goo blog サービス終了のお知らせ 

花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~バイカラーのリチア電気石~

2013年01月10日 | 天然石標本
昨日のブログでは金曜日更新と書きましたが
その前にこちらの石をご紹介したいと思います。
バイカラー(二色)のリチア電気石です。


『Elbaite』
(和名:リチア電気石)


リチア電気石に関する書籍及びネット等の詳細は以下の通り


リチア電気石とは電気石=トルマリンの一種。
特にリチウムを多く含むものを指す。
緑色が基本だが他に赤、青、ピンク、黄色など様々な色を示し
2色から多色に及ぶグラデーションを持ったものまで色彩鮮やか。
トルマリンの名前は主要産地スリランカの言葉である
シンハラ語の「turamali(宝石の砂礫)」に因んでいるが、
エルバイトの名前はこのトルマリンが最初に発見された
イタリアのエルバ島に因んでいる。


また、トルマリンとは結晶の両端それぞれが
+と-に帯電するため電気石の和名を持つ。
複雑な科学組成を多く持ち、現在は10種類。
色により固有の宝石名を持つ。
緑色(バーデライト)赤色(ルベライト)
赤紫色(シベライト)青色(インゴライト)
黒色(ショール)無色(アクロアイト)。
『クロム・トルマリン』(エメラルドの鮮やかさ)。
銅を発色しているトルマリンはブラジルパライバ州から発見され
『パライバ・トルマリン』と名付けられ、
その鮮やかさから「ネオン・カラー」とも呼ばれる。
トルマリンの電気的性質に気づいたのはアムステルダムの宝石商人、
この石を刻みタバコの灰を吸い取るのに使い、
アッシェントレッカー(灰を吸い付けるもの)と呼んだ。
宝石名としてはセイロンに習いトルマリTurmaliに。

キャッツアイ変種やパーティ・カラード変種は各色に見られる。
2色はバイカラー、3色はトリ・カラーと呼ぶ。
特に『ウォーターメロン・トルマリン』
(周囲が緑色で中心部がピンク色。西瓜という意味)の
バイカラー・トルマリンは有名。






真っ白な石英の母岩に少し太めのリチア電気石が
二つくっついています。
後日知ったんですが、母岩付き標本は結構珍しいみたいですね。
購入したのは赤と青のスピネルを買ったお店と同じ。
実は店頭で最初に目についたのがこの石。
リチア電気石の標本は以前から一つぐらいは欲しいなと
思っていたのですが
意外と値が張るのでずっと手を出し損ねていました。
今回こんな端整な標本が手に入って非常に満足です♪
ただ産出地が表示されていなかったのが唯一残念。
スピネルと一緒だとすると
恐らくはアフガニスタン産でしょうか?
(お店の方もアラブ系でしたし)






やや斜め上から見るとこんな感じに







ひっくり返すとこんな感じになります。


ちなみにバイカラーというのは
草色の明るい部分と暗い部分の
二層に分かれていることを指します。
純粋なバイカラーというよりは
グラデーションに近いのかな?


それでは次回更新は明日金曜日になります。
最後の戦利品のご紹介になります。
その次は恐らく6月の新宿ショーが終わった頃でしょうか。
その前に石友さんと天然石のお店巡りが
できるかもしれませんので
その際にはまた何がしかアップできたらと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする