Archaic Smile

私的な備忘録です。

東北の復興(課題に真摯に向き合うこと)

2012-02-13 02:08:25 | Weblog
最近、東日本大震災 今後M8クラスの余震とそれに伴う巨大津波の起きる恐れがあるというJAMSTECの調査報告にもとづくニュースをNHKで見たが、ネットからこのニュースが消えていっている気がする。私の思い過ごしならよいのだけれど。不安をあおるのはよくないから、どこからか消すように依頼があったのかもしれない。

リスクがあるのによい答えが見つからないから、とりあえずリスクから目をそむけること。何の対策も取らずに、精神の安定を保つことを優先させ安全だと信じ込むこと。そのうちリスクがあることすら忘れてしまうこと。この態度でつい最近、僕ら日本人は歴史に残る大失敗をしている。

震災後、がれきの山で高台を作って津波に強い町をつくるとか、津波被害を受けた土地を買い取って太陽光発電するとか、いろいろなアイデアが出ていたように思うが、予算不足やがれきの汚染問題で頓挫しているのだろうか?堤防ではすべては防ぎきれないことはわかったし建設に時間がかかる。

震災の時に六本木ヒルズ?が、自家発電を備えた防災に強いビルだと称賛された記事があった。仙台ではウェスティンの高層ビルがそれと似たような役割を果たしたと聞いた。

もう一度津波が来るというなら、廃墟となった海岸沿いの町には、いっそのこと超免震構造かつ津波の液状化で倒壊しない工夫をこらした超高層マンション(海に向かって船型?)を数棟建てて、住民や町ごと入居させるような案はどうだろうか?

マンションの3階くらいまでは共有スペースにしたら、津波で流されても大丈夫だろう。高い津波がきたら上の階に逃げればよい。コンパクトシティー的な発想で町のインフラ整備(ガス、水道、電気等)も集約できてコスト低減につながる。

地元にとどまりたい人々でもマンションを買う頭金もない人もいる。廃墟と化した住民の土地は、国が買い取って、そのお金を原資にしてもらってもいいだろう。もちろん神戸の震災同様、国が融資もしたらよい。もちろん返済できるように地元にしっかりした収入のある雇用を増やす必要がある。

国が買い取った土地は、構造物の下に農業プラントとかできるスペースをつくったり、構造物の上には太陽光のパネルを敷きつめて発電ビジネスしたりと、試験的に事業性が見込まれるインフラ整備をして、国が買い取った土地代の借金返済に、そこから生まれる収益等(賃借料?売電?)を分割して充当するとかのスキームは考えられないだろうか。

もともと産業のない地方は過疎化や高齢化が進んでいた。震災などなくても町の地盤沈下は進んで抜本的な対策も講じられていなかったと思う。中長期的にもこれらの難しい課題を克服していかないといけない。復興特区とか税制優遇で産業(高台に)を誘致できればよいのだけど。

4月から食品の暫定基準値がなくなる話もあった気がする。基幹産業である水産業が気持ちよく復活できるように、ベラルーシ並みに汚染の調査・情報開示が個人、生産者が簡単に行えるように、国が積極的にサポートして風評被害の払しょくに努める必要もあろう。

やっと復興庁もできた。政治家の利権だけを優先させ中身のないインフラ工事(財政政策)をするのではなく、いろいろな人々の知恵を結集し、職を失い、疲弊した人々が、東北の地で希望をもって自立できるような真の東北の復興を期待しております。
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日本の製造業に必要なもの

2012-02-09 00:00:47 | Weblog
十数年前の話であるが、H社のバイクのデザイン部門の人と仕事をさせてもらう機会があった。世間話で売れるバイクのデザインは何かという話をしたら社内できまって聞こえてくるのは、大友克洋のアキラのバイクだそうだ。期待通りの回答であったが、あのデザインはエンジンでは構造上成立しないそうだ。

しかしながら、そう、もうモーターも外殻のカーボンの技術もちょうど漫画の世界に追いついてきている。そそるデザイン、高性能、高付加価値で他にならぶものがなければ、値段は好きに決められる。

経産省がたしかクールジャパン戦略なんてのをやっていたと思う。メディア戦略が中心なのだろうけど、国をあげて日本メーカの技術の粋を集めて、デザインもふくめてアキラバイク(高性能?レース用?高級スポーツ電動バイク)のコンペでもやったらどうだろうか。(単に個人的に市販車が見たいという願望なのだけど・・・・)

有機ELは、ソニーが最初に市販化したように思うが、大型の普及TVは元提携先?の外国企業から先に発売されるようだ。次は日本製カーボンをつかった普及価格の自動車が、日本より先に外国から発売される日も近いのかもしれない。

生産設備、素材・部品、アッセンブリーと日本メーカーの連携のなさは、なんとかならないのだろうか。アッセンブリーメーカーが取引先(下請け)を変動費扱いして粗末にしすぎなのだろうか。技術者を簡単にリストラして情報を海外のライバルメーカに流出させすぎなのだろうか。

スマートフォンもそうだ、日本には恐ろしく付加価値の高い技術や部品や才能がそろっているのに、それらを上手にコーディネイトするイマジネーションが足りないように思う。経営者も含めてみんな目先の損得ばかり気になりすぎなのだろう。

