・「バイバイ、ブラックバード」、伊坂幸太郎氏
「抽選で選ばれた50人に小説の手紙が届いたら?」という趣旨の企画で書かれた本(らしい)。
借金で首が回らなくなり「あるバス」に乗せられることになった主人公、星野。
その前にお別れさせてくれと付添人?繭美に頼んだその人数、なんと5人。(5股)
普通ならその時点で「そんな男(が主人公なんて)イヤだ」と思うものだが、どの女性も
均等に「好きだ」と思う(そしてごく自然に思う)彼はたらしと呼ぶのはどうもしっくりこない。
繭美の人物描写が強烈で非常にインパクトがあるが、そもそも「何でバスに乗ることになったのか」と
ラストが委ねられている点が自分にとってはやや釈然としない。
・「二人の距離の概算」、米澤穂信氏
古典部シリーズ(まだ2冊ほど読み終わってない;)の最新作。
新入部員を迎えることになった古典部だが、仮入部員が何故か入部しないと言ってきた。
その真相は一体? 折木はマラソン大会の間にその解決を試みるが…。
マラソン中に他人と会話を交わし(当然、そうしゃべれるわけではない)、その間に推理を働かせ
解決をしていくという一種変わった形の安楽椅子探偵モノ。(でいいのか?)
まぁ、ミステリとしてなるほどと思うところもあるのですが、青春モノ(=登場人物の
成長や人間関係の変化)という色合いも併せている作品だと思う。
・「平安朝の悪女たち」、三田誠広氏
(奈良)平安~そして鎌倉まで、歴史の中に登場する女性達を紹介したもの。
「悪女」というくくりよりも意図する、しないにせよ歴史の流れに影響を与えてしまった女性達、
という風に解釈しつつ読みました。
小説や話しというより歴史セミナーを文章化した感じかなぁ。
が、やはりこの時代(の天皇、藤原家)は系図があっても、何度読んでも(過去、この辺りは
永井氏の歴史小説とか読んでいるはずなのに)頭がこんがらがる。
明日から少し過ごしやすくなるみたいだが、雨は憂鬱だ。
「抽選で選ばれた50人に小説の手紙が届いたら?」という趣旨の企画で書かれた本(らしい)。
借金で首が回らなくなり「あるバス」に乗せられることになった主人公、星野。
その前にお別れさせてくれと付添人?繭美に頼んだその人数、なんと5人。(5股)
普通ならその時点で「そんな男(が主人公なんて)イヤだ」と思うものだが、どの女性も
均等に「好きだ」と思う(そしてごく自然に思う)彼はたらしと呼ぶのはどうもしっくりこない。
繭美の人物描写が強烈で非常にインパクトがあるが、そもそも「何でバスに乗ることになったのか」と
ラストが委ねられている点が自分にとってはやや釈然としない。
・「二人の距離の概算」、米澤穂信氏
古典部シリーズ(まだ2冊ほど読み終わってない;)の最新作。
新入部員を迎えることになった古典部だが、仮入部員が何故か入部しないと言ってきた。
その真相は一体? 折木はマラソン大会の間にその解決を試みるが…。
マラソン中に他人と会話を交わし(当然、そうしゃべれるわけではない)、その間に推理を働かせ
解決をしていくという一種変わった形の安楽椅子探偵モノ。(でいいのか?)
まぁ、ミステリとしてなるほどと思うところもあるのですが、青春モノ(=登場人物の
成長や人間関係の変化)という色合いも併せている作品だと思う。
・「平安朝の悪女たち」、三田誠広氏
(奈良)平安~そして鎌倉まで、歴史の中に登場する女性達を紹介したもの。
「悪女」というくくりよりも意図する、しないにせよ歴史の流れに影響を与えてしまった女性達、
という風に解釈しつつ読みました。
小説や話しというより歴史セミナーを文章化した感じかなぁ。
が、やはりこの時代(の天皇、藤原家)は系図があっても、何度読んでも(過去、この辺りは
永井氏の歴史小説とか読んでいるはずなのに)頭がこんがらがる。
明日から少し過ごしやすくなるみたいだが、雨は憂鬱だ。