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ワッツ(11月4日) 2

「はい、現在放送中のドラマ『南極大陸』なんですが、
 こちら第三話まで、放送しましたね。
 はい。
 もう撮影の方は、終わってるわけなんですけども。

 実際ね、あの~ほんとに第三話に関しては
 僕クランクイン自体が、第三話のえ~まあその南極に辿りついた後の
 雪原でのロケからの、僕クランクインだったので
 ほんとに第三話を見てて、
 『うわ~懐かしいな~』っていう、まあ情景だったりとか
 そこに関わっているキャストの皆さんだったりとか、うん、
 撮影で、こういう事やったな夜遅くにとか
 そういうのを色々思い出したりもしましたね。うん。

 ま、ほんとに今言った通り、え?そっから撮ったの?っていう風に
 思う方、たくさんいらっしゃると思うんですが、
 今回の『南極大陸』に関しては、
 まず最優先的に雪が存在する、氷が存在する世界観の中で
 ちゃんと収録しようっていう事から、始まったので、うん。
 もう撮影順というのが、逆に中盤から後半を、
 もうとにかくやろうってことで、やらしてもらったんで。

 だから、もうほんとにビックリするかもしれないんですけど
 ラストシーンってあるじゃないですか。
 僕、2月から7月まで5カ月間、撮影をさせてもらったんですけど
 ラストシーンに関しては、4月の段階で終わってましたから。

 だから、もうほんとにバラバラに、順不同な感じで
 撮影の方は、させてもらいましたね、うん。
 だから、1日の中でも、面白いのが、同じ場所に行ったならば
 そこにある程度の人間が集まれるならば、
 やっぱり、そこで必要なシーンっていうのを撮らなければ
 前に進めなくなってしまうので。

 だから1日にスケジュールの中で、
 今日は、三話・四話・四話・・三話に戻って
 次、六話・六話・五話みたいな感じで、うん。
 そういう感じで、やってくれてましたね。

 だから、ほんとにその撮影順番を決めるスケジューラーさんて方が
 各ドラマには、いるとは思うんですけど、
 今回の『南極大陸』のスケジューラーをやってくれた川島さんというね方は
 ほんと大変だったと思いますよ。
 だって、天気も関係してくるし、あと各出演者のスケジュールも関係してくるし。
 うん。

 だって、僕がクランクアップ、ほんとにだからクランクアップ、
 『え~以上を持ちまして、倉持岳志役・木村拓哉さん、
  撮影以上です。お疲れ様でした~!』
 って言われたシーンは、二話の犬塚がジロと一緒に倉庫に
 閉じ込められちゃったシーン、あったじゃないですか。
 僕、あそこでクランクアップですから。

 山本裕典とジロを助け出して、
 『倉持さん、あとタロが・・』と言われて
 『タロ!?』って、あそこからパンと飛び出す所で
 『はいOK~!』ってなって、
 『木村さん、以上です!』って言われて、
 『あ、俺ここ・・ここでクランクアップ?』みたいな。うん。

 それぐらい、なんかもう撮影の順番っていうのが、
 バラバラになってはいたんですけど、
 まあでも監督のハンドリングも、素晴らしく僕らを誘導してくれたし、うん。
 あとあの~記録さんっていってですね、
 今回、監督が一人の監督だったので、記録さんも一人のスタッフだったんです。
 女性スタッフなんですけども。

 まあ、その人が、ほんとに細かい、まあ野郎11人だったり
 犬が16頭だったり、色んなシーンがあるにも拘わらず、
 このシーンと、あそこは、どう繋がってなきゃいけないから
 たとえば、ね、犬塚を救いに倉持が、火を消しに入った際
 ここが、こんな感じに黒ずんでいたから、後のシーン、
 ここはメイクさんお願いしますね、みたいな。

 もうほんとに信じられないぐらいの、傷にしてもそうだし
 汚れにしてもそうだし、すべてを繋げないと、
 やっぱりその順不同のスケジュールで、やってる以上は、
 もうおかしくなってしまうので。
 それこそ、ワッツのリスナーの大好きな、ね!
 あのあそこはああだったのに、何でこうなってるの?みたいな。
 そういう人がね、たくさんいらっしゃるので
 結構、大変は大変なんですけど、まあでも基本、現場は楽しかったんで
 はい、どんな過酷なシーンでも、みんな笑ってやってましたね。
 はい、全力で。

 さあ、ここで『南極大陸』の疑問・質問・感想を紹介していきたいと思います。
 まずは、岐阜県にお住まいの○○

 『南極大陸』第二話で、気になった事があります。
 (二話?・・うん)
  宗谷が、大きく揺れ動いた時、食堂が凄いことになっていましたね。
  床が縦になったり。
  あれって、どういう風に撮影してるんですか?
  単純な事聞いてすいません。

 ってきてますが、これ凄く多いです。この質問。
 あとあのスマスマの撮影をしにフジテレビに行ったりとかすると
 スマスマの前室のチームが、
 『あれどうやって撮ったんですか?
  あれ、やっぱり実際坂にして、なんかバーンってやっちゃうんですか?
  あれ、ああいうセット作るんですか?』
 みたいな事をね、ビストロの格好をしてる僕に聞いてくるんですね、皆ね。

 うん、ま、あのシーンはですね。
 あの~セットはセットなんですけど、スタジオの中に、あのセットを建ててしまうと
 1回に2トンの水を、ド~ンってあの~上から流したりしてたので
 スタジオ浸水しちゃうじゃないですか。
 そうすると漏電とかも危ないので、スタジオはスタジオなんですけど、
 普段TBSさんで『サスケ』っていう番組やってますよね。

 あの『サスケ』のオープンセットの横に、宗谷の船内のセットを建てまして
 全く同じセットを。
 それで、撮影をしたんですけども、
 あの~実際見た目では、床がね、船が傾いたことによって
 ものすごい傾斜になって、その中の乗ってた人たちが、
 ブワ~って滑り落ちていくみたいな。
 
 あとテーブルに置いてあった食器だったり、食べ物だったり
 全てがバン!ってひっくり返るというシーンには、なってたと思うんですけど
 撮影時は、あれもうド水平です。
 はい。

 ド水平を保ったままのセットなんですが、
 何故ああいうことが出来るかといいますと、
 多分単純な事だと思うんですが、あの~撮影してるカメラを傾けて
 床が斜めになっているように見せて。

 じゃあ何故、中に乗ってる人達とか、テーブルの上の食糧・食器が
 あんな滑り落ちていたのかと言いますと、
 あれはですね、撮影する際に特殊なですねピアノ線を体に縛り付けまして
 そのピアノ線の延長線上に、頑強な男がですね、6・7人いまして
 一斉に、そのピアノ線を引っ張るんです。

 そうすると、水平に保たれてる床なんですが、僕だったり香川さんだったりは
 その人たちに引っ張られて、ザ~っと、その上を滑り進んでいくみたいな。
 ま、それをまたカメラを、ちょっと傾けたりとかすることによって
 視覚効果で、僕らがいかにも、その船が傾いたために、
 落ちてしまっているように、見せてはいるんですけどね。うん。

 それでは、聴いていただきたいと思います。
 今回の『南極大陸』の主題歌ですね。
 まああの実際、南極の映像になってきて、この中島みゆきさんの歌の
 歌詞の意味が、余計分かりやすいと思います。
 
 中島みゆき『荒野より』」

  
 






 
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