澤田商店 青畳のブログ

きれい・たたみ
きれい・ふすま

工程

2012年08月28日 | 日記
畳を作る工程は簡単に言うと床と表と縁を縫いつけるという事なんですけど、
今は機械が縫ってくれるようになったとはいえ、細かいところはまだまだ人の手が必要です。
そうやってはじめてぴしっと綺麗な畳が出来上がります。

昔は畳屋さんがやってきて作業しておられるところを見る機会もあったかもしれませんが、
最近は現場で縫う事も減ったのでなかなか目にすることがないですね。

うちでも昔は店の作業場で職人さんたちが口からぶわーって霧を吹いてたり、太い針でぐしぐし縫って行くところとか良く見ていたものです。

この写真は縁を縫いつけた後、縁の端を引っ張って留めつけるところです。



ここのところが昔は手縫いだったのですが、今はタッカーでバチンバチンとホッチキスを留める要領で押えています。

しかし、この現場は文化財の為、タッカーはやめて手縫いでとお願いしました。

職人さんの顔が一瞬曇りますよね。面倒だから(汗)



完成後です。

Fさん、お疲れ様~~~!