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青瑛のハンドメイド作品紹介

宝石のお話〜ブルートパーズ〜

2021-08-30 11:14:00 | 宝石の話
宝石のお話〜ブルートパーズ〜

ブルートパーズ
Blue Topaz
鉱物種:トパーズ
硬度:8


 トパーズは11月の誕生石です。
カラーバリエーション豊富で、その中で無色のトパーズは大量に産出されます。
放射線照射によって人工的に青色をつけることが可能となり、
現在市場に溢れているブルートパーズのほとんどは放射線照射処理が施されています。

 また、青色の濃淡も調整することが出来ます。
青色が淡いものから順に、
スカイブルートパーズ、
スイスブルートパーズ、
ロンドンブルートパーズ、
とよばれます。
青色が濃くなるほどお値段も上がります。






 人工的着色といわれればそうですが、比較的安価で楽しめる、
とっても綺麗でバリエーションに富んだブルー色の宝石となっております。
きっと自分好みの青さに出会えるはずです。


宝石の硬度と劈開のお話

2021-08-29 11:14:00 | アクセサリーの話
〜モース硬度と劈開性〜

 ダイヤモンドは宝石の王様、もっとも硬い宝石、と世間では言われています。
ダイヤモンドのモース硬度は最高の10、確かにトップクラスです。

 でもこのモース硬度とは何なのでしょうか?
私は石そのものの硬さだとずっと思っていましたが、正解はひっかきキズのつきにくさ、ひっかきに対する強さです。
 なので、トンカチ等で勢いよくゴチン!と衝撃を与えたらダイヤだってキズついてしまうそうです。ダイヤをキズつけられるものはダイヤだけだと思っていましたが。勿体なさすぎて実験はしたことありません。
 ちなみにプラチナは硬度4、ゴールドは硬度2.5です。意外にもひっかきキズには強くない?


 硬度が高い宝石は、全部ジュエリーとして適しているか、といえばそうでもありません。劈開のあるなし、強弱も重要ポイントです。

 劈開は、宝石の結晶に対して、一定の方向に割れやすい性質をあらわします。
結晶に対して、縦に割れやすい、横に割れやすい、などです。
 劈開がない宝石もあります。ルビー、サファイアのコランダムが有名ですね。
 ダイヤモンドは四方向に劈開を持ちます。でもその劈開を上手く利用してカットしたのが、ダイヤモンドのカットでおなじみ、ブリリアントカットなのです。




 ダイヤモンドやエメラルドなどに同じカットが多いのは、劈開性を上手く利用してカットした結果だと言えます。
 カットされたジュエリーは割れやすい方向に既にカット済みと言えますが、やっぱり丁重に扱いましょう。


 綺麗で硬度が高くても劈開の方向が多い、また強すぎたりすると、
職人がカット出来ない、身につけるジュエリーには不向き、
となり、ジュエリーショップに並ばない宝石もあります。
美しいけれど劈開の強い希少石、ユークレースが有名ですね。


宝石のお話〜ダイオプサイド〜

2021-08-25 11:14:00 | 宝石の話

ダイオプサイド

Diopside

鉱物種:ダイオプサイド

硬度:5


 エメラルドのような濃い緑の宝石です。

大きいものもあり、そしてお値段お安めで嬉しい宝石です。

含まれてるクロムが綺麗な緑色を作り出しています。緑が濃すぎて黒っぽく見えるものもあります。






 複屈折率が高いので、ギリシャ語で「2つの見え方」という意味のダイオプサイドと名付けられたそうです。

硬度5で劈開性が強いので、取り扱いには注意してください。





宝石のお話〜タンザナイト〜

2021-08-23 11:14:00 | 宝石の話

タンザナイト
Tanzanite
鉱物種:ゾイサイト
硬度:6

 1960年代、わりと最近タンザニアで発見された、青色のゾイサイトです。
紫がかった青色という、サファイアとは違う綺麗な色をしています。
「タンザニアの夜の色〜タンザナイト〜」とティファニーに命名、プロデュースされ、人気となった宝石です。






宝石は古代から続く歴史あるものだと思っていましたが、最近新しい宝石が発見されるということもあると知って、びっくりです。
いつからかジュエリーショップに並ぶようになり、いつのまにか12月の誕生石にノミネートされています。

 とても綺麗な色なので、12月生まれの方、そうでない方にも、ぜひ一度手に取って眺めて頂きたいです。

マルシェル 作品出品ページ⠀
https://marchel.goo.ne.jp/seiei



宝石のお話〜ゾイサイト〜

2021-08-22 11:14:00 | 宝石の話
宝石のお話〜ゾイサイト〜

ゾイサイト
Zoisite
鉱物種:ゾイサイト
硬度:6

 1805年にオーストリアで発見された鉱物です。
鉱物コレクターのジグムント・ゾイス氏にちなんで名付けられました。
綺麗な青紫のものはタンザナイトと呼ばれ、人気があります。

 青色が薄いもの、緑色のもの、青や緑が混ざったものがゾイサイトとなります。
ピンク色で不透明なものはチューライトとなります。
また、茶色のゾイサイトを加熱すると青色に変化し、タンザナイトになります。






 タンザナイトにはなれなくても、ゾイサイトはゾイサイトで魅力があると思います!
ただ、硬度が6と低めで欠けやすいので注意が必要です。
 
マルシェル 作品出品ページ⠀
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