新興国のニーズも重要になってくる。生産者は、もっと普遍的?グローバル?な意識をもって世界の消費者と同じ夢を見ない(共有しない)といけないと思う。

昔は欲しいものがいっぱいあった。テクノロジーとデザインに未来を感じ、僕らをワクワクさせる新しいジャンルの製品が、今後も日本から生まれてくることを切望する。
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2011/2/27

2012-02-08 23:57:15 | Weblog
中東情勢と円高と長期金利の低下について


修正削除移動 傑作(0)2011/2/27(日) 午後 6:22無題通貨、為替 Yahoo!ブックマークに登録


世界経済一寸先は闇である。

つい最近までは、リーマンショック時の財政政策の効果と新興国の経済成長(バブル?)を刈り取れた企業の好決算に支えられ、先進国の量的緩和(じゃぶじゃぶマネー)も手伝い、株高で景気回復の見通しに明るい期待があったが、こちらもじゃぶじゃぶマネーとインフレもその背景にあると言われる中東情勢の混迷、オイルの高騰により状況が一変している。

先週、日本国債とそれを大量に保有するメガバンクまでも、同時に格付けが落とされ、銀行協会の会長が吼えていた。とうとうアメリカも日本の政治家の低能ぶりに呆れ果て、邦銀に国債売却のチキンレースを強いることで、激しいショック療法を期待しているのだろうかとかんぐってしまった。

もちろんそんなことになれば、激しく円安になって、輸出企業は交易条件が改善し、いらない公務員もリストラをせざるを得なくなり、大インフレが予想されるならインフレ期待で国民の金融資産もいくらか吐き出させられるかもしれない。(個人的には、資産のある団塊世代を狙った相続税のハイパー増税論同様、ビジョンのない一過性の需要喚起は、成金の散在と同じで持続可能な社会という観点からは、賢明な施策とはいいがたいと思うが。)政府もガタガタ、銀行もガタガタになれば、社会不安も高まり、激しい円安とあいまって大インフレは、多くの庶民の生活に大打撃を与えるかもしれない。

と最近よく聞こえてくるようになった日本破綻論を想像したが、中東情勢の混乱は、世界のマーケットも想定外だったのだろう。逃避マネーが日本に集まってきている。ここ数日の円高と長期金利の低下は、重症患者にモルヒネ(麻酔)が打たれたと解釈するべきなのだろうか。

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2011/2/27

2012-02-08 23:56:17 | Weblog
量的緩和の行方とフランスG20


修正削除移動 傑作(0)2011/2/27(日) 午後 6:15無題その他金融と投資 Yahoo!ブックマークに登録


1月の先進国(英>ユーロ>米>日)CPIをながめていると日銀はやはり無能で、イギリスは特殊要因なのか手許がすべったのかターゲットを大幅にオーバーしている。そして本家バーナンキは、さすが秀才というところなのだろうか?
緩和の規模と物価上昇への反応速度、政策変更へのフィードバック、インフレ率をターゲットに収められるかどうかは、計算通りでなくて職人的センスも求められるのだろうか?
新興国も通貨安誘導でお金をじゃぶじゃぶ刷って資源を買い漁っている。自国の経済状況のパラメータをどのようにおいて緩和の規模を決めたのか、緩和による物価上昇への波及経路・波及期間をどのくらい想定しているのか、物価上昇の変動要因である新興国のマネーはどのくらい考慮しているのか、ターゲットを外すことが今後つづくのであれば、その諸条件を開示して説明が欲しい。トライアンドエラーなのかもしれないが、政策の目論見と結果に大きなギャップがあれば中央銀行はしっかり説明する必要があろう。

英欧からはターゲットをオーバーしこのまま物価上昇が続くようならば、金利引き上げに舵を切るとも聞こえてくる。これも、昔の日銀が引き締めのタイミングを誤って景気を減速させたケースが頭をよぎる。

バブル崩壊で市場万能論者は退場させられた。こんどはリーマンショックの深い傷を癒すのが当初の目的であったが、バブル再来を願う株屋と金融政策万能論者が手を組んでみたものの、結果的に世界を大混乱に落としいれたと近い将来に言われないように頑張ってもらいたいものだ。日本の土地神話が、ほんとの神話になったようにアメリカの住宅価格はいっこうに下げ止まらない。これも日本と同じ道をたどりそうで気がかりだ。

フランスG20の結果は正直がっかりだ。量的緩和のネガティブな側面を先進国が認めないのは十分理解できるが、落としどころは新興国の成長を背景とした食料・資源の供給不安をどのように世界が協力して解消できるかの一点だけだったと思う。住人のいないバブルマンション同様、費消しない購買者のマーケットへの参加、無軌道なじゃぶじゃぶマネーが、原材料に直接流れ込むことを食い止め、増産、生産性向上等供給強化の投資にマネーがスムーズに向かうように、世界のトップがマネーの交通整理と供給不安解消のビジョンを指し示したらよいのだろう。世界が協力し食料、資源の供給が増えるとマーケットが確信できれば、困りもんの投機マネーも1次産品から退散する。じゃぶじゃぶマネーも明確な目的を与えてやれば、悪者にならずに済むのだろう。

