのお店でした。
大抵、第一会場を回るだけで
体力もお金も底を尽きてしまって
第二会場へはもっぱら消化するためという
感じなんですが、たまに掘り出しものがあったりします。
このキャンドルクォーツもその一つ。





光の加減で少し虹色がかったところも。
ヒマラヤ産水晶は近年出回り始めたばかりの鉱物だそうです。





反対から見るとこんな感じに。
水晶に関する詳細は過去ブログを
ご参照下さい。





今回で今年最後のブログ更新となります。
一年間ご愛読ありがとうございました。
今年は東北で未曾有の震災があったり
福島は未だ原発の影響に苦しんでいたりと
本当に辛酸な一年だったと思います。



そんな中、少しでもこのブログを読まれることで
楽しんでいただけたり
癒されていただけたらなぁと思っています。
これからもマイペースで、のんびりまったりと
がんばっていきたいです。

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天然石標本~輝安鉱とムーカイト~

2011年12月16日 | 天然石標本
今週最後にご紹介するのは
輝安鉱(きあんこう)――スティブナイトと
ムーカイトの二種類。
どちらもずっと以前から欲しかった石だったので
今回手に入ってすごく嬉しかった品です。

まず最初は輝安鉱からご紹介します。



ネット等による説明は以下のとおり。

希少な金属アンチモンを含むため
別名『antimonite』(アンチモナイト)とも。
柱状から針状の結晶をなす。
かつては愛媛県西条市市ノ川(いちのがわ)鉱山から、
大きさ美しさとも世界的に有名な輝安鉱が産出されたが
その多くは海外に流失した。
ちなみにこの鉱山は現在閉山している。


『stibnite』
 中国産






メタリックな銀色の光沢がとても綺麗です。
サイズはかなり小さめで3~4cmあるかどうか。
同じ輝安鉱でもこちらは針状の複雑な結晶タイプ。
日本刀のようにまっすぐのびた美しさを持つ輝安鉱と
どちらにしようかちょっぴり迷いましたが
今回はこちらを購入してみました。





反対側から見るとこんな感じに。
結晶の複雑さがいっそうよくわかります。
後日知ったのですが、輝安鉱は保存が難しく
年月とともに黒く錆びてしまうのだとか。


購入したのは中国産の蛍石と同じお店。
非常に壊れやすく、少し触れただけで
パラパラと銀色の粉が落ちてきます。
店の人が何重にも綿と緩衝用チラシで
包んでくれました。
その際、中国語で色々と説明してくれたんですが
恐らく取り扱いについてアドバイスしてくれたんでしょうね(笑)


二つ目に紹介するのは赤い色が鮮やかなムーカイトです。


ムーカイトまたの名をモッカイトともいい
主にオーストラリアで産出される
(レッド)ジャスパー(碧玉)を指します。


ネット等による説明は以下のとおり。


別名オーストラリアン・ジャスパー。
オーストラリアでのみ採取されるジャスパー(碧玉)のこと。
オーストラリアの原住民アボリジニが
雨乞いや儀式に使用した石で
「雨を呼ぶ石」「大地の石」とも呼ばれる。
また、古代ペルーでは魔よけとしても用いられていた。
ちなみにジャスパー(碧玉)とは
微細な石英の結晶が集まってできた鉱物のこと。
酸化鉄や水酸化鉄などの不純物が混入しているため
不透明で、不純物により様々な色や模様がある。


『mookite』
オーストラリア産





赤から金茶色へのグラデーションが
とても美しいです。
これも一種のピクチャードジャスパーと言えるのかも。


ピクチャードジャスパーについては
過去ブログ2011年1月20日の『着物の柄模様』を
ご参考いただければ。





裏から見た画像です。
基本的にジャスパーの価格は
比較的安いものが多いですが
このムーカイトだけは
若干お高め。
なのでこちらもそこそこのお値段でした(苦笑)


それでは来週は最後の戦利品のご紹介となります。
今年の最後を飾るのはクリスマスシーズンに
相応しいヒマラヤ産のキャンドルクォーツです。
ミルキーな白さがとても美麗な一品。
ぜひともお楽しみに~♪

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天然石標本~トムソン沸石~

2011年12月15日 | 天然石標本
天然石をご紹介するのも今日が三回目です。
今回ご紹介するのは
とても変わった形のトムソン沸石です。
最初見た瞬間、オーケナイト(オーケン石。別名ラビット・テールとも)
かと思いました。


ネット等による説明は以下のとおり。

名前の由来は、1820年にこの鉱物を初めて
分析、発表したイギリスの化学者T.Thompsonに由来。
20以上もの別名を持つと言われるほど
多様な形態で見つかるため、
鑑定が難しい鉱物の一つと言われている。
沸石の一種で、斜方柱状の結晶をなし
それらが放射状集合をすることが多い鉱物。
針状結晶が放射状に集合して球体となったものや
板状、刃状、まれに柱状の結晶としても産出。



『Thomsonite』
 Aurangabad,Maharashtra,India産





モコモコっとした感じが
お茶目で可愛いです♪
オーケン石のように柔らかそうに見えますが
実際触るとしっかりと硬い感触。
なので取り扱いも俄然こちらの方が楽です(笑)





反対側から見るとこんな感じです。
うっすらとオレンジがかっているのが
わかるでしょうか?





