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男もすなる日記というものを

つれづれなるままに、・・といいつつ近親者との交換日記か?幼少時から気になっていたものを再検討する場になった。

鍵をなくす3~厄年は気の持ちよう~

2011-01-12 | 事件
 クリスマスに、母がガウンや靴下などの暖かいものをくれた。それらはみんな赤い色で、
「新年から前厄だから、赤いものを身につけなさい」
ということだった。そういえば姉も、数年前にやたらと赤い衣服を買って着ていた。

 正月明けると、鍵はなくなるわ車は壊れるわ、雪ずりで瓦も落ちて雨どいも壊れるわと災難が続き、
「キターー!!厄年!赤いもの赤いもの!!」
と不幸なアクシデントにも厄年ならではのことと妙に納得して受け入れられた。

 今日は長男が学校行事のスキー合宿に行き、無事を祈って赤いセーター・靴下で出勤した。すると職場の人が
「今日は赤いね」というので
「前厄なんで赤を身につけるようにしてるんです」というと、
「え?それは男の人の厄年でしょ?」と言われた。
「そう?我が家では厄年と思って赤い衣類をプレゼントされたりしましたけど。姉なんかこの3年間、結構赤いもの着てましたよ、厄年だっつって」
 親切な同僚はすぐPCで調べて、やはり男の厄年で女は問題ないのだと教えてくれ、正月早々車が壊れたり鍵をなくしたりすれば、厄年だと思いたくもなるよね、なんて慰められたりもした。
 
 厄年ではなかった、じゃなんでこんなに不運なんだと首をかしげながら帰宅。この頃は庭の雪も大分とけたし、昨日など「いったいどこから出てくるんだろうね!」と言ったら家人に「まだ出てくると思ってるの?」といわれ、周囲はとっくにあきらめムードだった。
 なんとなく自宅前の歩道に雪かきで山になっていた部分の溶け残りが目に付いた。
思わず「いったいどこから出てくるつもりだ!」と叫んで雪山を蹴ると、雪の中に違う色が見えた。
「ん?」
わー!あった!私の鍵が!!牛ヌメ革のキーケース、色は全然変わってるけどこの刻印は間違いない!!ホントに雪の中から出てきた!

 鍵が見つかって嬉しかったのも感動ものだったが、自分が厄年ではないと認識した途端に災難から脱したようで、やけに感動した。厄年って、気の持ちようか?自分が厄年だと思って、自ら災難を受け入れていたのか?それとも厄年とは関係なく赤いものを身につけるといいことがあるのか?

 10日以上雪に埋もれていた割に、スマートキーはちゃんと機能してくれた。鍵は茶色く汚れ革はビッチョビチョで金具周囲に黒くシミができたが、見つかって本当に良かった。今後は厄年であろうとなかろうと、もっと生活に赤い色を取り入れて、災厄を退けて行こうと思った。

 もともとはこんな色。

 すごいビンテージ感。


鍵をなくす2~合鍵の専門家~

2011-01-11 | 事件
 車のスペアキーは1個しかなかった。車の修理(ドアミラーとアンテナが折れた)の用事でディーラーを訪ねた時に聞いてみた。
「ミラーとかの破損とは関係なく最近鍵をなくしたんですけど、この合鍵はホームセンターで作れますか?」
「えーっと、これは・・・。そうですね、これならホームセンターでもできるやつですよ」
「スマートキーレスエントリーってやつもなくしたんですけど、そのスマートキーはまた作れるんですか?」
「こちらに注文されたら複製はできます。注文しますか?」
「うー・・・。もしかしたら雪の中から出てくるんじゃないかと思ってるんで、雪が溶けるまで待ってみます」
「ははは・・・」
というやり取りだった。

 見つかるさとタカをくくっていたが、10日もたち徐々に地面が見えるようになると自信がなくなってきた。あの時自分でカギを開けたと思い込んでいるけどスーパーに落としたかもしれない。鍵をかけずに出たかも・・と自身の記憶も疑わしくなってくる。

 1個しかないスペアキーをなくすのが段々心配になったので、ホームセンターに合鍵を作りに行った。サービスコーナーの人は親切に
「新しい鍵は必ず、エンジンではなくドアのほうで試してください。上手く開かなければレシートを添えてもう一度持ってきていただければまた調整します」
と説明してくれた。なるほど。言われなかったら試さずに帰宅してしまうところだった。と感心して駐車場に行ったが、作った合鍵では車のドアはあかなかった。
「こういうときのことなんだ・・・」
すぐに店内に戻り、カウンターに車のドアが開かないと訴え、再度鍵を預けた。ところが1-2分で呼び出され、
「お客様、当店ではこの鍵がダメならもう対応できません。どこか専門の合鍵業者のほうでお願いします」
とため息まじりに言われ、思わず
「え・・・、すいません」
と謝ったものの、ちょっと納得いかぬ思いで肩を落としてその日は帰宅した。

