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本を読むのだ

主に飛躍した感想文。

漫画からみた日本論

2016-06-18 16:50:47 | 戯言
 なんて大層なものではございませんが。

 前にね、とあるコラムでね、セーラームーンの月野うさぎは金髪、白人、ゆえに、日本人は、白人に憧れている、みたいなご意見を拝見したことがありまして…
 現代っ子(昭和59年生まれ)からすると、「ちょっと違う」と思ったのです。

 確かに美の価値観として「金髪」「白い肌」「青い目」というのは存在します。

 未だに、ヴィクトリアンな世界観、フランス、英国、北欧、そのへんに対する憧れ、というか、なんというんだろう… 王子様に憧れ、プリンセス思想というのは存在するのは認めます。

 ただね、その時代は終わっているんです。具体的にいうと、キャンディキャンディな時代くらいに。
 確かに、あの時代は、すらっと伸びた手足、白い肌、金髪、ああ、白人に生まれたかったわ…… って女の子たちが思っていた時代でした。
 今の子がわかる人だと、ガラスの仮面の「姫川亜弓」みたいな感じ。
 ママ女優、パパ監督、お金持ち、ばあやがいて噴水があってバラがあってお紅茶のんでピアノひけてバレエできて…エトセトラエトセトラ(←これももはや古いwwwww)

 じゃあ、なぜ終わってしまったのか。ムカつく答えですいませんw 簡単に手に入るからです。
 あんね、金髪にしようと思ったらね、ドラッグストアさ行って、ブリーチ買えばできんねん。美容室に行ってもいい。自毛変えるのはやだなぁって思ったらさ、カツラ…じゃなかった ウィッグとかでも買えるわけさ…
 白い肌は、簡単ではないけどさ、やる気になればできるわけさ… 金さえかければ。

 これは別に白人を推奨するわけじゃないよ! 逆に黒くするって人もいる。一時期、日焼けマシーンとか流行ったよね…。それも美なわけさ。
 髪だってね、金髪だけじゃなく、茶色くたって、赤くたって、緑だってできる… 白髪だってやる人はいる。やる気になればね。

 お紅茶だってね、バラだってね、ググれば、ブランドものだって手に入る。

 望めば、ね。

 でもね、その代わりに私たちは知ってしまった。そこに幸せがないことを。それらを得ても幸せになれるわけではないということを。
 くっそ生意気でサーセンwwww
 当時はね、欧米に憧れていた時代はね、美しく生まれたら、欧米に生まれたならば、幸せになれると思っていたの。
 だから、必死こいて金稼いで、狭い庭で一生懸命バラ育ててさ、こどもにはピアノとバレエを習わせて… ママが子どもの頃はやりたいけどできなかったのよ、とか言ってさ…。
 しかし、外国に何回行っても、良い物いっぱい持っていても、幸せになれなかった…。
 なぜなら幸せになってしまったからw くっそ皮肉だよねw
 あんなに結婚したかったのに、したら地獄とか。
 あんなに就職したかったのに、したらブラックみたいな感じだろうか。
 
 私は幸せだよ。自分が買わなくでも、手が届くところにドレスがある幸せ。家だって、車だって、美ですら、買わなくてもいい、いつでも買えるんだって思えるだけで幸せなのだ。
 実際これはとても幸せなことなんだと思う。得たいものを得られないことが不幸ならば、得たいものを得ることも幸せだけど、得たいものが特別ないこともまた幸せなのだろう。
 そんなわけで、同級生たちは大体2つに分かれる。従来の手に入れる幸せを追求する人と、持たない幸せ、いわゆるミニマリストと。

 ただまあね、私流にいうならば、幸せを幸せと感じられるのが幸せなんさ。
 逆に言うと、他人の幸せなんて押し付けられても幸せなわけじゃない。あなた幸せなのよ、って言われる不幸たるや… ずっとそう言われて育った世代なんだけどさ…。戦争がなくて… 飽食で… 便利な世の中で… ってね。
 でも、そう感じるあなたが幸せなのであって、私にとってはそうではない。就職難だったし、これからの高齢化社会… アジア情勢…
 そんなの持ち出さなくたって、私は私の問題でいっぱいなのよ。

 だから、今の子は幸せね みたいなのはあんまり好きじゃない。そういう人はどうせ、あなたの時代は幸せでしたねっていうと怒るんでしょ。同じことよ。

 幸せが多様化しているのさ。どれもメジャーじゃない。マイナーでもない。そこに優越は存在しない。

 つまり、金髪も好きだし、黒髪も好きなのさ。
 白い肌も好きだし、小麦色の肌にも憧れる。
 BLでもGLでもノマカプでもいいの。
 だけど、その幸せを否定しないで。

 これが現代っ子なんだと思う。これが、みんながみんなそのままでいい。良いところを伸ばそうね教育の成果ですよ。
 その結果、幸せのベクトルが散らばった… というわけなのね。
 それを大人たちは嘆くけれど、それを育てたのはやはり大人たちなのよ。

