映画を見始めると、続けて観たくなってしまうもので、
今夜は、手持ちのDVDからチョイスした。
昨夜に続き、フレンチ。巨匠“ゴダール”衝撃のデビュー作、
1959 『A bout de souffle』
邦題 『勝手にしやがれ』
私たちの世代で、『勝手にしやがれ』と言えば、
沢田研二さんのレコード大賞受賞曲を思い浮かべる人も多いと思うが、
歌名の由来は、まぎれもなく、これによる。
同じく沢田研二さんのヒット曲、『カサブランカ・ダンディ』、
これもまた映画が題材にされており、こちらは、1942製作『カサブランカ』から。
“ボギー、ボギー、あんたの時代はよかったぁ”とのフレーズ、
かなり、懐かしいが、
この“ボギー”とは、その映画の主役“ハンフリー・ボガード”のこと。
今日紹介する、この映画『勝手にしやがれ』では、
その映画『カサブランカ』のポスターに写る“ボギー”が登場する。
ジャン=ポール・ベルモンドが演じるミシェルは、大のボギーファン。
ポスターを眺めるミシェルを観ていると、
沢田研二さんの歌詞がよくわかる。
また、モンキーパンチの『ルパン三世』も、この映画にかなり影響を受けているように思う。
スタイル、ファッション、女、盗み、BGM・・・ 、
ミシェルと、“ルパン三世”の類似点は、かなり多い。
“ルパン”と“ジュリー”と言えば、世代的にも、思い入れが強いので、
その辺りも、興味深い。
さて、前置きが長くなってしまったが、
この映画、最初に観た時は、インディーズで作りも大雑把、
それまで、普通?の映画しか見たことなかったから、初回は、少なからず驚いた。
けれど、しばらくしたら、また観たくなってきて何度もレンタルしたり、
数年前、みなみ会館でリバイバル上映された際には、観に行ったりもして、
結局、DVDも購入した。
1959フランス
監督:ジャン=リュック・ゴダール
主演:ジャン=ポール・ベルモンド、ジーン・セバーグ
“A bout de souffle” fin