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まずは何をしよう

夕景・たばこ祭り花火狙い「塔の岳イブニングハイク」 で、大失敗!!!2023/09/24

   夕景・たばこ祭り花火狙い!丹沢「塔の岳イブニングハイク」
            で、大失敗!!!
       イブニングハイクの危険性をあなどるな
               ・
   「日没と共に…… 山並み、そしてアザミが深い眠りに落ちた」

                             2023/09/24

 天気予報NHKアメダス雲の流れとにらめっこ……
本日は登山仲間と「金時山」登山に行きたいところでしたが、午前中にやらねばならぬ畑作業を行って目的が目白押しにある「塔の岳」に単独登山となりました。一日で二つのことが出来たことの充実感はありましたが、午前中に畑作業でなく登山仲間と「金時山」・午後に「塔の岳」企画に後ろ髪を引かれましたよ!
「塔の岳イブニングハイク」の目的は、
・前回ナイトハイク登山体調不良の精神的後遺症の払拭
・塔の岳での初“夕景撮影”
・たばこ祭りイベント「花火」を山頂より撮影(1年で1回のチャンス9/24)
の3点となります。

 秋風を肌で感じ……
 多くの下山登山者との挨拶をきっかけに多彩な人間性を感じ……
 山頂で、秋の寂しさを十分に味わい……
 そして、風に吹かれて……
 寒かった……
 黄昏に溶け込む心に、衝撃の大失敗も……
 暗闇の中で孤独の自分を知り、人間はひとりで生きていけない生物だと思い知らされた山行きでしたよ……
 他人あっての、私

 始まり、始まり…… と言うことで、イブニングハイク独特の危険性を交えてドタバタ劇を記述していこうと思います。


 天候は申し分なし…… 本当です!!! 寒さで唇がこわばっていますが……

 温かく山頂のアザミが私を迎えてくれました。
今回冒頭を飾る1枚はこれだ!
 自信作でお気に入りの1枚です👍 (奥は尊仏山荘)
あざみにより秋の写真らしく写したと思っていたが、残念なことに「あざみ」は春の季語でしたよ…… (事務所のパソコン前で肩を落とす↓)
「塔の岳写真集」を創る上で嘘を書いては行けないとネットで季語を確認したところ、春にも開花するらしく春の季語になっていましたが秋の開花がメインだそうです。

 行きなり言い訳じみた事を書き始めて先が思いやられるけど……
     大失敗が頭をよぎる…… …… ……
       先に進めましょう!!!



 さてさて、イブニングハイクの始まりです!

   ーーー 目次 ーーー
1.日程
2.メンバー
3.今回の登山目的について
3.1 前回ナイトハイク登山体調不良の精神的後遺症の払拭
3.2 夕景撮影
3.3 たばこ祭りイベント「花火」を山頂より撮影
4.大失敗
4.1 三脚固定金具の忘れ物
  ・忘れ物について&その影響
4.2 照明用アルカリ乾電池の使用推奨期限切れ
  ・アルカリ乾電池の自然放電について
  ・予備乾電池が消滅した不安について
4.3 イブニングハイクの危険性
  ・予備乾電池のない怖さ
5.登山目的は成し遂げられたか
5.1 前回ナイトハイク登山体調不良の精神的後遺症の払拭
5.2 夕景撮影
5.3 たばこ祭りイベント「花火」を山頂より撮影
6.山頂からの景色
  時間軸と共に
7.まとめ


では、目次に沿って……


1.日程(2023年09月24日) 晴☀ 強風
大倉からの大倉尾根(馬鹿尾根)ルートです。
《往路》
 大倉登山口13時50分 → 16時30分 塔の岳頂上
 下山者のピーク時間帯とあって挨拶が大変でした。登る人は私だけ!
 (服装は、夏バージョンTシャツに帽子姿で汗まみれ)

《日の入り》
  約1時間30分 写真撮影
   日の入り 17:40
 山頂では宿泊者(ワンカップルとカメラマン1名)と私だけで上がってくる方はゼロ名
(服装は冬バージョン4枚の重ね着で毛糸の帽子は不要でしたが風が冷たい)

《復路》
塔の岳頂上 18時00分 → 大倉登山口20時05分
  下山中に花火鑑賞
 山林に入るとライトに照らされた足下に集中するしかない……
転がるように高度を下げる……
熊除け鈴がとてもうるさい!
鈴虫の鳴き声が鈴に刺激されて音量を増してくる!
暗闇の静けさの中で交響曲の始まりだ……
これも粋な物だと感じながら足を速めた!
 (服装は、暗闇のなかでの転倒怪我防止のため長袖シャツ1枚)
 熊の出没とかお化けの恐怖心は、足下に集中していたのでなかったけど……
ライトを周囲に当てると……
お化けが心の隙間から現れてくる!
いけない!いけない!
足下に集中! 集中!! っと

2.メンバー(単独)
 単独の良さもあるけど、今回の良さを上げろと言われると……
良さは心に染み込んでこないので気がつかないんだよね!ゆっくり考えると出てくるけど先に進みます。