 でも私はいい国だと思う。みんなにとって、と言えないだけで。

ちゃんと本読んでましたよ!という近況

2016-04-21 00:57:21 | 戯言
 今読むのなくて暇なんです。なので最近ハマってた本などちょこちょこと。

 メモリーズの前は、「青空エール」と「君に届け」読んでました。超面白かった。気がついたら全品お買い上げになってました。恐ろしい。続きはよー はよはよー

 その前は、「37.5度の涙」読んでました。これも感想文書こうとして、挫折しました。多分明日辺り書きます。なぜなら! 明日電子書籍版新刊発売の予定だから! 実は、3月末辺りに読んでて、ちょー気になるところで終わりまして… でででででもあと一週間で新刊発売だーっ! って楽しみにしてました。時は流れ、明日発売だー! って思いました。明日になりました。やほーのお知らせメールはきませんでした。なぜならそれは紙媒体の話だったからでした。それが! ついに! 明日! だと思うんだけど……。
 桃子の話をどう決着していくのかが気になっています。もちろん朝比奈との恋愛の話もだけど。3巻の朝比奈がちょっと怖かったという話も多分書くでしょう。あれよあれ、遊園地で朝比奈がほかの男(客)から告白された桃子に対し「自分の気持ちを正直に言えばわかるよ!」の後日、桃子から結果を聞いた時の朝比奈の反応…。

 あとは「なまいきざかり。」も良いですねえ…。絶叫焦らしプレイ中です…(´・ω・`)ショボーン
 続きいつでんねーん!!! って叫びながらぐぐったらでとるやないかーーーーーい!!! なぜ、やほーうpしない! なぜしない! 白泉社さん! 「恋だの愛だの」の電子書籍化もちょー待ってるんですけどぉぉぉぉ!!! 数ヶ月前に新刊出てるの書店でみたぞー!? じゃあ、買えよっていうのは言っちゃダメです…。
 あれはー… なかなか良い構図ですよね…。一見完璧風不器用姉御と一見不真面目風一途な少年… アンバランスだけど不思議なバランスが取れてる面白い話です。それなーのにー どおしてー!!! あんなことになってしまったんだぁぁぁぁぁ!!!! という続きが出たら、感想文を書くでしょう。多分。

 ラノベ「シンデレラ伯爵家シリーズ」は次回最終回(予定)ですねー。寂しいものです。最終回きたら感想文書くかも書かないかも。まあ、あれは、あんまり絶望的未来はなさそうなので気軽に待ちます。立場のある男性と才能のある平民の女の子の恋愛話。同じ構図でも「ヴィクトリアン・ローズ・テーラー」シリーズよりも楽観視できるのは、なかなか面白い。ヴィクロテは感想文うpしたんだっけ? ってしてなかった! あれもめっちゃハマってたのに! 再ブームきたら、感想文書きます。いつかきっとそのうちたぶん。

 そんな感じですかねー。

 今ブログ見直したら、メモリーズ1巻も感想文書いてたのねー。
 やっぱり気になるところは変わらないもので、雪弥だけ感情がわからない香乃と香乃だけ感情がわかる雪弥の構図、十和子と付き合った雪弥の理由、あとお互いに踏み込まないあたりに触れている。面白い。やっぱ書いておくべきだねー。ただし、これは他人が読んでも面白い物であるとは思わないが。

 本は、めっちゃ読み返すのが好きです。マリみてなんて何度読み返したことか…。なんで何回も読むのか。何回読んだって、内容かわんないじゃん。と思うでしょうか? 
 経済的理由ももちろんなんだけど、読み返すたびに色々発見するのが面白い。最初から見落とさないようにちゃんと読め? とは言わないでー… はじめざっくり読んで、じっくり読んで、まったり読んで、もう色も味もしないくらいの出涸らしの茶葉くらいになるまで読み返すのが好きなのです。
 あー 推理小説好きなのもそのへんかもねー。わからなかったことがわかるのも楽しいけど、真相わかったあとにもう一度読むのも超楽しい。

 逆に大好きだけど、一回読んだらもう読まない作品もあって、例えば、「ちはやふる」はたぶんもう読まない。疲れんねん… 読むときに集中しすぎて…。今は、31巻か… むーりー 絶対むりー 1巻から読み返したら体力続かん…。あとたぶん途中まで紙媒体で買ってるから何冊かどっか行ってるwww
 常に今! って感じだから多分読み返さないのかもね…

 漫画だから読み返さないってわけではないのです。「君に届け」も超読んだ。超超読み返した。一番、気になったのは、あやねとケントの関係かなぁ…。この辺はいつか感想文を書くときにでも…。

 本を読むその瞬間も楽しいけど、本を読んで、あれってもしかしたら! これってひょっとすると! って色々考えたりする時間がすごくすごく好きなのだ…。
 だから今日も私は本を読むのだ!