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なんくるないさぁ情報局。

大好きなテレビドラマ、邦画などについて、日々感じたことを書きたいと思います。

1リットルの涙・第4話

2005-11-01 23:33:05 | 2005年秋ドラマ
タイムマシンを作って過去に戻りたい

告知の翌朝。亜也(沢尻エリカ)は、何もなかったかのようにお茶の間に現れた。
明るく振舞うと余計にこちらとしては耐えられなくなるなぁ。
学校へ行く途中、亜也は思った。

昨日とおんなじ景色を見て、
昨日とおんなじ道を歩いているのに、
私の世界はまるで変わってしまった。
きっとあんなふうには笑えない。
昨日までの私は、
もうどこにもいない。


一学期の期末試験も終わり、まもなく夏休み。進学校に通う亜也たちにとっては、2年生からは夏の補修も始まるし、1年生の夏休みが一番自由が利き、楽しい。しかし、友達に夏休みの予定を聞かれた亜也にとっては、まったく楽しい気持ちにはなれない。

こんなふうに毎日少しずつ、何かができなくなっていくの?
目を閉じて、次の日が来るのがこわい。
朝が来て、悪くなっていると思うのがこわい。
時間の経つのがこわい。


亜也はバスケ部の先輩・河本(松山ケンイチ)から終業式の日の花火大会に行うと誘われる。それから、8月7日も空けておいてほしいと言われる。その日に動物公園に行こうと考えている。というのも彼の誕生日だからだと。

亜也は、単純に嬉しかったが、誕生日にコクられると聞いて、顔が曇る。
その夜、亜也は母・潮香(薬師丸ひろ子)に、先輩からデートに誘われたが、どうやって断ろうかと相談する。

潮香は、それはおかしいと言う。亜也は、神様は不公平だと言ったが、不公平なことをしようとしているのは亜也のほうではないかと言う。病気のせいにし、できることを自分から投げ出すのは、神様は不公平だと言った者のやることなのかと。

花火大会当日。浴衣を着せてもらい、髪をアップにして出かけるが…。

顔から倒れるというアクシデントから、亜也は主治医の水野(藤木直人)のいる病院に入院することに…。水野は、前から入院して、薬の効き具合を調べたりリハビリをするべきだと考えていたので、夏休みを利用して検査入院させることにした。

バスケの練習のときにもうまく体が動かなくなったし、花火大会でも、突然動けなくなってしまうなど、亜也の病気の進行は思ったより早いみたい。

リハビリをしているところへ、河本先輩がお見舞いにやってくる。亜也は8月7日の約束を守ることができないと謝る。それを聞いた水野は外出を許可すると言う。亜也は喜んだが、河本は微妙な表情だった。

リハビリに汗をかいていたある日、麻生遥斗(錦戸亮)がやって来た。
彼は亜也に何の病気かと尋ねる。彼女は真剣な顔で答える。「不治の病。もう長くないみたい。」一転して明るい表情の戻る亜也。「うそ、ほんとは水虫、もちろん、うそ。」

遥斗は、亜也の主治医の名前を耳にし、同じ病院に勤務する父親の書棚から病院の職員名簿を調べる。水野は神経内科医。脊髄小脳変性症の専門。そこから、医学辞典を引っ張り出し、病名を調べた。

遥斗は学校で偶然、河本が亜也とのデートをキャンセルしようとするのを聞いてしまった。亜也が病院を後にしたとき、遥斗は病院にやって来た。亜也に河本からの電話がかかってきたことを知る。

動物公園でプレゼントの靴を持って待つ亜也。雨が降り出す。結局、河本は来なかった。びしょ濡れの亜也に遥斗がそっと傘を差し出す。

彼は先輩が来ないことを告げる。亜也は来ないかもしれないと思っていたと言う。彼女は病気のことを彼に告げる。

人間だけが欲張って生きようとする、って。
やっぱり、欲張りかなぁ?
無理に生きようとするのは、間違ってるかぁなぁ?

