¶タイタン号の宇宙探検¶

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火の用心・・古き良き東京を描いた名作・・・のはずだったのに!

2006年03月11日 13時53分24秒 | ドラマ・映画 全般の話

ご存知(?)、倉本聰脚本、とんねるず主演の日本テレビ系ドラマです。
これ、とっても、とっても視聴率が低かった・・・(強調しすぎ?)。
見てた人、あまりいないでしょ?だからってわけではないけれど、いろいろ思うところがあるので取り上げてみました。

当時、とんねるずは「みなさんのおかげです」で絶大な人気を誇っていたにもかかわらず、このドラマのためにフジテレビの番組をやめ、初の本物志向路線ドラマ(バラエティっぽい趣向のドラマには出たことがあったはず)、しかも大御所の倉本聰の作品に挑みました。
富良野に住んでいる倉本聰のところまで、本人が押しかけていきなり直談判
(これ、本当かなぁ。ファンといえどもちょっと『壷』を感じてしまうんですが、とりあえず素直に信じてみます^_^; )
して、書き下ろしてもらったドラマです。
なのに視聴率が振るわず、世間としては「それみたことか」のような感情が広まったはず。
私は、まあ、そんな意見は無視して、毎週楽しみに見てました。
(こんなタカさんの”殴りこみ”精神が大好きなので・・・p(*^-^*)q♪)
これをきっかけに(?)倉本聰が「食わず嫌い王」に出演したり、後に親しく交流などして、まあ役者としても、とんねるずがおおいに成長したドラマと言えると思います。

内容は、東京の老舗の蕎麦屋の息子(タカさん)が証券マンとして働き、妹(後藤久美子)、おばあちゃん等、家族でそこそこ平和に暮らしているところへ、突然死んだ父親の外に作った子供(ノリさん)が現れ、しかもおまけ(桃井かおり)付きで登場。
同じ歳の本妻の息子タカさんとマイペースなノリさんの微妙な関係(「おたく」、「おにいちゃん」と呼び合ってました)、タカさん&桃井かおりの恋愛、後藤久美子(アミ)の、ノリさんへのほのかな憧れ、などが暖かく、絶妙に描かれていました。

特に、世間ずれしている(というか、これが普通)タカさんと、純粋すぎるノリさんのやり取り、桃井かおりを含めた三角関係のエピソードは秀逸。
自分のせいで桃井かおりが水商売をしていると知って(何も知らない能天気なノリさんを、タカさんが強引に店へ連れて行って、現実を見せつけるって設定)号泣するノリさんと、怒鳴りつけるタカさん。そこへ店の衣装のまま追いかけてきて、桃井かおりとノリさんが抱き合って、道端でわんわん泣いちゃうところ、もらい泣きしちゃった~!

あと、アミ(ゴクミ)とノリさん。ノリさんになんとなく恋してしまったアミが、夢で夜這い(今どき言わない^_^;)に、何故か忍者姿で現れたノリさんに驚いて目を覚ますシーンとか、温厚なノリさんがアミをひっぱたくシーン(「大嫌い!」って泣きながら言われちゃうの)も良かった・・・。

あとは(なんか想い出がとめどなくなってきた)タカさんとノリさんの2人のシーン。一緒の部屋で寝てるんだけれど、タカさんがいつもかわいい水玉(だったと思う)のパジャマの上に腹巻してるんです。その姿がちょっと間が抜けてるんだけど、いつもその格好で偉そうにノリさんに説教してるのも、なんだか可愛かった♡

本物の老舗の蕎麦屋の様子(実際に淡路町まで食べに行った(o^^o)♪)や、証券マンの仕事(このドラマで前場と後場という言葉を覚えました)、専門用語などが興味深く描かれていて、一言でいえば『良いドラマ』でした。

視聴率が発表された日の深夜、「オールナイトニッポン」でタカさんが失踪
(勿論うそ^_^; )したり、脚本の読み合わせで「‥‥」と「──」違いを注意されたことなど、振り返ってみれば裏話がいろいろ聞けたりして、楽しい思い出がたくさん出来たドラマでもあります。
日テレさん、ぜひ再放送を!!・・・と思うけれど、きっとむずかしいんだろうな・・・。


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