ひとが死んだらどうなるのか
どうなっちゃうのか
心はどこへ行ってしまうのか。
それを、真剣に考えて、
眠れなくなったのは、小4の時だった。
そのころは、父が定期通販してくれていた
Newtonという科学雑誌や、
実家にあった文学全集などをを愛読していて、
多分心というのは脳で考えていること、
体がなくなったら、
心もなくなっちゃうんじゃないか、
死後の世界なんて、ないんじゃないか、
自我というのは、
死んだら消えてなくなっちゃうんじゃないか、
家族と過ごしている楽しい思い出も、
死んだら全部、消滅しちゃうんじゃないのか、
つまり、無になっちゃうんじゃないのか。
と、考えていたら怖くなって、眠れなくなった。
最近、その夜のことをよく思い出す。
怖くて眠れなかったその夜、
母が、ペンギンの歌を流していた。
父は、寺の息子(よい息子)らしく、
お浄土の話とか、
天国の話をしてくれたけど、
Newtonっ子の私の心には、
あんまり響かなかった。
小4、ということは、今から20年前だけど、
私はその20年間で、
勉強したり、遊んだり、
色々な世界を見たつもりになっていたけれど、
自分がほしい答えには辿り着かなかったなあ・・・。
いろんな夢を見る。
怖い人との大事な会議がある日に、
会社に遅れそうになる夢とか、
(すごく焦っている)
卒業がかかっているときに、
大学の単位がどうしても足りない夢とか、
猫に囲まれてすさまじく幸せな夢とか、
飛行機に間に合わなそうな夢とか、
とても好きな人(仮定、なぜか夢の中ではそういう設定)と、
幸せな時間をすごしている夢とか。
全部、私の脳が感じていることなら、
頭の中での幸せ(妄想とか夢とか空想とか)と、
現実での幸せって、
あんまり違わないのかな~。