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松田オートサービスの記録

私の本職は整備士でアル!

ホンダ EY系・パートナー【燃費改善】 

2012-06-20 15:10:18 | メンテナンス


マイ工場のサービスカーのパートナーですが
(EK系シビックのバンタイプ)
なんだか燃費がよくありません。

20L/254Km = L/12.7Km

むー 自家用で使っていたE36 BMW323i(2500cc)ハイオクで
L/16.0Kmより悪い。。。


という事でとにかく

1.エンジンオイル交換
2.フィルター交換
3.ATF交換

をする事に。

【エンジンオイル&フィルターの交換】

まずオイルを抜きましょう。


水温計があったまった状態でドバッと抜きます。
まぁまぁ汚れてますねー

(ファンが回るぐらいの水温だと逆に高い)

オイルが抜け切ったらフィルターを外す。


新フィルタを取り付けます。

フィルタを交換すると必ずオイルがこぼれるのでフィルタ周辺を
よく清掃しておきます。

・・・・・・・・・・・
★オイルフィルターはシリンダーヘッドの情報源★
よくある、エンジンフラッシングっていうのがありますが、
それなりに効果はあるんですが、
オイルフィルターの交換が費用対効果が高いような気がします。

そもそも新油を二回連続で交換しても
二回目は着色して新油の色では排出されません。

しかし、フィルター二回連続で交換すると、
3回目のオイルはほとんど新油の状態になります。

あと、旧いフィルターを外して排油の中をよく観察してみると、
【異物】が混じってる事もあります。
そのエンジンは・・・。【末期】

でして、大体、カムシャフトの偏磨耗により、
タペットクリアランスが増大。
エンジンの上面からカタカタと異音が出てしまいます。

タペットクリアランスは、調節できるのですが、
調整しても仕切れないという事になってしまいます。

そういった意味でフィルターの排油はいろんな情報が
入っていると考えられます。

しかもタペットクリアランスが調節できない車種も増えています。
【ラッシュアジャスター】ってやつです。

油圧による自動調節なんですが調節しろが過大になってしまい、
これもカムホルダー、カム、ヘッドブロックまとめて
偏磨耗しちゃってます。
・・・・・・・・・・・・・





さて。
元に戻りまして、


ジョッキを使ってチョロチョロ注入。
一気にやるとセパレーターがジャマしてエンジンルームに
大量のオイルがこぼれるので注意。


だいたいゲージ+120~125%、エンジンオイルを注入します。
これでエンジンをかけた時、ちょうど100%になりますので。


オイルフィラーキャップとレベルゲージが確実にセットされているか。
指差し点検して次のステージに向かいます。






【ATFの交換(オートマミッション・フルード)】


まずはレベルゲージを探します。


ATFに関してはレベルゲージのところから吸い取ります。
オイルパンの無いホンダ車はそうするしかありません。
また、オイルパンのある他社でもそうします。


こちらはそんなに汚れていません。
あまり意味がないかも。こんなときは交換しない方が良いのですが・・・。


まぁ交換してみましょう。

ホンダは結構抜き取れます。新ATFをセット。


画像意味がありませんが、
オイルパンの無いホンダのミッションは、エンジン暖気後、停止させて
50秒以内の量を測ります。




これからレギュラーガソリン20L給油してまた距離を計測します。
1Kでも伸びれば採算が取れそうですね。

走った感じは低速トルクに関してあまり効果がありませんでした。
アイドリングトルクはやや上がっていて、小回り時にアクセルを
あまりあおる必要がなくなりました。

40Km/h以上だと確実に良くなっています。

ただ燃費には直接影響しなさそうなので効果については疑問ですね。。。


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