ズームアップするとこんな感じに。
やっぱり見た目は綿のかたまりみたいですよね?
沸石は基本的にインド産のものが多いみたいです。


ちなみにオーケン石については
2010年9月2日のブログをご参照下さい。


明日は輝安鉱と色の鮮やかなムーカイトを
ご紹介したいと思います。
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天然石標本~蛍石のゼリー&いちごみるくのトルマリン~

2011年12月14日 | 天然石標本
昨日に引き続き、今日は戦利品第二弾を
ご紹介したいと思います。


一つ目は、過去に何度も登場した
フローライト――蛍石です。
最近、中国で産出され始めた
非常に透明度の高いペールグリーンのものです。


『Fluorite』
 中国産





もはや石とは思えないぷるるんとした感じ♪
お皿にのせて出されたら
間違って口にしてしまいそうです(笑)





ズームアップするとこんな感じに。
しっかりと蛍石の特徴である
立方体結晶がわかります。






こちらも同じ中国産ですが
若干、透明度は低いです。
かわりに色がとても綺麗。





ズームアップした画像です。
購入した先のおじさんも
ゼリーみたいでしょ?と
紹介してくれました♪
やっぱりお菓子みたいに見えるんですね~!


二つ目にご紹介するのは
初登場、いちごみるく色のトルマリンです。


『tourmaline』
 産出地不明


和名は電気石。結晶を熱すると電気を帯びるため
こう呼ばれているのだとか。
書籍による説明は以下のとおり。


トルマリンは結晶の両端それぞれが+と-に帯電する。
複雑な科学組成を多く持ち、現在は10種類。(13種類という説も)
色により固有の宝石名を持つ。
緑色(バーデライト)赤色(ルベライト)
赤紫色(シベライト)青色(インゴライト)
黒色(ショール)無色(アクロアイト)。
他『クロム・トルマリン』(エメラルドの鮮やかさ)など。
特に銅を発色しているトルマリンはブラジルパライバ州から発見され
『パライバ・トルマリン』と名付けられ、
その鮮やかさから「ネオン・カラー」とも呼ばれる。
トルマリンの電気的性質に気づいたのはアムステルダムの宝石商人。
この石を刻みタバコの灰を吸い取るのに使い、
アッシェントレッカー(灰を吸い付けるもの)と呼んだ。
宝石名としてはセイロン島のシンハラ語からトルマリ『Turmali』に。
ちなみに10月の誕生石でもある。





学術的説明はともかく
色といい形といいメチャメチャ可愛いです♪
ほんと美味しそう~!





横から見るとこんな感じに。
ピンク色の原因はマンガンを含むため。
淡いピンクタイプをピンク・トルマリン
赤から濃いピンクをルベライト(rubellite)
赤から赤紫をシベライト(siberite)と呼ぶとか。





反対側から見るとこんな感じです。
白い母岩は不透明な石英でしょうか。
産出地は不明ですが
恐らくブラジル産じゃないかなぁ?と想像しています(笑)


このピンクトルマリンは昨日紹介した
スターマイカと同じお店で購入しました。


それでは明日は変り種のトムソン沸石を
ご紹介したいと思います。



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天然石標本~水晶キャンドルつきスターマイカ~

2011年12月13日 | 天然石標本
すっかりご無沙汰しております。
先月は全く更新がなかったので
丸ひと月ぶりのブログでしょうか。
全然更新がなかったにもかかわらず
何故か訪問者と閲覧数が増えていて
ちょっと驚いている晴高万里です(苦笑)。


さて今年も恒例の12月9日から12日まで開催された
池袋ミネラルショーに行って来ました~!
例年同様、初日開始前から長蛇の列。
今年は去年に比べ、若干男性の方が
多かったような気がします。


今回は入場開始の列に並んでいると
フジテレビの取材が入り
もしかしてちょっぴり
カメラに映ってしまったかも!?と
少々おっかなビックリ
(仕事を休んで参加しているものですから・汗)
白いスーツの綺麗な女子アナさんが
出展者の外国人の方々に色々とインタビューしてました。
恐らく夕方のローカルニュースで
流れたんじゃないでしょうかね…?


それはともかく今日からしばらく
幾つか天然石の戦利品をご紹介したいと思いますので
よろしくおつきあいのほどを。


まずトップバッターは
以前ブログにも登場しました
『スターマイカ』です。
(2010年11月2日のブログ参照)
しかも今回のスターマイカは
とびきりの一品です!
スターマイカ自体は既に二つほど
持っているのですが
これは今までにないとてもユニークな形です。


『Starmica』
 ブラジル産





中央に水晶のキャンドルを持つ
とても可愛らしいスターマイカなんです♪
まさに一目惚れ~♪(うっとり)
上記画像は星の結晶がわかるように
やや斜めから撮りました。





反対側からズームアップすると
こんな感じに。
中央に六角柱状の水晶が
ちょこんとあるのがわかるかと。
まるで誕生日ケーキみたい♪
実際にこんなケーキが売っていたら
絶対に買います!





ちなみにスターマイカに関する詳細は
過去ブログをご参考下さい。


実はこのスターマイカ
それは大事に家まで持ち帰ったというのに
袋から出す瞬間、うっかり床に落として
転がしてしまいまして(泣)
幸い星型の薄い結晶部分は壊れずにすみましたが
雲母はとにかく取り扱い要注意の石なので
ほんのわずかな衝撃が命取りです。
絶対に気をつけないといけません!
反省しきりでした。


それでは明日は中国産の
ぷるるんと瑞々しい蛍石と
いちごみるく色のトルマリンを
ご紹介したいと思います。
ぜひともお楽しみに~♪
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