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大宮八幡宮

2004-12-13 23:57:59 | 東京散歩
 東京の重心に位置するため、「東京のへそ」と呼ばれ、広大な神域から「多摩の大宮」と称される「大宮八幡宮」は東京都杉並区大宮にあります。
 社伝によると第七十代後冷泉(ごれいぜい)天皇の天喜年中、奥州に乱が起き、征討の勅命を受けた鎮守府将軍源頼義がこの地にさしかかると、八条の雲が棚引き、源氏の白旗が翻ったかのように見えたと言う。
 これを奇瑞とした源頼義が乱平定後の1063年、京都の石清水八幡宮より分霊を勧請したのが御鎮座の縁起だそうです。

 大宮八幡宮の祭神は「応神天皇と両親である仲哀天皇・神功皇后」なのです。応神天皇の出生の件によるものか、「子育て・厄よけ八幡」としての信仰があるようです。
 全国の八幡宮の総本宮といえば「宇佐神宮」なのですが、同じ八幡宮でも、祭神は微妙に違うものなんですよね。
 宇佐八幡についてはココを参考にしてもらうとして、応神天皇は本当に仲哀天皇の子であったか??
 仲哀天皇は誰に殺されたのか??
 そして祭神である応神天皇は一体誰の子だったのか???
 大宮八幡宮のパンフレットには
  応神天皇は仲哀天皇・神功皇后の御子であり、三神は国土開拓や海外との交流など我が国の礎を築かれた神々である。
 ことに三韓から筑紫への凱旋まで耐えて応神天皇の出産を果たされた神功皇后、母の体内に有る時から御神威を発揮され胎中天皇と称された応神天皇
 こうした親子三神の固い絆により、強く丈夫な子が生まれ育つという信仰が強く子育て八幡と讃えられる

 
 というわけらしいですが・・・・
 三韓から筑紫への凱旋まで耐えて応神天皇の出産を果たされた
 というのは、「腹に石を巻き付けて出産を遅らせて海を渡り」そして三韓征伐を成し遂げたらしいですし神功皇后が身籠ったのは仲哀天皇が亡くなった後であり、そのへんの辻褄を合わせるために「腹に石を巻き付けて出産を遅らせ」ってことにしてるわけで・・・・

 なんてツッコミどころは満載なのですが、まぁそんな事は深く考えずに全国津々浦々にある八幡宮を訪れてみてください。
なにげなく見ている神社や、近所の神社の祭神っていうのも、ちょっと調べるとわりと楽しいものですよ。
 まぁ、そんなわけで、大宮八幡宮は子育て、厄よけの神様??ってことで・・・・