3.今回の登山目的について
 登山目的3項目について詳細を記述します。
3.1 前回ナイトハイク登山体調不良の精神的後遺症の払拭
 前回同じバカ尾根コースをナイトハイク登山したときに登り始めて「ふらつきと気持ち悪さ」を感じて……
その時からナイトハイクに不安を感じていました。
精神的後遺症を払拭するには、リベンジが何よりの特効薬と思っていたので機会を狙っていました。

3.2 夕景撮影
 表丹沢からの夕景撮影は三ノ塔で一夜を過ごしたときしかなく、塔の岳からの夕景撮影を実現させる。

3.3 たばこ祭りイベント「花火」を山頂より撮影
 秦野たばこ祭り花火を上空から撮影するために塔の岳で実現させる。
昨年の花火撮影は、水無川の河川敷から撮影しましたが、その時から塔の岳山頂は狙っていました。どちらかと言えば、花火撮影のかたわら夕景・夜景を取ろうと行ったスタンスで臨みました。
 我ながら、良い考えだと「うきうき」していたのですが……
結果は後ほど
チャンスは年間を通して一度きり

4.大失敗
 すさまじいドジを踏みました!!!
行きなれている塔の岳ですから、ささ、さっと……
荷物を突っ込んで出かけましたが……
大失敗が二つ潜んでいましたよ!

4.1 三脚固定金具の忘れ物
  【忘れ物について】
 三脚の雲台(カメラを固定して自由に角度を変えられる台)に取り付けるためのカメラ側の相方固定金具を忘れてしまいました。500円玉ぐらいの物ですが、カメラから何時も外しており三脚を使用するときに付属させています。
 予備バッテリー、予備SDカード、リモートスイッチは入れたのに肝心要の物を取り付けてこなかった!
【その影響】
 三脚が全く使えなくなり“長時間露光”撮影は不可能となりました。

4.2 照明用アルカリ乾電池の使用推奨期限切れ
 大失敗のふたつ目となりますが、夜間行動で使用(ヘッドライト)する照明用アルカリ乾電池の使用推奨期限切れが花立山荘に向かう途中で発覚しました。
 家にあった未開封の新品アルカリ乾電池に交換してきたのですが、歩行中に消灯しました。
「あせり……」
一月前のナイトハイクで乾電池が3時間持つ実績を認識していたのでこの予想外に慌てました。

 【アルカリ乾電池の自然放電について】
 帰宅後ネットで調べたところ
パナソニック社:アルカリ乾電池の使用推奨期限は10年と書いてあります。
ソニー社:自然放電は3%~5%年間と書いてあります。
 今回使用したアルカリ乾電池の使用推奨期限を確認したところ
    2021年4月
となっていました。と言うことは、製造後14年立っていることが判明しました。
        「消灯に納得」


【予備電池が消滅した不安について】
 前回使用していた同じ製造ロットのアルカリ乾電池を予備乾電池として持参していたので……
それと交換して夜間歩行を継続しましたが……
問題は……
「果たして、この乾電池は前回と同じく3時間持つのだろうか……」
3時間持てば、下山は完了します。
しかし、乾電池については残量が見えないので保証がありません。
山林歩行は、真っ暗闇と同じです……
「歩行不可が頭をよぎります!」
山頂付近で予備乾電池を使ってしまった怖さは……
   「怖いです!」

4.3 イブニングハイクの危険性
 これは、ずばり「人気がないことです。」
夜明け前のナイトハイクでは、人気がありますし、夜明けは間近です。
今回の下山時には頂上には宿泊客がいましたが、頂上から下山まで生きた物に合わず終いで救助は求められません。

【予備乾電池のない怖さ】
予備乾電池のない怖さは、歩行不可能になる恐怖心から来ます。人気が無いと人について行くことも出来ません。
歩行停止状態で長い長い夜明けを待つしかありません。
「真っ暗闇でも降りてくるだろうけど…… ペースは蟻さんかな……」

5.登山目的は成し遂げられたか
 色々言い訳も含めて書き込みましたが、登山目的はどうなったかを記述します。

5.1 前回ナイトハイク登山体調不良の精神的後遺症の払拭
 絶好調で登山ルートを駆け抜けることが出来たので、精神的後遺症は払拭されました。
往路は、2時間40分快調その物
復路は、2時間05分で転がるように落ちてきました。ただし予備乾電池がない不安に背中を押されて…… 

5.2 夕景撮影
 風邪が強かったので雲が無いなと確信を持って山頂を目指しましたが……
 予想的中でした。
欲を言えば、空一面にぼんやりと霞が掛かっていたような空気だったのと雲が今一でした。

5.3 たばこ祭りイベント「花火」を山頂より撮影
 残念ながら上記大失敗で撮影できず。三脚を使わずにISO値を上げて手持ちでも撮影できたのですが、予備乾電池がない恐怖で下山のための電池残量を確保するために下山を優先しました。
 登りながら花火撮影場所をロケハンして花立山荘から花火撮影することとしましたが、花火撮影するため花立山荘に向かう途中で照明が消灯したため急遽下山を優先した事情が発生したわけです。
“三脚がない”そして“ライトを使用してカメラをいじくり回す時間が無い”の2重苦に落ちたわけですね!
「本当に大失敗」
 従って、下山しながらの花火観戦のみです。


6.山頂からの景色
 それでは山頂からの景色を時間軸と共に記述します。

先ずは、山頂でお出迎えをしてくれたアザミ君です。バックに丹沢山を入れたかったがダメでした。アザミ君でなくて尊仏山荘女将かな? しっかりお辞儀をしていますね!



