ノグチサトキ

アマチュア・ミュージシャン    

あの世とこの世

2024-06-14 | 自分史

・・・山肌は、拡がる海の砂場

このまま進めば、水に溺れる

 

どうしようかと思いながら、

ふと左を見れば、

それまで気付かなかった景色、

街であろうか

どこへ続くのか分からない道が見えた

そこで、目が覚める

行き着く先が、あの世であるならば、

死=永遠の眠りであるようにも思えた

その道が、“奇跡”であるとも願いつつ

さりとて、

留まる先を無くした魂は、

しばらくして、肉体を離れ、

空気が蒸発するかのように浄化され

雲となり、雨が降る如く、循環し、

全てが混ざり合った後、

あらたな魂となり、

生まれたばかりの肉体に宿る

稀に、

何かの理由にて、浄化し切れず、

一片の固まりが残ったまま、

あらたな肉体に宿れば、

それを「前世の記憶」であるとか、

誰かの「生まれ変わり」などと、

称するのかも知れない

方や、人々の中に残る記憶は、

亡き者の過去の魂と同化、

もう一人の自分、

影となるのかもしれない

つづく

コメント (2)
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