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海をみつめながら

今と昔をつづりたい

平尾昌晃さん

2017-07-23 23:36:12 | 想い
昨日知った訃報は平尾昌晃さんでした。
最近までテレビで観た記憶がありましたが、ご病気だったのですね。
また1人、昭和を彩った有名な方を失くしました。

ロカビリー時代については幼少の私は知りません。
作曲家としての活躍は覚えています。
新聞記事で改めてヒット曲をみると、よく知っている曲がいっぱい。

もう35年ほど前のことですが、友人の結婚披露宴でお見かけしました。
新郎の主賓でした。
当時、平尾さんは40代の半ば、テレビで見るのと同じ優しそうなお顔と声。
想い出に残っています。

平尾さんのもう1つの顔にも敬意を表します。
福祉活動にも力を注いだところです。
「チャリティーゴルフ」は毎年テレビ放送があり、知っていましたが、福祉施設への慰問や寄付、
障害があるミュージシャンへの音楽活動支援も行っていたそうです。

肺結核で長い闘病生活があり、その体験が社会貢献の精神へ向かいました。
本当にすごい方ですよね。
ご冥福を心よりお祈りいたします。

対話

2017-07-20 23:31:30 | 想い
朝刊のコラムに興味深い記事が載っていました。
「対話する力」について書いています。

この記者は、安倍首相の「対話する力」が気になっていたそうです。
国会の場面を私は見ていないので、その部分を記事から転載します。

・・・・・・・・・・・・
国会のやりとりでも、自分の言いたいことだけ言って相手の話を聞かず、質問に答えない姿勢が非常に目立った。
だから建設的な議論にならない。

・・・・・・・・・・・・
政治家は基本的に人の話を聞く職業だと思うが、最近、話を聞くのが苦手や嫌いな人が多い。
自分が話をするのは好きなのに・・・。

(以上、一部転載させてもらいました。)

確かに私も同意見です。
一方的で対話不足に感じます。

知人にもいます。
みんなで会話している時に、いつも自分の知っている人たちの話にもっていきます。
メールでも自分の周りの情報を含めて送られてくるので、長い文章になっています。
これは性分だから、このままでしょう。

そして、私の母も自分の話をしたがります。
実家に行くと、まず私は仏壇でお線香をあげ、父と心の中で話しています。
その時から母はお喋り全開。
ちょっと待ってといつも伝えます。

母の話したいことをしばらく聞いて、私が自分の周りの話をすると、今度は近所の人の話を入れてきます。
この繰り返しです。
1人暮らしなので、聞く人がいれば、話したいのでしょうね。

もう15年以上前だったと思いますが、父が入院中で、病院側から家族もそろって面談をしたいと
いう申し出があったと母から連絡がありました。
70代の老母だけに病状説明するのがイヤで、呼び出されたのだろうと思っていました。
夫も妹も出席して、主治医と面談しました。

しかし、この場面で話しているのは母のみ。
喋るわ、喋るわ、質問もしているし、毎日病院に来ているのは母だけだから、他3人は無言。

この時、私は初めて母のお喋り好きを実感ました。
まだ本帰国して1、2年しか経っていない時だったので、母がここまで病院で医師と話すとは知りませんでした。
だから、ちょっと安心しました。
母にすべて任せておいても大丈夫だということを。

父は長男で、妹が5人いました。
この叔母たちがみんなお喋り。集まるとうるさいくらい賑やかです。
私は姪なので、黙って話を聞いていると、母もよく話を入れてます。
だけど、その時の会話の内容ではない話が多い。流れがそこで止まります。
母は当時から自分のそのクセに気づいていないと思います。

今はもっと加速されてます。
老人会で先日日帰りツアーで外出した話は2回して、私たちの海外旅行の話には興味なし。
質問がこないので、私は楽ですし、秘密も守れますから。

でも、自分でも気をつけないとと思うことがあります。
母の娘ですから、人の話を聞かず、自分のことを多く話していないか、と気にしています。
このブログを教えている友人のみなさん、私が母のようなら注意してくださいね。

とにかく、公的にも私的にも対話は大切だと思っています。
対話することで、いろんなことが見えてきます。
喉を使うことは健康にもいいですし、みなさん、対話しましょうね。