 なかなか思うようにいかない。(もう1回だけつづく)

鍵を落とす~豪雪の余波~

2011-01-10 | 事件
 大晦日に鍵をなくし、元旦に気付いた。玄関と車の鍵が付いたキーケースで、はじめて自分で作ったレザーのキーケースは、ポケットにあってもなかなかの存在感だった。

 鍵を最後に使ったのは間違いなく大晦日。旦那に車を出してもらい、2人で雪の中をスーパーに買い物に行った時だ。子供たちだけで留守番させるのだから、間違いなく鍵をかけて出た。帰宅時、たくさん買い込んだので一度で運べなかった。玄関で
「鍵を開けずにいったん軒下に荷物を置いてから、車に戻ろうか?」
と迷ったが、下に置くのが嫌で自分でカギを開け、屋内に荷物を置いてからもう一往復した。と思う。

 それから一度も外出せずに、翌日鍵がないのに気づいたのである。この経緯なら鍵は間違いなく自宅または玄関外で見つかるはずだ。

 ところで鍵の紛失に気付いた元旦午後には、すでに元気な親子によって玄関から歩道へ出るアプローチは雪かきが行われていた。その後、実家に年始のあいさつに行き、ご厚意に甘えて一泊しているうちにさらに雪は降りつもり、帰宅した時には車の被害に度肝を抜かれて、ちょっと鍵のことは失念していた。


 あるならこの辺から出るはずなんだが、と思いながら家の中をざっと探したが、どこからも出てこない。当たり前のところからは出てこないようだと思ってからは、冷凍庫の中や子供のレゴのコンテナの中や納戸など、不自然とも思われるところも十分に探したが、一向に見つからない。外はあの豪雪である。もしかしてなぁと思っていたが、もうこうなったら、車から玄関までに積もった雪の中にあるに違いない。

 雪が溶けたら見つかるだろう。気にしていないつもりだったが、次男の園児服のポケットから見つかった夢を見たあと、家族にこんな夢見たんだよと話して玄関を出たらすぐに雪の中に鍵を見つけた。と思ったらまた夢で、だんなに起こされて「また夢かよ!」とさま~ずのように自分で突っ込んだ。結構気にしてたようだ。

 なかなか雪も解けず、合鍵での不便な生活が10日以上続いた。(つづく)

続・豪雪

2011-01-03 | 事件
 私の車もドアミラーやられてました

 折れたアンテナを雪の中から発掘。
 

豪雪

2011-01-02 | 事件
 日常というよりは事件だな、とカテゴリーを決めてしまうほどの大雪。

 12/30はまだよかった。この日はroomba君の働きに感化されてキッチンと風呂場の掃除に明け暮れ、疲れて買い出しに行くのを断念。夕方くじけずに出かけておけばよかった。

 12/31目覚めると予想外の積雪。単独での買い出しに躊躇していたところ、だんなが「仕事に行く前にスーパーに連れて行ってやる」と言ってくれ、調子に乗って大量に買い込む。大晦日はおせちを作らなくてはいけない。おせちセットは買っていたので作るのは数点。赤貝と筑前煮とスペアリブの角煮風と、後は出し巻き卵でいいな。

 雪に喜んだ子供たちがスキーウエアを着て遊び始める。雪はその後さらに降り積むが、屋内ではあんまり雪は気にならない。暗くなってから帰宅した旦那がインターホン越しに
「帰ってきたけど、ちょっと外で雪かきしてるから」
といって入ってこない。・・・?いま雪かきしても、また明日には積もるんじゃないの?と思いつつ放っておいたところ、状況は想像よりも厳しく、帰ってきたものの積雪で車が駐車スペースに入れられなかったという。しかも見かねた隣人が雪かきを手伝ってくれていた。様子を見もせずに放置してすまなかったな。

 明けて元旦。長男と旦那は早起きしたようだが、妙に静かだな・・と布団の中で思っていたら、2人で雪かきをしていた。気付いた次男も焦って合流。いつもの冬はもっとも雪の多い日に雪だるまを作るのがせいぜいだが、今年は大きなかまくらを作ることができた。しかも父子3人でミカンを食べたらしいから、結構大きい奴だ。

