数えきれぬほどの,水玉をのせ,朝日に照らされし。



ここは,タイ北部,タイ第二の都市Chiengmai。世界遺産の寺院が,至る所に。そして,歴史的には,バンコクのタイ王朝に征服された街。市内至る所に廃寺跡が。
ここでも,多くの人の血が流されたことでしょう。
人々の栄枯盛衰が跡に,それを済度せしむるが如くの数知れぬ玉の如き水玉が。

煤けた煉瓦の土台がその歴史を。かっては,ここにも学僧が,経典を手に,読経し。或いは,瞑想を。仏に帰依し,己を極めんと励んだことだろう。
そんな古の僧たちの想いを,表すが如き水玉。日に照らされて,天に還る。雲になりてまた地上に。これ,輪廻転生か。
日々生きんがために,働くこと。これ探究の道程なりしか。厳しきが故に,美しく。美しいが故に気高く。
己に与えられし試練のみが,清廉潔白を導くのでは。日々怠惰に生きるより,己を磨くのでは。そして,それを衆に示ししか。
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