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どうせ死ぬなら「がん」がいい 著/中村仁一・近藤誠

2013-08-06 06:38:19 | 本&映画&CD&ドラマ等レビュー
「大往生したけりゃ医者とかかわるな」の中村先生と、「がん放置治療のすすめ」の近藤先生の対談本をみつけて、すぐさま図書館で借りて読んでみました。
読み物としては、そんなに面白くなかったのですが、私が多大なる影響を受けた二人の医師が同じような考えをもっていて、こうやって対談されたと聞いては読まずにいられませんでした。
目次だけでも何となくわかるので、ぜひ目次を一読して欲しいです。


第1章 がんの誤解を解く
どうせ死ぬなら「がん」がいい
治療しなければ、がんはけっこうな病気
がんが痛むのではない。治療で痛む
がんの9割に抗がん剤は無意味
抗がん剤が「効く」とは、しこりが一時小さくなるだけ
「腫瘍内科医になるのは、おやめなさい」の意味
ひとりも痛まない老人ホームの「がん放置患者」
胃がんも肝臓がんも放置すればラクに死ねる
手遅れの幸せ。安らかな自然死
がんの9割は「末期発見・治療断念」「放置」がいちばん
家族ががんだとわかったら
人間ドックを受けたために、がんで玉砕
いくらでも見つかる「潜在がん」「がんもどき」
がんの集団検診をやめたら、がん死が減った
この半世紀、日本人の総がん死亡率は変わっていない
姉の乳がんが「乳房温存療法」「がん放置治療法」のきっかけ
150人以上の「がん放置患者」を診て理論と真実が一致
本物のがんと「がんもどき」
本物のがんは、見つかった時点で転移している
天才スティーブ・ジョブズ氏のカン違い
「早期がんを手術で取ったから助かった」の誤り
手術は「人工的な大けが」。傷口が傷み、がんがはびこる
スキルス胃がんも切らない方が余命が延びる
腹水も消える、安らかな自然死
死に時が来たら食べなくなる
日本で最初に「がん告知」を始めた
「抗がん剤が効いた」という論文のカラクリ
「治療しない」ことに耐えられない日本人
「やるからには徹底的に」が医者の性
手術で大きな後遺症を抱えて、寿命が縮む
症状のない前立腺がんを放射線で虐殺
放置すれば最後まで痛まない胃がん、肝臓がん、食道がん、子宮がん
消えるのは「がんもどき」。末期がんからの生還例はない
1%の可能性だけ見て99%を考えない
胃を取っても治らないから”痛み損”
西行が桜の下で死ぬ夢を叶えるためにしたこと
治療を拒み飲まず食わずでスーッと逝った
食べないから死ぬのではなく「死に時」が来たから食べない

第2章 医療に殺される
「がんにかかるとすぐ死ぬ」イメージは医者が作った
99の死屍累々は隠して1の成功例だけを強調
胸部CT検査2回で「避難」レベルの被ばく
「免疫力とがん」「笑うとがんにならない」のウソ
病院に寄りつかない人は確実に長生き
検診は受けない、自分の血圧も知らない
がんになったら太りなさい。コレステロールが低いほど早死に
今までの日常を保ちながら、がんとつき合っていく
高血圧のガイドライン操作で薬の売上げが6倍に
教授が執刀?それは危なかった
同窓会に行かない理由
日本人の寿命が延びた原因は医療ではない
「予防医療」センターは「患者を呼ぼう」センター
医療検査に近づかないと人生終盤が有意義に
余命3ヶ月がはやる理由
「医者は治療をすすめる」これは永遠に変わらない
財政難で検診が変わる
がんやインンフルエンザを「めしのタネ」にする人々
世界のタミフルのの7割が日本に流れた
ワクチンやってもインフルエンザにかかります
医療で死にかけても「信仰」は消えない
医療は恫喝産業。不安をあおって患者を増やす
ネズミの実験で成功しても人間の体は別もの
2つの薬を抱き合わせる「新薬」商法
老化と言われたくない症候群
大学病院はいい「実験」を受けられる病院
医療体制はもうじき崩壊する
日本人のスリムな体型が手術向きだった

第3章 日本人と死
死に目に立ち会う症候群
臨終のすったもんだ
胃ろうと「生かすことはいいことだ」
1時間かけて食べさせるのは愛情?拷問?
生死も「長いものに巻かれろ」
自然に死ねる「野垂れ死に」「孤独死」
緒方拳さんの見事な死にっぷり
90歳過ぎるとだれも遺骨を取りに来ない
死後の始末を他人に頼むには、金がかかる
「香典医療」で死ぬ前の数ヶ月に大金を使わせる
余命6ヶ月エクササイズ
1年の計は棺桶にあり
日本人は自分で決められない
がん治療、延命治療の「潮目」が変わってきた
無言の「若さ圧力」「健康圧力」がすごい
「平穏死」と「胃ろう」
がんの治療や~めた
がんを放っておくと家族がうるさい
薬師もにわか軍医も医者に昇格
近代医学に失望してグレた
クイズ番組出場で人生が開けた
放射線科で一生懸命になった理由
日本の乳がん患者の1%が押し寄せた
昔の「自然死」「老衰死」は大部分、がんだった
モルヒネは太古からの痛み止め
「在宅での看取り」への動き
自分のがんは放射線で治療する外科医
男が長生きしたら、老害でまわりが困る
1日1食で「若返った」医師の素顔
カロリー制限しても寿命は延びない
死にゆく姿を見せるのは最高の”遺産”
あなたは立派な患者だった
慶應義塾にい続けた理由
「自分の死を考える集い」が200回目前

対談を終えて





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