いいかげんさと楽天性

2017-07-08 22:49:50 | 想い
私の愛読新聞は朝日。必ず見ます。
海外旅行中は、帰国後まとめて配達してもらい、お気に入りのところだけを読んでいます。
時事のニュースはネットやニュース番組で知る方が多く、新聞は小さな記事や読者の声に目がいきます。

今朝の「be on Saturday」、私の興味ある記事がたくさんあって、おもしろい。
その中から気になるところを取り上げます。

読者アンケート「時間管理に気を配っていますか?」の回答が、はい75%、いいえ25%。
「はい」の方が断然多いのに、私はビックリ。

若い世代で、仕事や子育てなどをしている人たちは、ある程度管理しないと一日が回らないかもしれません。
でも、こんなに多いとは思いませんでした。
しっかりしている人が多いのですね。

その理由は「無駄な時間を過ごしたくない」が一番。
心がけていることは?の質問にも、「優先順位を明確にする」に次いで「無駄な時間をつくらない」が二位。

無駄な時間って何だろう?と私は素朴な疑問をもちます。
無駄の内容は、人それぞれに違うのでしょうが、何もしていない時間のことでは?と推測します。
ダラダラした時間が多い私は、無駄だらけとなりますね。

1日のなかに次々とすることがあり、それをやり遂げる力はすごいと思います。
でも、できなかったり、上手くいかなかったりする場合はストレスにならないのかな?とちょっと心配。
私には「いいえ」の理由の三番目「きままに暮らしたい」が合っています。
どちらにせよ、自分の思うように生きてほしいと思います。

このコラムの下はお悩み相談でした。
省略して、要点を紹介します。

高校生の女性からで、この夏から一年間留学する予定。
学校の勉強、部活、語学の準備をしています。
昨年は達成感があり、目標に向かって、キラキラした生活をしていたそうです。

留学が迫るにつれ、なにもかもめんどうくさくなりました。
学校の勉強は手抜き、語学の準備ではなくユーチューブやSNSを見ています。
毎日、「何もできなかった。まあいっか」の繰り返し。
どうしたら、自己抑制ができ、やる気を持って毎日過ごせるでしょうか?という相談。

回答者は社会学者の上野千鶴子氏。
わかります。その気持ち。
締め切りや試験が近づくとやらなければならないことが山積しているのに、DVDを見たり、どうでもよい雑用を片付けたりする・・・。
プレッシャーのかかる予定ならなおさら。
留学って、そりゃストレスがかかります。

答えはかんたん。
あなたのその気分は現実逃避です。
かんたんなお悩みにはかんたんに対処しましょう。

まず、こんな気分には誰でもがなる、と理解。
あなたはだらだら過ごしながら、体重も増え(お菓子の食べ過ぎで)、それでも「まあいっか」と
思えるいいかげんで楽天的な性格の持ち主。
追い詰められて予定をドタキャンしたり、病気になったりはしません。
このいいかげんさと楽天性こそ、異文化で生き抜く条件です。
・・・・・・(かなり略)さあ、行ってらっしゃい。

この略したところにあったのは、異文化に向き合う秘訣は予断と偏見なしに立ち向かうこと。
「まあいっか」といういいかげんさと「どうにかなるさ」という楽天性とは、強力なサバイバルツールになります。

こんなことを何も考えもしないで、海外で新婚生活がスタート。
わからないことが多すぎて、今にして思えば、いいかげんさと楽天性で乗り切ったのかも。
その後の娘との生活もそうなのでしょうね。

そして、現在はがんとの共存というところで、この気持ちがいかされているように思えます。
いいかげんだから、時間管理は私には無理ですね。

老化対策

2017-06-30 16:08:45 | 想い
近年老化を感じることが増えていると、常々書いていますが、このまま滑り落ちてはならずと、
少しでも抵抗しようと考えています。

まず手先。
商品や調味料などの大小の袋があけにくくなっています。
袋の切れ目を探したり試みていますが、うまくいかない時は素直にハサミを使っています。

次は目。
薄い、小さい文字は読みにくく、細かい商品説明などはわからないので、
メガネや天眼鏡にすぐに頼ります。

ハサミ、メガネ、天眼鏡を取りにいくのに、前は少々時間がかかりましたが、今はすんなりと・・・。
手先や目に関しては明らかな老化です。道具が必要と認めます。

問題は脳の老化です。
私は脳転移しましたが、これが原因ではなく、加齢によるものだと思っています。

みんなで話している時、話が飛んでしまって、当初は何について喋ろうとしていたのかわからないことがあります。
これに対しては、話をまとめ、単刀直入に伝えようと思っています。