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2010/2/18

2012-02-08 23:53:21 | Weblog
デフレ対策について


修正削除移動 傑作(0)2010/2/18(木) 午前 4:46無題景気 Yahoo!ブックマークに登録


日本の国債の格付け引き下げが、あったあたりからだろうか

また、今のところ効果の高い成長戦略の見えない政府のもと
財政赤字がじゃぶじゃぶ積み上がり、例え1400兆円の個人の
金融資産でバランスしていると言われても、

また、他の国のバランスシートと比較するとまだ
ましという理由だけで、買われている円についても

そろそろ、そのリスクが意識され始めている。


ここ最近、今まで割と声高に叫ばれていたデフレ対策の
処方箋としての金融緩和的な手法が、有効との説が急速
に後退してきた気がする。
それどころか、デフレ対策には、効果が薄いという
論調が、急に増えだした。


素人考えであるが、そもそも、お金をたくさん刷って
貨幣の信用を薄めることで、理論上、インフレに誘導
できるとする手法そのものが、間違っている気がする。

実体経済の物価の下落は、リーマンショック以前の内外
問わず過剰な消費に支えられた供給体制が急激な消費の
落ち込みにより、在庫、設備ともに過剰となり、供給
圧力の高まりから物価の低迷が続いている。 物価を
支配しているのは、この論理に他ならない。

いくら金融の世界で通貨の供給を増やしたからといって
金融業界のなかで動くだけで、だれも信用が損なわれて
いるとは、感じない。これが、もちろん江戸時代やら
金本位制のもと、通貨が金であったならば、金の含有量
が2割減りましたと言われれば、効果はあるかもしれ
ないが、単なる紙に信用を与えているだけの状況では、
緩和で作られた情報は、消費マーケットにおける価格
を決める情報として共有されず(非対称であり)なんら
作用しない。

それよりか、日本の通貨は、政府が無策な上に、税収が
見込まれないまま政赤字が膨らんでいく状況が続けば、
おのずと通貨としての信用は、失われ、ターゲットを
通りすぎて円の暴落という形で、急激なインフレが
起こることも考えられる。


さて、ものを作って輸出で儲ける日本において、
円安は絶好の商機であり、極端な円安はどこかで
ブレーキがかかると思っていたが、

ここ最近の円高や、厳しいグローバル競争、民主党政権
の世間ずれした格差認識にもとづく、アンチ企業的な態度
は、ますます日本企業を海外に追いやり、流出させる
状況を作り出している。(内部留保に課税するなんて
発言をしていることに、正直驚いた。)当人達は労働者を
守っているつもりなのかもしれないが、日本で働く場所が
減っていくのと同時に、この円安にブレーキを掛ける力も、
今後、更に弱まってくるのではないかと心配になる。

結局のところ、お金を刷るのは、経済が成長しており
取引量が増える(できるだけ実体経済の取引であること
が望ましい)ときに実施するのが、原則で、あとは、
金融危機で、急激な金融収縮がおこるときに緊急避難的
に行うことが、あるべき姿なのだろう。

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2010/2/18

2012-02-08 23:49:36 | Weblog
次期戦闘機(FX)は結局どうするのだろうか?


修正削除移動 傑作(0)
2010/2/18(木) 午前 2:57無題アジア情勢 Yahoo!ブックマークに登録


今日の日経で、F35の共同開発に日本が参加できなかった
という記事があった。
今後購入する場合、、割高になる等記事は触れていたが
これって、国防とか安全保障上でも、かなりやばいので
はと思う。

前政権は、かなり無理があるのにF22の購入にご執心
だったが(この機体は、頭抜けた性能を有すも
アメリカ本国でも値段が高すぎて配備計画を縮小したり
そもそも作るのを止めるらしい。)日本政府としての
落としどころは、F35で決まりだろうとてっきり思って
いた。

F35は、F15同様に国内でのライセンス生産の道もあり、
最新技術の吸収のみならず国内産業への波及効果も
期待できる。イギリス・オーストラリア他も参画する
はずだし、まあ日本もアメリカの安全保障の傘のもと
にあるので、ヨーロッパの機体よりも、採用される
可能性は高く、間違いなく開発計画にも参加するの
ではと思っていた。

現在日本で作っているF2の生産もまもなく終わる。
先が見えないのと、割りに合わないからか住友電工
やら横浜ゴム?だったか生産に携わっていた一部の
大手部品メーカも、この分野からの撤退を表明して
いる。

一方、地域的な安全保障を考えると、これから北朝鮮
のみならず中国の軍備の増強や台湾での米中綱引きやら
安全保障上においてもアジアの不安定な要素がどう転ぶ
かわからない。

普天間基地の移設問題ひとつとっても政府内の調整で
右往左往しているが、もう少し大局的な視点で物事を
考えてもらいたい。社民党が沖縄の議席を落としたく
ないアピールは判るが・・・・県外案でもよいから、
たのむからアメリカとの根回しを終えた案で声を
荒げてもらいたい。現実性がなく言いたいことだけ
言って、国家間の決め事を振り出しに戻し、外交上
の問題に発展することは、5月以降は避けてもらいたい。