テラスに出来た雪山で庭が見えない。

 午後に実家を訪問し、帰るのが面倒になって宿泊。翌朝旦那が仕事に出ようと車を出したものの道路で動けなくなり、近所の親切な方々に救助された。思わず「助けに来てくれたんですか?」と尋ねると「もう3台目です」と言われ、その後も見知らぬ遭難者を救出していた。まさに聖人。

 夜に徒歩で自宅に帰ると、駐車場では旦那の車のドアミラーがへし折れており、私の車はアンテナが折れてなくなっていた。雪が多いからってこんな被害があるなんてちょっと想像してなかったな。大晦日の買い物以降紛失している私の鍵(車と家の)が見つからないのも、この庭の雪が溶けたら出てくるような気がしてならない。 

前の駐車場がデコレーションケーキみたい。

七五三で着物を着る

2010-11-03 | 事件
 次男の七五三で家族写真を撮りました!折角なので実家の家族も。
 写真屋さんで家族写真を撮るのは長男の七五三以来、実家の家族とのはもしかしたら私の成人式以来?

 こういうときでないと着物を着る機会がないから、ということで今回は着物を着ることにした。珍しく意欲的。前回着物を着たのは(浴衣は除く)、友人の結婚式で多分12年前。普段なら疲れるから洋服で、となるところだが自分でも意外とやる気だった。2週前には美容院に行き、着物に合うように散髪し、着付けの予約もした。着物や必要品の準備は実家でお世話になる。実家さまさまだ。実家が近くにない人はどうしているんだろう、とこういうときはいつも思う。着物を着るの諦めるな。

 折角やる気で準備したのだが撮影の日が近づいてくると、着物を着るのがだんだん嫌になってきた。首のリンパ節がはれて痛む。抗生物質を飲んだら良くなったが、そのあとで今度は左耳の下に腫れものができた。天気も悪い日が続いていた。
 洋服のほうが楽なんじゃないか?着付けの予約はキャンセルすればいいじゃん!

 前日には予約をキャンセルしてスーツで家族写真を撮る夢までみた。それでも当日になると腫れものが少ししぼみ、天気も快晴だった。
 ・・・ふっ、着物だな、と観念した。正直なことを言えば、着物じゃないとすればいったい何を着るんだ?という思いもあり、相応しい服を準備していないおかげで着物を着ることができたと言っても過言ではない。

 次男は写真屋さんで着物やタキシードを借りた。サイズもぴったりで可愛い。旦那や長男もその気になって色々と新しく服を買っておめかし。私が着付けをしている間に旦那が子供たちの髪をセットしていてビックリした。


 写真屋さんは子供の笑顔を撮ろうと、おもちゃを持ってくすぐったりおどけたり。うちの子の表情が硬いのだろう、もう必死だ。その様子がだんだんつぼにはまってきて、大人ばっかり笑ってしまう。
「なんでこんなに笑わされるんだ・・・」家人の呟きがもれる。
「あのアンパンマンを見てはいけない」
見ないようにしても目線に急に飛び込んでくる。我慢しようと思うのだがどうしても可笑しくなって、吹きだしてしまい注意を受けた。結局、完全に天然の笑顔で写ってしまった。

 写真の後は神社でお祈りをしてもらい、夕食には美味しい中華をお腹いっぱい食べて帰った。4時間たつけどまだ腹がくちい。





シンケンジャーの剣が良く似合う


生まれた生まれた

2010-10-18 | 事件
 友人の出産予定日を間違えて覚えており、気づいたらもう生まれていた。膝かけは編みあがっていたのだが、意外と早く編めたのでそれを持ち運べるようなベルトを革で作ってみようと思い立ち、革を切ったままだった。焦って金具を買いに出る。仕上がらないと赤ちゃんを見に行けないじゃないか。

 どうにか仕上げて休日にお見舞いに行ってきた。友人は痛くて熱が出て坐薬を入れたとかで、弱っていたがお邪魔してしまった。カタジケナイ。思ったよりも小さい赤ちゃんだった。とくに新生児は手や足の頼りなーい感じが可愛いですな。お約束で足の裏を触って反射を確かめる。フワフワして気持ちいーい♡

 母子は赤い顔で汗をかき、とても暑そうにしていたので「手編みの膝かけ」をプレゼントするのはちょっと気が引けるな、と思ったが折角なので渡しておいた。冬になって寒くなったら、是非授乳中に膝に掛けていただきたい。ベルトはサイズ感が少し大きいような気がしたが、膝掛けを大きく編み直すことはできなかった。お手持ちの毛布などにもお使いいただけますので、ご容赦ください。


