入院日記。後編＜輸血・安静から自由への脱出＞

2009年03月15日 04時37分52秒 | 心理学・健康・その他

術後でまだ部屋の中でもトコトコしてる私ですが、記事更新します！

っていうか、書かないと忘れちゃうから…(^_^;)

前回記事の続きです。

◆11日◆・・快復へ（入院４日目）

自己血輸血をすべてやりきり、やっと尿管が外れました。歩いてトイレに行けることを

確認し、足に履いていたエコノミークラス症候群予防のハイソックスを脱ぎました！

ただし、無理にたくさん歩かないように言われ（やはり貧血が酷いらしい）、階段も

使用不可。１階下にある唯一の楽しい場所、売店にもわざわざエレベーター。

…な～んてちょっぴりお気楽気分になっていたら、またも出血！

さっそく主治医から呼び出しです。

内診をして、なかなか止まらない出血の状態を確かめることになりました。

最悪、再手術と言われてすっかり暗くなっていたら

「先生はタイタンさんの心が心配だな～」

といわれてしまいました。ソンナニ私クラカッタデスカ、センセイ…

結果は「大丈夫」ということで、やっぱり安静の指示が出ました。

どうしてもパジャマの腰骨下あたり（腹腔鏡で切開した）に血が滲んでしまいます。

ガーゼ交換と採血、血圧測定を定期的に繰り返してこの日は終了──。

◆12日◆・・楽しみは入院食

お腹の管（子宮とつながった管。ここから最後まで出血有り）が取れました。

苦しみがなくなると、途端に「喜」に走る現金な私です。

入院の楽しみと言えばひたすら入院食！！

ＴＶやラジオもそこそこ楽しいけれど、ベッドで見るには近すぎる。周りの騒音もあり

（付き添いの方を「騒音」扱い……スミマセン）目にも悪いです。

※あ、ちなみに「カーナビ！」のレインボーシュガーパン食べたかった…

唯一救いだったのはこの日が木曜日だったこと。そう、タカさんＤＡＹだったのです！

一番元気が出た日が木曜日で幸いでした。（来週の食わず嫌いは慎吾クンだよ）

でも22時には電気が消えてしまう哀しい消灯時間。

ろくな体力を使っていない私（おまけに夜中のナースコール、いびき、うめき声が

絶えない病棟）においてはなんとも苦しい一夜でした。この日はたぶん殆ど寝て

いないはず…

◆13日◆・・解放されたい！

前日から先生に「何が退院のポイントになるのか」をしつこく聞いていた私。

とにかく帰りたかったのです。１人になりたい。22時過ぎてもやりたいことがある。

ＨＤＤに貯まっている録画番組も気になるし、自分だけの時間が恋しくて仕方が

ありませんでした。

担当医師による内診と最後のガーゼ交換。明日は土曜日です。

今日を逃したら大変だ！と思い、先生に猛アピールする私。

「そんなに今日帰りたいの？」

「はい、ぜひ！」

「…よし、いいでしょう」

「やった～！！」 ←婦人科の内診台の上ｗ（女性陣の方はわかりますよね？）

そうと決まったら荷造りです。お昼の入院食は断りました。

もうさすがにふりかけご飯は飽きた…

最後に尿検査があり、退院後の注意事項の説明と手術時の映像拝見。

腫瘍は新生児の頭部の大きさでした（約300グラム）

更に、腫瘍はもう１つ芽が出来つつあったということで、すっかり取ってもらいました。

あとは同室の方々へのご挨拶。あまったものを分けまくり（ケチ）、ティッシュはナース

ステーションへ。着替えて会計を待つだけです。熱が出たら即外来に来ることを約束

し、病院を後にしました。

◆総括◆・・今更ですが

女性の皆さんへ

子宮筋腫は罹患率（成人女性の4人に1人が発症するといわれる）が意外に高い

病気です。

…という事実を、患ってから知った私ですが、とにかく女性の皆様。

勇気を出して検診を受けましょう！私がいうのもナンですが…

子宮、卵巣の病気は不妊にも大きく直結しています。

一瞬の恥と煩わしさを後回しにした結果、失うものは大きいです。

特に腰痛がある人、体重が増えていないのにショーツやガードルがきつくなった人。

私の経験上では要注意です。（自分はそれ以外自覚症状がなかったので）

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ｐ．ｓ．医療に関わる人ってとっても偉大ですね。

センセイと呼ばれる職業で一番尊い仕事だと思います。

担当の先生、関わったたくさんの検査技師さん、看護師さん、配膳をしてくれた方、

お掃除をしてくれた方、皆ほんとうにすばらしい！

尊敬します。そしてとっても感謝しています。

もっと医療に従事する人々のお給料上げたほうがいいと思うよ、ウン。