普天間基地の問題は、5月決着も危ぶまれだしているが
現政府は、この問題にけりをつけて、この辺のことも
しっかり取り組んでもらいたい。
この国は、ほんとに大丈夫なのだろうか・・・・・。
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ユーロキャリー

2012-02-07 23:52:10 | Weblog
円キャリートレード(日本がバブル崩壊後のゼロ金利政策時に、金利の低い円を借りて、欧米バブル時代の高金利の欧米通貨を買って利ざやを稼ぐ取引)といえば、円キャリーの巻き戻しによって現在の円高の原因と言われたり、また欧米バブルを膨らました遠因ともいわれる取引だが、昨年末あたりからヨーロッパの景気後退に伴う低金利政策を利用したユーロキャリートレードなるものの人気が増しているような記事を目にした気がする。

ヨーロッパの銀行は貸し出しを抑える方向にあるのだろうけど、ユーロが崩壊するのであれば、ユーロ建で借金して金利の高い新興国通貨で利ざやを稼ぎ、ユーロの通貨に対してショートポジションをあわせて積み上げてユーロの崩壊に持ち込めれば、丸儲けできるような危ないスキームを考えてる人たちもいるのかもしれない。

つくづくこんな取引ができると市場の均衡などなく悪魔の誘惑としか思えない一方的なインセンティブが生まれるのだろう。新興国の株価が最近上がっているのは、ユーロキャリーとかも関係しているのだろうか。ユーロが崩壊したら巻き戻しがおこるので分ることだが・・・。

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シングルイッシュー

2012-02-07 23:38:47 | Weblog
政府はたくさん資産があるのかもしれないし、国債の大半を買い支えているのは国内の金融機関、そこへ貯金している国民や企業であったりするのかもしれないが、政府の借金が1000兆円になり、赤字がますます増えるじゃじゃ漏れの支出構造を放置したまま、ここまで追い込まれているのに、無駄な固定費を削らない。それがいやなら公務員全員で痛み分けの賃金カットもしない。バケツの穴を小さくする努力をしない。

構造改革もしない。なるべく首を切らないように公務員のパフォーマンスを引き出させたり、国家の重点施策分野(税収UP・雇用創出・経済成長させる業務)へ人を集めるようなことも行わない。

国益にかなう現実的で有益な(お粗末な政治家のポケットにお金が落ちない)財政政策の提案も聞こえてこない。

適切な金融緩和の話もない。

増税一本やりでは、増税前のかけこみ需要で一瞬消費がもり上がるだけで、東北の復興需要がある程度たすけてくれるだろうが、中長期的には経済疲弊で税収減になることが容易に想像できる。財務省のシナリオだと言われているが、意味不明だ。

そもそも納税者番号の話はどうなったのだろう?低所得者への還付や食料品や日常品への税率維持の話はどうなったのだろうか?有権者からの反発緩和にも役立つはずなのに・・・なぜ動きがなくなったのだろう?!

呪文のように日本のリーダーは増税増税と唱えているが、総合的な政策抜きに増税だけするのでは、有権者からも支持を得られない上に、結果的に税収減になれば財務省、役人も困るのではなかろうか。

この呪文を誰のために唱えているのだろうか・・・・理解に苦しむ。

もう十分苦しんでいる日本を、実はもっと苦しめるためだよ~とかこっそり言わないでほしい。
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2011/2/11

2012-02-06 01:29:55 | Weblog
解散か?「政治と金」起訴された人と疎い人


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2011/2/11(金) 午後 3:45無題選挙 Yahoo!ブックマークに登録


バブルのときは、市場機能の完全性が信じられ、はじけると自然に委ねずに人がコントロールしないといけないと必死になる。ケインズさんがよみがえって政治の腐敗か下手な財政政策で赤字が膨らむと、また小さな政府が尊ばれ、自由や市場の力に公平性を見い出そうとする。またそこに欺瞞があると、市場と自由と叫びながら新たなバブルを呼びこもうと必死になる。その繰り返しなのだろうか。

既得権益者から票をもらう為に、ケインズ風の「掘って埋め戻せばいい」的な乱暴な財政政策を続けた結果が1,000兆円の借金の体たらくなのだろう。会社風にいえば、投資の失敗以外のなにものでもない。そして政治家、役人は、この責任を問われない。しかしながら、会社は潰れても、国は倒産しないという保証はもうない。税収と国債を生活の糧にする方々も、そろそろ責任を問われる局面に来ているのかもしれない。
田中さん時代に道路を作る、インフラを整備するということは、今から比べれば経済的な波及効果も大きく中身のある投資であったと考えられるかもしれない。インフラ整備により国民が喜び、景気がよくなり税収が上がれば、投資効果が高いと言えるのだろう。そして「政治と金」に賛否が分かれるのも已む無いことなのだろう。
では、中国やドバイのバブルマンションでもないのに、ましてや公共の財産であるはずなのに、ぼく達が今、目にする利用者の少ないあの巨大な建物や道路や空港たちは、いったいなんなのだろうか?どのくらいの有権者が作って欲しいと言ったのだろうか?費用対効果は最適であったのだろうか?目的を達する為にもっとお金をかけずにやる他の方法はなかったのだろうか?
これらは、景気対策の名の下に、政治家や官僚が私服を肥やすために作られたのだろうか、次の選挙資金が欲しい政治家の為に作られたのだろうか、彼らに群がる土建屋や農業従事者やその他利害関係者が、目の前の仕事欲しさから協力したのだろうか。とにかく税金を支払い、銀行等を通じて知らないうちに国債を買い支えている全有権者に、どれだけ還元され、満足を与えたのだろうか?
起訴された人は、マニフェストは守るべきと言う。多くの人が人口減少に歯止めもかからないし、経済効果が薄いと分かっている、借金まみれの子供手当てをいまだに継続すべきだと言っている。これもまた全国民を相手に票を稼ぐ方便なのだろうか。
「政治と金」の問題の本質は、コンプライアンスの問題ではない。国家の永続性、国民の日々の暮らしを継続させることに寄与しなくなった歪んだ政策、持続させるに値しない既得権益の延命に、その票を頼みとする政治家と役人が悪乗りし、強いインセンティブを与えてしまう事が、法に触れないといえども社会にとって大いなる悪・大迷惑であるといえるのかもしれない。

