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今回は完全なる独り言なので、適当にスルーしてください。
日本は宗教と政治が完全に切り離された政教分離を果たしている国家ですが、
他国から見ると、まるで信仰心の無い無宗教に見えたり節操が無いように見えるようです。
しかし、日本人はどの民族にも負けない程の深い宗教感情と深い信仰心を持っており、
それは過去の歴史を見ても、外国から入ってきた物、技術、思想などの大原則を変えず、
合うようにアレンジして自分達のものにして世に広めてきた懐の深さを持ち合わせています。
それは、過去から日本、日本人自らが多くの血を流して学んだ結果であって
「宗教的感情で政治が左右されてはいけない」
「自身の信仰のみを正義とし、それを押し付ける事の愚かさ」を学んだからです。
今の日本ほど、宗教と政治が分離された国家はないと思います。
恐らく根底にある原理原則は
「あらゆる政治思想は、宗教に左右されてはいけない」
「あらゆる宗教思想は、政治に左右されてはいけない」
となるのだと思います。
見回してみますと、神社界は「天皇陛下の退位」「政権政党」「憲法改正」で揺れ動いているように感じます。
「天皇陛下の元首化」であったり、「国家神道復活」であったり様々な主張を色々な神社の
神域内(鳥居の向こう)で見ることがあります。
しかし、その主張が「宗教的にどう正しいのか」と言う部分が決定的に抜け落ちているように思えます。
今のままの主張を続けていたら、印象操作等で権力者に都合よく利用されるだけになりかねないと
思えてなりません。
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仰るように、社務所に行くと自民党系のパンフであったり
日本会議系のパンフが置いてあったりすることはままあります。
それ自体は、れぞれの神社の考えるところであったり、意見であったりだと思います。
政治や大きな組織と結びついてと言う構図は、大人の世界そのものだなと思います。
この度の記事、(なるほど…)と拝読しました。
天皇陛下の御譲位については、皇室と神社の縁を考えると神社界で議論が起こるのは自然なことですが、憲法改正などの政治のことを神域の中で声高にするのは控えた方が良いのではと思います。
私事ですが、昨年の春、御朱印帳を手に入れて、盛岡市内に鎮座される幾つかの有人の神社にお参りして御朱印を頂きました。
その際、旧県社の神社にお参りして御朱印を求めて待合室で待っているとき、室内には参拝者に向けて憲法改正について書かれた日本会議系の冊子が多く置いてありました。私自身は憲法改正には賛成の立場なので嫌悪感は全くないのですが、何か違和感がありました。
その次に、旧県社の近くの神社にお参りし、待合室のソファに座って待っていたのですが、前のテーブルには自民党の冊子が幾つも置いてありました。これには、旧県社のときよりも大きな違和感がありました。
(公で在るべき神社に参拝者向けに政党支持の冊子を置くのは良いのか…)
と思ったのです。
やはり、神社は日本国民皆が等しく御祭神を拝するべきところであり、特定の政党や団体を応援することを参拝者に勧める様なことをするのは良くないと思います。
その点、同じ盛岡市内でも、私が殊に崇敬する榊山稲荷神社の待合室には自民党や日本会議系の冊子は全く見当たらず、あるのは日本神話の絵本や「大伊奈利」、雑誌「皇室」(扶桑社)で、とてもスッキリ(?)した気持ちで参拝することができて良いのです。
ちなみに、榊山稲荷神社と先にお話しした二社は同じ様に神社本庁に所属しており、敵対している訳でもありません。
つまり、政治に関することを参拝者に勧めるか否かは、その神社の意向に左右されるということなのだと思います。