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「回転木馬/メリーゴーランド」のセオンマの生き方

2006年03月20日 23時26分11秒 | 韓国ドラマの話

「回転木馬/メリーゴーランド」(全58話)はこれまで私が見た韓国ドラマの中で一風変わったドラマでした。(チャン・ソヒ、スエ、キム・ナムジン、イ・ドンウク、リュ・スヨン主演)
不幸が次々と襲って、泥沼の展開の典型的韓国ドラマ・・・と思いきや、見ていると何かがおかしい。
「??」と思い、よく考えてみたら、はっきりとした”悪役” が存在しなかったのです。
そういったドラマ、確かに韓国ドラマにも結構あるんですが、「典型的」と言われれば、やっぱり
”いじわる”、”事故”、”病気” などが必ず出てきて、『ダストボックス』的キャラクターが不可欠なはずです。
なのにその”標的”となるべく登場人物がなかなか見当たらず、「あれ?」としばらく思いながら見ていた記憶があります。

物語は、あまりにも主人公の運命が二転三転して、うまくまとめるのが難しい・・・。
不幸にも若くして次々に両親を失った姉妹が、紆余曲折を経て、いろんな人々と出会い、幸せをつかもうと、生きていく物語----と簡単に言ってみればそれまでなのですが、とにかく「憎たらしい!」と思った人が後に「いいひと」に変わっていたりするので、感情移入がしにくかった!(^_^;)

で、ここではあえて一番激動の登場人物だった、主人公の姉妹のセオンマ(継母)にポイントを絞ってみました。

彼女(ミョンジャ)は姉妹の父と出会ったとき、既に子持ちの未亡人。
後に継母として家庭に入り込むも、長女とうまくいかず、姉妹の父親が死んだ途端に、お金を盗んで実の息子(ミング)と逃げてしまいます。
後に、妹(ジンギョ)は、姉が大学進学で都会で暮らす間、知人の姉に預けられ、乱暴されそうになった所を、影で見守っていたミングに助けられて逃亡。
よりによって継母の元へ身を寄せることになり
、当然ここで姉(ウンギョ)が大激怒。
その後、このセオンマは妹を金持ちのおやじ(^_^;)に売り飛ばそうとするのですが、ぎりぎりで良心がとがめ、美味しい話をふいにして無職に・・・。
その後、姉の恋人の家で偶然にも家政婦として働きだし、憎しみに満ちたウンギョと再会することになります。
誤解もあって、妹に無関心な姉の代わりに、なんとこのセオンマが妹の親がわりになり、妹は初恋の人とはれて結婚。
この後、姉vs.妹&セオンマ、の状態がしばらく続きますが、今度は姉の恋人の家が破綻し、家政婦として仕えていた奥様に『訪問販売』を指南。
数年の後に、妹と仲直りをしたウンギョがだんだんセオンマにも打ち解けてきて、今度はなんと、姉の親代わりとして、結婚の世話をすることになるのです。
結局このセオンマ、二人の姉妹に親として敬われ、実家の義母として姉妹の夫たちにも慕われて、若くして、幸せな”お婆ちゃん”としてエンディングを迎えることに・・・。

あまりにも信じられない展開でしたが、セオンマいわく、
「人生、生きてみなきゃわからないわね・・・。」と何度もつぶやきます。

私もこのドラマの感想を一言で言うとすれば、このセオンマのセリフそのままです。
長いドラマ、本当に誰がどうなるかわかりません。
御曹司として登場したキム・ナムジンも、まさかあんなふうに変わっていくとは・・・。
本当に、良くも悪くも、先の読めないドラマでした(^_^;) 。


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