国を豊かにするアイデアのない、ばら撒いて借金を増やす無能な政治家は不要だ。知恵がないなら小さな政府を目指せばいいのだろう。自虐的?アイロニーとしか思えないが、阿久根や名古屋の選挙結果は、政治家がアイデアがないことをうまく表現している結果のようにも感じる。

解散後は、よりよい政策が議論できる良識ある政治家だけ残ってもらいたいものだ。

TPP・消費税・肝炎訴訟(薬害エイズ訴訟の二匹目のドジョウ?単なる人気取り?予算なく失敗?)等の最近のアプローチからも、民主党執行部は、支持率回復に都市部サラリーマン?無党派層の支持に最後の期待をかけているように感じる。法案など通る状況にないようだが、政策重視ならば、ついでに一票の格差問題も俎上に上げてもらいたい。地方をどさまわりしている時間的余裕もなさそうだし。

無党派層(資産のある団塊世代、資産のない団塊世代、公務員や大企業に滑り込んだ若者、低所得の若者)くらいセグメントしながら、各々政策に対するニーズも異なる、そういった国民の声に応えられる政治家もあらわれてもいい気がする。

有権者に選択肢がなさすぎる。マスコミも、浮動票とせずに、年齢・所得別の人口分布、もう少し想像力を働かして与論集約、与論形成をしてもらいたい。

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2011/2/11

2012-02-06 01:28:30 | Weblog
量的緩和の行方、通貨の信用(下書き)


修正削除 移動 傑作(0)
2011/2/11(金) 午後 4:49無題通貨、為替 Yahoo!ブックマークに登録


先月の記事なのですが、書いてたら止まらなくなってしまいロイターブログ用にカットしすぎたので備忘で残しときます。

インフレもその背景にあるといわれる中東の民主化運動はノーマークでした。国ってあんなに簡単に崩壊してしまうものなのですね。所得が低く、エンゲル係数の高い国は、食品インフレの影響を受けやすいのでしょうから、貧しい国や低所得者層は、たまったもんじゃないのでしょう。

それにしてもバーナンキは、基軸通貨国の中央銀行代表なのに、量的緩和の影響による原材料価格高騰の責任を否定したようですが、無責任極まりない。この辺のメカニズムに対しても真摯に向き合ってもらいたいものです。

デフレの反対のインフレの状態にさえしたら、手控えいていた消費に火がついて、需要も増え景気回復、すべてうまくいくという状況ではないことがはっきりしてきたわけですし、時間軸の問題なのか、投機マネーが悪いのか、格差社会が広がる前ならよかったのか、一部の学者や経済評論家たちが言うように金融政策で、インフレを算式どおりターゲット内にコントロールできないとすれば、貧しい人から順番に追い込まれていくのでしょうか。世界経済は、各国の政治情勢と併せて予断は許さないことに変わりはないのでしょう。

アメリカは、リーマンショック時の緊急景気対策と量的緩和による株高、ドル安(新興国の需要増)で、景気は回復していることになっていますが、自律回復には程遠いようです。でも今、量的緩和がすべて否定されて止めることになったら、株式、コモディティー、新興国に流れている大量のマネーが、いっきに巻き戻されて、おまけに、先進国のソブリン問題や欧米の不良債権に引火してしまった日には、だれが考えても目も当てられない状況になるのでしょう。もちろん、そんな未来はいやですが・・・。

とりあえずは、バーナンキは、QEはそこそこ効いているし、止めるつもりはないと言い続けるしか、他に手はないのでしょう。

オバマ大統領には、戦争以外のまともな選挙向け景気対策(バーナンキからも注文がついていたように、どこかの国のように借金まみれにならないように)を期待したいところです。ブッシュJr共和党なら、今頃、中国と調整しがら朝鮮半島あたりに大義名分をもって進攻するストーリーを画策してそうな...
中東民主化運動で、原理主義との戦いの均衡が崩れそうなので、それどころではなくなったのかもしれませんが...


