「枯木に花を」 団 鬼六／著

相当長い間放置してあったブログ・・・
久しぶりに更新するかと思えばなんと、ＳＭ官能小説作家のレビューとは
我ながら面白いなと思っているところです。

さて、その方は、「団鬼六」さんという方なのですが、
どこで知ったかというと、なんとダンナのお母さん。
つまり義母からすすめられたわけです。

今年のお正月、ダンナの実家に恒例でおじゃましたとき、
団鬼六というＳＭ小説家のエッセイが面白くて、
団鬼六さんは将棋指しで将棋の話もたくさんあるから、
私の父にオススメしておいて！というわけです。

「ハイ」とは言ったものの、父にすすめるのも気が引けるわ・・・
というわけで、まずは私が読んでみようかと思い
図書館で探してみると、最寄の図書館にエッセイがみあたらず、
とりあえず借りてみたのが「枯木に花を」だったわけです。

さてさて、その内容とは・・・


鬼六、今生最後の書き下ろし!?
老いてこそ、愛と自由と快楽を。

人間というものは僅かな期間、
生きている間が花であって、
死んでしまえばゴミになるだけだから、
諸君、これからは何年生き続けられるかわからないが、
その期間、大いに遊ぼうではありませんか

生涯現役。
自らの経験をもとに書きあげた珠玉の人生小説。

アマゾンさんの解説はこんな感じでした。


いやあ～、面白かったです。
実はこの冬、風邪をひいてばかりで、今月２回目の発熱により今日は仕事を休んでしまったのですが、
病院行ってインフルエンザではないとわかったので、薬を飲んで寝るつもりが、ついつい
ベッドでこの小説に夢中になってしまいました。

７１歳のジジイに２１歳の愛人ができちゃったりするんですヨ！！
ものすごい男性の願望っていうの！？
女性側から言わせてもらえば、正直３０代の男性だって、おっさん臭がヤダなって思うのに？
７０代っていったら、じいさん臭だよ！？

しかし、なるほど、人生というのは死んだらおわりなんだから、
最後まで現役で楽しく生きるというのにはとってもとっても共感したし、
何より面白そうだなとさえ思いました。
不良老人たちが作る会社というのも面白いし。
その会社が大人の玩具を売っているというのも面白いし。
全体的にこの小説は軽い感じでとても読みやすく、一気読みしました。
おかげさまで熱も下がったわ。


団鬼六さんの小説・・・まだまだ読んでみるつもり！！