タイムマシンを作って過去に戻りたい

こんな病気でなかったら
恋だって出来るでしょうに
誰かにすがりついきたくてたまらないのです


切ない!切ない!切ないなぁ。

危険なアネキ・第3話

2005-11-01 00:24:50 | 2005年秋ドラマ
今回も勢いがあります!

今日のテーマは、プロ意識と職業の貴賎について。

今回もなかなか、考えさせられるテーマだ。

北村さおり(釈由美子)は、寛子(伊東美咲)の働くキャバクラでつねにトップの指名を取るキャバクラ嬢・由希。昼間は勇太郎(森山未来)の勤務する病院で、厳しいが仕事のできる看護師として通っていた。そのプロ意識は、お水の世界でも遺憾なく発揮されていたのだ。

病院では、愛想はないが、きっちりした仕事をするので、患者たちからも信頼を得ていた。このプロ意識が、少し災いして、さおりを苦しめることに…。

勇太郎の友人で同じ病院の研修医である中村拓未(平岡佑太)は、いいかげんな仕事ぶりなので、さおりに注意される。彼女はプロ意識から、彼に注意したのだが、それが拓未には面白くない。患者から見せられたさおりに似たキャバクラ嬢の写真を見て、子供じみた仕返しを考えるのだった…。

ある日、さおりの勤めるキャバクラ店では由希(さおり)の誕生日会と称して、彼女の贔屓の客からガッポリ儲けようとしていた。その大事な日に、彼女は欠席した。さおりが日勤を終えて病院をあとにしようとしていたときに、急患が入ったのだ。いつも、彼女は日勤を終えるときに、急用のできた同僚の夜勤を代わってあげられないことに、後ろめたさを感じていたが、借金を返すためにも、キャバクラへ出勤しなければならなかった。だが、今日はどうしても、抜けることができなかった。看護師としての彼女とキャバ嬢としての彼女のプロ意識の葛藤があった。

キャバクラ店では、さおりを待つ客が怒り出した。そこで、寛子は機転を利かし、自分の誕生日を今日にして、祝ってもらおうと提案する。この作戦、ばっちり成功する。寛子の美貌と客を惹きつけるオーラで、客たちは満足するのだった。やはり、彼女はすごいホスピタリティーの持ち主だ!

結局、怪我の功名というか、寛子は指名競争に勝ち、さおりは負けた。指名が減ったさおりに、やっと指名が入った。なんと、拓未だった!嫌がらせで、店にやってきたのだ。

あくる日から、拓未は病院で内緒にするようにと言って、患者にさおりがキャバクラで働いていることをばらす。瞬く間にうわさは広がり、ついに、病院の理事会のメンバーにも聞こえるところとなった。

勇太郎は拓未を怒った。開業医を継ぐという将来が約束されたボンボン育ちの拓未に腹が立ったのだ。さおりにも事情があって働いているのに、彼の一言が彼女の仕事を奪うことになると。それに、自分のアネキのこともあるし…。

病院では、サイドビジネスは規則でご法度だった。しかも、キャバクラで働いていたということで、以前コンビニで働いていた人が謹慎処分を受けたより、厳しい処分、つまり解雇処分が下されるのではないかということに…。

理事会では、さおりの処分について検討が行われていた。キャバクラで働いているということで、解雇もやむなしという意見が多数を占めていた。勇太郎の指導教官である田村伸一教授(児玉清)もなんとか穏便な処分となるよう誘導しようとした。

寛子は田村教授の娘・愛(榮蔵奈々)からさおりが辞めさせられるかもしれないと聞き、ある行動に出た!なんと、キャバクラ嬢の制服ともいえるキラキラのワンピースで理事会へ。

そこで、看護師、医者、キャバクラ嬢、どれも職業人であることに違いはない、キャバクラ嬢でなにが悪いとブツ。そして、自分もキャバクラ嬢だと公言してはばからない。愛も患者の嘆願署名を持ってやってきた。武田育夫(高島政伸)もさおりをかばった。彼は、寛子がさおりをかばうためにわざとキャバクラ嬢の格好をしてきたと勘違いしている。純情な男だ。