以下 1/18記事の下書き----------------------------------------------

コモディティといっても、金と資源と食料でぜんぜん実需の背景やマーケットの規
模や投機マネーの入り方やストーリも異なるので金融緩和の反動と一くくりで捉え
るのはどうかと思う。金については通貨としての側面で先進国の通貨の信用ががた
落ちしている状況(日米欧:ソブリンリスク、欧米:隠れ不良債権、日米:じゃぶ
じゃぶ発行(累計ベース))もあるし、食料・資源については新興国はこないだま
で自給自足していた人々が貨幣経済に組み込まれて分業し、豊かな暮らしを求めて
いるので実需としても相当量の供給が必要になるのだろう。ただトレンドが上だか
らといえど、実需や実力以上に、マネーがコモディティに集中・避難しているのは、
間違いない需給のバランスが取れるまで、上にも下にも調整は避けられないだろう。

ただQEによって、必要な取引量(人類が、毎日そこそこの消費を持続的に繰り返
すような、フローとしての総和)をオーバーして通貨が流通しているので、投機マ
ネー(上、下することのみを見越した需要)の影響を受けるプライスは、潜在的に
非常に変動幅を大きくしているだけだと考えることにしている。

金なんかは、だれかがストーリーをこしらえて思いっきり売り崩してくれたら当面
は買いだろう。昔IMFが金を放出するぞ~と脅して安く買うみたいな、この手の
記事もその一つなのではと勘ぐってしまう。

チャートを見ても、オイルや金が異常に高いとは思うが、景気回復やドルの上昇が
信頼のおけるものとなり、行き過ぎた投機・逃避?マネーの流入が減少し、コモ
ディティが中長期でピークアウトしたと考えるのは早計な気がする。そもそもアメ
リカの想定外の長期金利の上昇は、景気上昇のシグナルではなく、ドルの凋落、
景気減速のファクターと見ることもできる。

それ以前に、金融緩和の影響をなくしても、コモディティがマーケットの規模から
短期的に調整・乱高下するのはいつものことだろう。環境破壊で人為的?異常気象、
神頼みの自然災害もある。



バーナンキ氏は、やっぱり天才ですね。先進国が発行する通貨の信用はなくなり世
界のコモディティは高騰しており理論どおりインフレは進んでいる(笑)新興国は
流入したマネー(バブル懸念)とあいまって通貨高とインフレのジレンマに苦しん
でいる。一方、アメリカは株価の上昇⇒資産効果による一時的な消費回復、及び通貨
安で輸出品の価格競争力UPの好影響を除き、今のところ期待したほどの成果が出
ていないところは誤算なのかもしれません。(アメリカはそりゃ~住宅価格が戻れ
ば一番、すべて解決なのだけど、マーケットはそんなに甘くない。日本の土地神話
が、ほんとの神話になってしまったように・・・。)ただQEも、ここまで来ると、
やめたらやめたのショックが大きいので、当分かっぱえびせん(やめられない♪
とまならない~♪)が続くのでしょうか。

少し話はそれるが、中国の実質金利の低下を見ていると、為替対策で彼らもドルを
打ち返すために、勢いよく元を刷っているのだろうから、自国への投機マネーの流
入や新興国全体の成長で供給不安がある通常のインフレの理由の他に、通貨の希薄
化も理由としてインフレを加速させているような印象を受ける。

インフレは貧しい人の不満に直結するので国内の暴動を恐れる共産党としても、ア
メリカに言われなくてもそろそろ元高でインフレ解消を狙う動きが出てきている。
海外投資の解禁(元高にして買い占める方がお得)もそのサインだろう。インフレ
による暴動リスクと、元高による(輸出競争力の落ち込みによる)景気減速による
暴動リスクの綱引きを彼らがどう判断するかだろうが、資源獲得は変らないが、
近隣諸国への覇権主義(間抜けな日本をぼこる)でストレスを発散させるのも限界
にきている。


/ブログ用
日本の学者も海外に弱いから、アンチ金融緩和のレポートもたくさん出てるし「金
融緩和で景気回復はうそだった。」みたいな新書もそろそろ発売されるのかもしれ
ない。FRB内でも、もめており、どちらが正しいかなんて素人は知る由もないが、
貨幣経済に巻き込まれている世界中の人々の生活に、直結する大問題なので経済学
としても、しっかりした議論と検証、そして発展を期待したい。


とにもかくにも、バーナンキ氏のお陰で投機で値のつくものの多くは、潜在的に上
にも下にも変動率を大きくしているように思う。個人的には、コモディティの下落
を心配する前に、新興国のポジションを長期で固定するほうが、そろそろ勇気がい
ることになるのかなと思う。こないだのインドネシアの調整など気になる。ベトナ
ムの経済も脆弱だ。新興国は、中長期的には成長間違いないのだろうけど、インフ
レ抑制の金融引き締めと、投機マネーの流入による実力を超えた成長(バブルの膨
張)、アジア通貨危機のときほど脆弱ではないと思うけど、政府や中央銀行が舵取
りを間違えると、国家レベル(非常に危険)の大きなボックス相場になってしまう
のだろう。売りと買いで短期でさやを抜きたい外人さんたち(投機筋)には、振幅
が大きいことは歓迎すべきことだが、実体経済(庶民)にとってはよろしくないこ
とこの上ない。もちろん政情不安にもなる。下手なファンドが悪戯したり、プログ
ラムが暴走したりしそうでおっかない。