 すすきが風に揺らされながら夕陽を浴びて輝いていました。風の呼吸に合わせてシャッターを切りました。バックの山並みと左脇の草の照り返しもとても気に入っています。

 全体的にもやっていて太陽光が少し弱かったのが良かったのか? 自分が山並みに引き込まれたのがわかりました。下部に緑のゴーストが出たのが残念ですね
 ファインダーを覗いているときに、ダイアモンド富士が近いなと思いました。



 東の空は雲が湧いていました。赤く染まる事は無くこれ以降はシャッターチャンスなし



 この写真の注目箇所は、湖面が反射している山中湖となります。富士山右裾野下辺りが山中湖で、ごま粒ほどの照り返しで見逃すところでした。
(ブログに載せるために解像度を落としているので山中湖消失寸前で判りにくい)

 これは冒頭に使った写真で、山頂のアザミ、山頂のシンボル標識、尊仏山荘と僅かに見える丹沢山山頂です。山頂の要素が全て盛り込まれたのと、ポイントは斜光があってこその1枚ですね!
 しっかりと構図を狙いに行きました。
あざみが此処にあってこその写真で、生息していてくれて「ありがとう」




 表丹沢稜線と大山です。アピールポイントはありませんが、山頂からの1枚としては欠かせない構図となります。



 これもお気に入りの1枚です。モデルの二人は尊仏山荘宿泊客です。あまりにも良い構図なので、二人のカメラ(携帯)で同じ構図で撮って差し上げました。石ころと方位盤に僅かに光が射しているところがなんとも言えない。ちなみに左に置いてある荷物は私の物です。撮影しているときに邪魔くさかったが、整理整頓されていたので良しとして撮影続行した経緯があります。
 これは、構図を決めて撮りに行った自信作と言っても良い作品です。

 心が開放されて“湧いてきますよね”……


 まさしく夕焼けの1枚
山並みの輪郭がもう少し強く出てくれると良かったんですが、表現できただけでも満足しています。



 1日の終わりを感じさせるワンショットを広角で捉えてみました。
南アルプスの稜線もわかりますね! 右の連なる層雲に哀愁を感じました。


 山並みが表現できて満足した1枚です。ごま粒ほどの山中湖も輝いていますね(解像度を落としているので見えないかな)



山頂〆の1枚で「今日もいちにちありがとう」
日没後、山頂の標識とテーブルだけで人影はありません。




7.まとめ
 今回の大失敗で、人は支えられて生きている生物だと思いました。友達がいたら
・三脚がなかったこともリカバリー出来た
・ヘッドライト乾電池消耗の恐怖心もなかった
確実に第一目的のたばこ祭り花火の撮影は出来たはずです。
悔いが残りますが、来年のりべんじかな!!! 花立山荘から花火撮影は今回のロケハンでお墨付きです。


 そう言っても残り二つの目的を果たせたので大満足です。一つ目の精神的後遺症の払拭ですが塔の岳だからこそ出来たと思っています。私にとって塔の岳登山は人間ドックでは検査不可能な私の健康状態を検診してくれる名医と言っても良いでしょう。何度も登っているのでアナログ的な身体全体のバロメータを感じることが出来るのです。
 二つ目の夕景は、構図を決め手しっかり撮ることが出来たことは腕前が上達したと思うことが出来ました。それに完成写真も気に入っています。


今回の登山で恐怖心のお陰か珍記録が出来ました。
・珍記録1:塔の岳下山時生物に遭遇することがなかった。
 想像は出来ましたが、まさか本当に人に出会うことがありませんでした。
・セミ珍記録2:往路で抜かれた人は1名だけで山頂に登頂しました。
 抜かれた1名は、トレランの若者でした。山頂に居なかったので何処に行ったのだろう?この時間帯登る方も居なかったようです。


イブニングハイクでの単独登山は控えた方が良いと思いましたが……
喉元過ぎれば……
でも
街路灯が見えたときにはほっとしました


宿題のたばこ祭り花火の撮影
10月にダイアモンド富士があるし
どうするのかな……


    おれ:「三脚の固定金具の忘れ物防止は、三脚の雲台に付けておけば良いし……」


    天の声:「アルカリ乾電池の製造年月日を確認して行けよ」
    おれ:「これだけの大失敗なら忘れることはないだろう……」
 



        「たぶん……   」




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