怖いのは記憶の低下です。
お酒の飲みすぎで眠ってしまい、記憶がなくなるのはわかるのですが、そうでない時。

たとえば、娘と浴槽で歌っている時、歌詞が思い出せないのです。
「おもちゃのチャチャチャ・・・」から始まり、
「空にキラキラお星さま、みんなスヤスヤ眠るころ・・・」と続きます。

ところが、「空に・・・」からの歌詞がわからなくなった時が2回あります。
考えても考えても出てきません。怖くなりました。
もちろん入浴を終えてから、しばらくして歌詞は戻りましたが。

それからこれは少し眠った後の夜中の話ですが、どうしても室内の電気をつけたかったようです。
暗いこともあるけれど、スイッチがわからない。
心の中で、ここにあるのよ、と思っていても、実際の手は他をさぐっていて怖い思いをしました。
この時のショックは大きく、この一度だけですみ、ホッとしています。

でも、確かに脳の機能は悪くなっているので、脳を使うことを意識し始めました。
たまたまテレビでクイズをやっていたら答えてみるとか、脳テレ的なこと。
知的なことも増やしていきたい。読書とか・・・。
今の生活は断捨離がメインなので、片付けたら、あれもこれもしたいの状態です。

最後は足のこと。
年末年始の忘年会や新年会は楽しくて、飲みすぎました。
いろんな不始末をして、ご迷惑をおかけしました。
その反省から、飲酒量を考えて行動しています。

多飲すると足にきます。
帰り道は階段などに特に気をつけて、慎重になります。

そしてこの慎重さは、普段もそうです。
家の階段、駅の階段など常に気を配っています。
無理してころんだら大変なことになります。電車は1台待ってから・・・。
平らなところに着いても、つまずかないように気をつけています。

(追記)脳のことで付け加えます。
あまりに覚えが悪くなり、聞いたり、読んだりしても忘れてしまうと思い、真剣さに欠けていました。
忘れるかもしれないけれど、覚えようと努力したいと思っています。

みんな違います。

2017-06-28 23:07:06 | 想い
先日の患者仲間との会話はいろいろとためになり、実に有意義な時間になりました。
同じ乳がんでもタイプは違うし、薬剤の副作用の出方もさまざま。
私には合っていたのむ抗がん剤ゼローダは、副作用がきつすぎて使えなかったとか、本当にみな違います。

私が乳がんになった13年前は15人に1人の割合でしたが、今は11人に1人と知りました。
増えています。
でも、ひとりひとりの症状、治療方針、生活の背景など、それぞれでしょう。
人の話は参考程度で、自分で調べて聞いて、判断してほしいと思っています。

初めてがんと診断された人は、どうしていいかわかりませんよね。
理解できる医療情報を見つけ、信頼できる人に相談したりとか、最初の危機を乗り切ってくださいね。
もう一度書くけれど、決して他の人と同じに進行していくものでなく、みんな違います。

治療への考え方も人によって違います。
その点では、患者たちのブログは参考になるかもしれません。
ブログがたくさんあるように、考え方も多様。
お気に入りのものを訪問されたら、と思います。

以上は乳がんについてですが、次はその他の重要でもないことをつづっていきます。

メールの返信について。これも人それぞれですね。
すぐに返信する人、ゆっくりの人、私は両方です。
急ぐ場合の時は、すぐに返しますが、そうでもない時は遅くなります。
他の用を優先して、急がないメールは後回し。

そして、気づいたことは、早い返信をする人ほど、返信遅くなりました、という誤りの文面が・・・。
ちっとも遅くないですよ。数時間空いただけなのに。
私は日数単位で返信することも度々ですから。
これもそれぞれの人の性分なんでしょう。違って当たり前。

それから、時間の使い方もみな違います。
勝間和代さんの本が売れているらしいのですが、広告を見ただけで感想を述べるのも・・・
とは思うものの、ああいう生き方は私には向きません。
何でも時短にして、たくさんのことを実行しようという意識ですね。
でも、これも人それぞれだから、お好きなように。

とにかく何事に対しても人の考えはたくさんあるので、自分の思うように、といつもの結論になります。
自由に生きてほしい。あなたも私も・・・。