先進国は、バブル崩壊、供給過剰で実体経済の規模も縮小方向にあるにもかかわら
ず、何の裏づけなしに、デフレ退治・景気対策の錦の旗の下、お金をジャブジャブ
刷っている。先進国の通貨は、実質的な成長を伴う新興国に対して相対的に価値が
下がる方向にあるのだろう。新興国は、人口も増え、豊かな暮らしのを求める禁断
の果実を口にしてしまったので、経済の規模は大きくなるし、供給が追いついてな
い段階においては、インフレになるのは当然だ。新興国の実需としても、中長期的
にもコモディティーが弱くなる要素は少ない気がする。


視点として抜けてる気がするが、行き詰った先進国がデフレを恐れて、お金をばか
すか刷って通貨安にするので、新興国は準備通貨としてのドル・ユーロに不信を抱
くのは当然であろうし、金の保有量を増やそうと考えるのは自然な流れだろう。ゼ
ーリックだって金を組み入れるとかこぼしてしまうのだから、もしかしたらニクソ
ンショック以降(変動相場制)最大の危機といってもいいくらい、潜在的にではあ
るが、基軸通貨の信用が希薄になっているのかもしれない。新興国も、金を買いま
すと宣言したら、値がつり上がって買えなくなるので何かの拍子で値崩れするのを
待っている。中国だって値を上げないように外から買うのを我慢している。


「欧米ショック(不良債権未処理)/更に円高⇒内需頑張る・・・」が先か、
「ジャッパンショック(無能無策の財政破綻)/円安⇒輸出に期待。」が先か、
成長著しいとはいえ、まだまだ脆弱な「新興国バブルの調整/円高?中立?」が先か、

それらの連鎖・複合ショックとなるのか?朝鮮半島、日米中アジアを中心に地政学
的なリスクも消えていない。

世界経済の潜在的な危機が解消され、最近の楽観論が想定している?QE(通貨安
・インフレ誘導)、オバマさんの選挙対策?による欧米主導の景気回復シナリオが
成功し、空売りが踏み上げられ、金が暴落せざるを得ない平和で豊かな経済状況が
到来することが確信できれば、コモディティ(金)は中長期でピークアウトしたと
言ってもいい気がするが・・・まだ早い気がする。

世界経済がまともな成長軌道に戻れば、通貨・投資対象としてのコモディティ(金)
は暴落するかもしれないけど、景気がよくなったらなったで、先進国+新興国の大きく
なった経済規模のもと、個人や工業品としての実需も大きく増えるので、調整はあろ
うが、やはりコモディティは、まだまだ強いだろう。


日本は、世界の実需を見通し、投機マネーのうねりをリスクをヘッジしながら、イ
ノベーション(日本の技術力)で世界のコモディティの供給不安をどこまで解消で
きるか。そこにも日本の生きる道があるはずだ

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2010/2/8

2012-02-06 01:14:58 | Weblog
2012/2/6
この記事だけは、書いた後もいまだに反省している。ブッシュジュニアが大量破壊兵器がないのにイラク戦争を始めたのに匹敵するアメリカのうそだったことが後からわかった。

真実が分った後からアメリカも少しトヨタをよいしょしていたが、失った信用は取り戻せない。

たしかこのときは、総理は鳩山さんで日米同盟ズタボロにした後だから、アメリカに強く言えない空気もあった。せめて原因をしっかり調べてくれとぐらいアメリカに対して念押しを国民の前ですればよいのにとその時思った気もするが、すべては後の祭りだった。



トヨタについて


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2010/2/8(月) 午前 1:35無題その他ビジネス Yahoo!ブックマークに登録


親友が勤めているので身引いきするわけでもないが、
こんな事態は、数年も前から十分起こることが予想
されていた。

世界のお手本になるような品質管理のノウハウを持つ
会社でも、急激な組織の膨張が、潜在的に非常に大きな
リスクを抱えてしまう現実を如実に物語っている。

数年前にもトヨタの拡大は、兵站が伸び切っており、
いつかどえらい事態を招くような記事を読んだ気がする。

このトヨタの急激な成長は、もちろんリーマンショック
以前のマーケットや需要に導かれ、また、トヨタの技術
と品質に裏打ちされたブランド力によってグローバル展開
が加速したのだろう。

しかし、この大不況で市場が収縮し、アメリカの保護主義的
な姿勢も見え隠れするなか、このタイミングで起きてしまった
ことは非常に不運としか言いようがない。

北米で時代に逆行するようなピックアップトラックの工場を
作っている暇があったら、もっと足元を固めてなきゃいけ
なかったのだろう。

とにもかくにも、ここまで大きくなったトヨタは、関連会社
中小企業と裾野は広く日本経済に与える影響は計り知れない。


あと忘れてはならないのが電気自動車等の技術革新により
車メーカという業界への参入障壁は、今後極めて低くなって
くる。また、新興国の低価格車の投入により価格競争も熾烈
を極めるだろう。
今回のリコール以前の問題として、自動車メーカとしての
トヨタの地位は、今後ますます危機にさらされる。

一刻も早く、事態の収集を図りグローバル展開の中でも
品質が確立できる仕組みを強化し、復活してもらいたいものだ。
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2009/2/21

2012-02-06 01:13:00 | Weblog
すべて商品に対して消費税は同率で上げるの・・・?!