 家にあった、使い道に困っていたピンク系の毛糸が大量に消費されて、在庫がとてもすっきりした。まぁ友人は娘2人を授かっているのだから、ピンクが嫌だとは言うまい。

「今、そっちに谷が向かったよ」

2010-09-14 | 事件
 先日、谷啓氏が亡くなられて、とてもショックである。思わず「ガチョ~ン!!」と言ってしまう不謹慎者は私一人ではないだろう。お笑いのセンスがあって、芝居が上手くて、楽器の腕は一流。いかりや氏や植木氏も好きだったが、もうひとつ肩の力の抜けた軽妙洒脱さが谷さんにはあった。「美の壺」のレギュラーがいつの間にか草刈正雄に代わっていて、谷さん具合が悪いのかなぁと思っていたのだが、今回は不慮の事故であったらしい。全く勿体ないことである。

 クレイジーキャッツはメンバーの仲がとてもよかったそうである。昔のコントからもそんな雰囲気は伝わっていたような気がする。今日の新聞に
「すでにあの世へ行ったメンバーたちに『谷を迎えてやってくれ』と祈った」という犬塚弘氏の言葉が書かれていて、朝から泣いてしまった。

 とりあえず「美の壺」の再放送を希望する。旧家の当主然としていながら年をとった猫が目パチパチしてるようなのんびり感、優しい語り口。金田一耕介シリーズで警部役だったときのもまた見たい。「三匹のご隠居」も谷さんだったよね。

キャンペーン?

2010-06-17 | 事件
キアヌ・リーブスを励ますキャンペーンが大盛り上がり - goo 映画

 日常の姿も映画のワンシーンのように絵になってしまうので、ついいろいろと憶測してしまったようだ。もちろん励ましたいか励ましたくないかと言われれば、是非励ましたい。・・・あんまり騒いで迷惑がられないように。


 写真のタイトル(?)に「ハリウッドきっての変人」と書いてあるけど、・・・そうなの?

夢なのか?

2010-06-15 | 事件
 この話をすると、10人中10人から「それは、夢だ」と言われる。今日久しぶりに職場の人に話したら、「夢じゃなければ妄想、いいから忘れなさい」とまで言われた。本人はいたって真面目に話しているのだが。

 学生だったから15年以上前、東京の友人のところに遊びに行ったときの話。友人のお友達も誘って4人ぐらいで洋服屋さん巡りに連れて行ってくれた。何軒もまわるとさすがにくたびれて、近くの喫茶店に入った。たしか代官山とかそういうおしゃれな街ではあったが、ごく普通の喫茶店だった。

 お友達は社会人の人もいて、そのとき印象に残った話はこんな感じ。彼女はテレビ局でADをしていて、先日はピザの全国チェーン店のコマーシャルの製作の仕事に携わり、そのCMには「オジンガー」という芸能人が出演した、のだとか。正直「おじんがぁ?」と思いながらも、芸能界で仕事をしている彼女にきらびやかな空気を感じたものだった。

 ゆったりと歓談していたそのときだった。喫茶店のドアがカランと開いて、そこから、白いバスローブを着た谷村新司が入ってきた。真っ黒に日焼けした彼には真っ白なバスローブが異常に映えていた。足は裸足で白いスリッパ履きだった。
 私たちは全員それに気づいたが、状況が理解できずひっそりと息を潜めた。地方出身の私でも、握手してほしいなんてチラッとも思わなかった。私の心中は嵐のようだったが周囲はざわめくでもなく、もしかしたら谷村氏はよくこの喫茶店にバスローブで出現するのかもしれなかった。

 谷村氏は注文したコーヒーを静かに飲むと、また静かに店から立ち去っていった。彼が見えなくなると、私たちのテーブルでは騒がしく議論が始まった。
「ちょっと今の!ものすごく黒くてびっくりしなかった?!」
「黒すぎて光ってた!」
「なんでバスローブで来るの!?しかもスリッパで!どういう状況!?」
「あのね、今の人、谷村新司だったよ」(←もしかして見間違いかもしれないと思っていってみた)
「分かってるよ!!」(←全員につっこまれた)

 今では、あの喫茶店の上の階に、芸能人がお忍びで来る秘密の日焼けサロンがあった、という風に解釈している。でもやっぱり夢だったかも、という気もして、なかなか友人に確かめてみることができないのである。