視聴率ついに２０％超

　　　　　　　「ラスト・フレンズ」過激な中身

ドメスティックバイオレンス（ＤＶ）、性同一性障害、セックス恐怖症などに悩む若者たちが主人公のフジテレビ系ドラマ「ラスト・フレンズ」（木曜午後１０時）の視聴率が、あす１９日放送の最終回に向けて伸び続けている。１２日の第１０話では、最近の連続ドラマでは珍しく２０％を突破。人気の秘密はどこにあるのか。

４月クール連ドラでは、日本テレビ系「ごくせん」（土曜午後９時）、フジテレビ系「ＣＨＡＮＧＥ」（月曜午後９時）が初回から２０％超えを達成しているが、いつも辛口で知られる作家、麻生千晶氏は「ラスト・フレンズ」を「今期ドラマでは最高の出来」と絶賛する。

「１０代後半の若者にこびたような、おとぎ話のような作品が増える中、シリアスな内容で、作り手の先見性と冒険心が素晴らしい。登場人物の独白も最低限に抑え、表情とセリフで伝えようとしている本格ドラマですね」と語る。

ドラマでは、若手トップ女優の長澤まさみ（２１）と上野樹里（２２）が幼なじみ同士の役で競演。恋人・宗佑（錦戸亮）からＤＶを受ける美知留（長澤）と、性同一性障害を抱えるモトクロス選手・瑠可（上野）のキスシーンも話題になった。（以下略）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　6月18日17時1分配信夕刊フジ

今連続ドラマで見ているものって一つもないんですが、私が買っているＴＶ雑誌の

『ザ・テレビジョン』でこのドラマのことをけっこうマメに追いかけていて、自然と

内容も上っ面だけ頭に入ってたんです。

それが、先週から突然、一挙再放送開始。（しかも文字放送だし ← これは大事）

「どれどれ」って感じで見てみたら、なんだか私の年代（まあ、はっきりいえば主人公

たちのお母さんでもおかしくない世代です、ええ。）からすると、昔なつかしの

少女漫画みたいな感じがするんですよね。

ふざけた部分が殆どなくて、あの年齢特有の「孤独」とか「友情」とか…。

厳しい内容だけれどシェアハウスって、今の若い子だったら憧れるんじゃないかな。

実際にああいう暮らしをしてみたいかどうかは別として。

で、なんだか「ひとつ屋根の下」とか「愛という名のもとに」とか「天体観測」とか、

これらをＭＩＸしたような、群像劇であり、青春の残酷さや儚さが描かれていて、

見ていて飽きないんですよ、全然。

オリジナリティがどうこう言ったらきりがないんだけれど、今時１００％オリジナルな

ものなんて有り得ないし、なんと言っても上野樹里と瑛太がいい！

氷川あさみも中和剤としていい味出してるし、主題歌もいいしね…。
（宇多田ヒカルの「Ｐｒｉｓｏｎｅｒ　Ｏｆ　Ｌｏｖｅ」、もうダウンロードしてしまいました）

というわけで明日の夕方の２時間再放送を見て、一挙に夜、最終回へ突入する予定

です