修正削除 移動 傑作(0)
2009/2/21(土) 午後 7:36無題景気 Yahoo!ブックマークに登録


年金財政破綻を防ぐために
若者の未来に対する不安を
払拭するために、その財源になるなら
消費税の増税は反対しない。

三年後に景気がよくなって
増税できるかといえば
難しいだろうとも思うのだが

ずっと気になっているのは
どうして消費税は消費する
ものすべてに一律で上げる
のだろうか?

海外で消費税率が高い
といっても、食料品やら
雑貨など、貧しい人から
お金持ちまでみんながランニングで
消費する消耗品については、
高い税率をかけていないはず。

日本政府もどうしてそうしないのだろうか?

食い物とか日用品が増税されず
高額商品が増税されるなら

選挙でも主婦層を敵にまわさないし、
寒空で凍える労働者も敵に回さないし
どうして、そうしないんだろう。
官僚がめんどうだから?
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選択と集中⇔リスク分散(ポートフォリオ)

2012-02-04 15:54:40 | Weblog
シャープ他家電メーカの巨額の赤字見通しを見ていると経営判断はつくづく難しいなと感じる。選択と集中といっても、数年前の外部環境において、単純に伸びている事業に研究開発や設備投資を集中すればよいというわけではなかったのだろう。選択と集中は、精度高く(でもリスクの幅を持って)外部環境の変化を見通しながら組織の全体最適化(早めの構造改革)のスローガンとして取り組むべきもののように思う。

液晶TVや太陽光パネルは、数年前でも韓国や台湾や中国がキャッチアップしていることは自明であったし、日本製の性能のよい生産設備や素材・部品なども、じゃんじゃん輸出されていた。外国の政府主導による通貨安誘導(価格競争力支援)や、大胆な設備投資により規模のメリットを最大化しながらマーケットから競合他社をたたき出す・占めだす戦略は周知の事実であった。リーマンショックやギリシャショックで先進国マーケットがシュリンクする可能性があることも十分に想定できた。中国バブルがどうなるかは、まだ未知数なるも、これらの外部環境の変化は経営者はある程度予測できたはずだ。

財政破綻しかけている先進国政府が繰り出すエコポイントやグリーンニューディールなどの短期的な梃入れ策や財政政策に期待を寄せたのは理解できるが、東北大震災や原発事故は予想できないとしても、結果的には見通しが甘かったのだろう。

事業を絞り込んだ結果、中核事業がすべて競争に勝てなくなったらリカバリーする方法論は、現在進行形の半導体メーカが辿っているいばらの道をなぞるだけになるのだろうか。激しくリストラせざるを得ないのだろう。再編するにしてもそれでも勝てない。非常につらい話だ。

日本は平和だった。そして友愛の海は果てしなく広がり、まじめで親切な日本人は、世界に対して試行錯誤の苦労の末に手に入れた貴重な技術情報をただ同然で提供(もしくは抜き取られ)し、日本独自の素材や部品や生産設備を簡単に輸出し、国家とタッグを組んだ経営スピードの早い海外の競合企業をどんどん勢いづかせながら、自滅の道を辿っているようにも見える。

いまの政治家・役人・財界のリーダーからは国民を食わす為にどうすべきかという気迫はまったく感じられない。国会における政治家の発言を聞いていても、国家戦略など皆無なことは明らかだ。TPP推進で残された内需のマーケットを外国企業に開放しようとするお人よしぶりも腑に落ちない。

日本人の強みとは何なのであろうか、日本人は何を守らないといけないのであろうか。
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次は想定内の大地震

2012-02-04 14:03:46 | Weblog
福島原発の過酷な現場で働く人々の管理は、ちゃんとできているのだろうか?いつのまにやら2次3次の下請けの作業員の多くが外国の工作員に置きかわり、だれかの指令で電源設備や仮設冷却設備が破壊されるようなリスクについては想定され対策は講じられているのだろうか?

関東でも4年以内に70%の確率で大地震が起きると予想されている。まだ東北でも大きな地震が起きて津波までおこる可能性があるという。

いままでは想定外の名の下に圧殺されていたリスク情報が、遍く報道されるようになったことは喜ぶべきだが、再び大地震が東北や関東で起こったらどうなるのだろうか?福島原発にもういちど津波がきて仮設冷却設備や電源が破壊されたらどうなるのだろうか?地震の大被害に放射能汚染が上乗せされるのはまっぴらごめんだ。

今頃になって当時の政府は、原発事故の過酷な状況や最悪のシナリオを国民に隠していたのではないかとのニュースも流れている。未だに震災復興対策すらまともにできていないのに、もし首都圏や東北で大地震がもう一度起きたら、いまの政治家や役人らは、こんどこそはスムーズな対応ができるのだろうか?国会は日本人にとって優先順位の低い問題で白熱しているが、そしてなぜだかマスコミもそれを大きくクローズアップしているように思うが・・・公務員が選挙を歪めた問題と外国人から献金もらっていることの問題の軽重を考えてしまう。話がそれたが、関東圏がまた放射能汚染されるケースを含めて被害が少しでも軽減されるように早めに手をうってもらいたいものだ。

地震のリスクが高いというなら危機は現在進行形であることを忘れてはいけないように思う。
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