理事会の開かれている会議室から外の中庭を見てみると、なんと、そこには、たくさんの患者が思い思いにさおりを辞めさせないでと訴えていた。

意外な人物もさおりを擁護するのだった!なんと、拓未だった!彼は、子供じみた仕返しが取り返しのつかないことになったことを後悔していた。冷静に考えてみて、研修医である自分がいかに至らない未熟な存在であるかを思い知らせてくれたのが、さおりだったと。

結局、さおりの処分は、粋な計らいとなった。いや、苦渋の選択だったかも…。
やはり、キャバクラ嬢として働いていたということは、差別と言われようと、世間では通用しないということか。そこで、彼女は一旦、病院を解雇となったが、アルバイトとして再雇用され、現給もほぼ保証され、キャバクラ嬢を兼ねても問題にならないようになった。

ヒューマンドラマじゃないですか!

恋の時間・第2話

2005-10-30 23:46:04 | 2005年秋ドラマ
今なら、まだ戻れるのよ。

香里さま。あなたから突然手紙をもらい、本当に驚いています。
あなたが生まれたのは、私が小学校に上がったころのこと。それまで一人っ子だった私は、あなたの誕生が嬉しかったけど、その時ほんの少しあなたに嫉妬しました。
それからずっと、小さな香里はお父さんやお母さんやみんなに守られ生きてきました。
結婚して、子供たちが生まれて、あなたの周りはいつも、にぎやかで愛する人が沢山いた。
いつかあなたに、結婚だけが女の幸せじゃないって言ったことがあったけど、あれは半分本当で、半分は嘘。
私はみんなに愛され暮らしているあなたが羨ましかったのかもしれません。
誰かを好きになる気持ちは、誰にも止められるものではありません。
だけど、私はあなたのお姉さんだから、そして、ずっと一人で生きてきた女だから、あなたに言いたいのです。
今ならまだ、戻れるのよ、と。

仕事一筋でやってきた姉・北見雪枝(黒木瞳)。結婚して子供を育てて、家にいる妹・早川香里(大塚寧々)。
一人暮らしの母・北見房子(八千草薫)が倒れて入院したことから、ドラマは動き始めた。

母が倒れたときに助けてくれた男性・谷本耕平(大森南朋)と知り合うことになる妹。
元彼・塩田悟志(伊原剛志)が勤務している病院に母を入院させたことで、元彼との再会を果たす姉。
雪枝が通勤途上でお尻を触られ、痴漢だと警察に突き出したことで、関わることになる男・山田昌男(宮迫博之)。

雪枝は、元彼と再会したことで、もう40歳を超えたことでもあり、最後の結婚のチャンスを意識しだしてきたのか。悟志に今度ゆっくり食事でもしながら話そうと言われた。彼は、雪枝にとっては唯一結婚していいと思った男だった。しかし、プロポーズされてときは、彼女は会社を興して間もないころで、結婚して仕事を止めるように言う悟志とは考えが合わなかった。結局、そのまま別れていたのだ。

香里は、念願の一戸建てのマイホームを手に入れ、夫や子供の世話をするために、忙しくしていた。家計の足しになればと思い、近所の図書館にアルバイトにも出ていた。しかし、夫・早川勇一(山口馬木也)は、家庭を守る香里の気持ちをちっとも理解しようせず、逆に、図書館のアルバイトは自分の甲斐性のなさをさらけ出しているようで恥ずかしい、止めないかと言う始末。

香里は、母を助けてくれたことから知り合った耕平との出会いを望むようになる。偶然、降り出した雨が幸いして、耕平と出会うことに…。
雨に濡れたふたりが香里の実家で服が乾くのを待つシーンは、少しときめく場面だ。耕平は、香里の入れた紅茶の味に素直においしいと言う。彼女は、その素直な感じが気に入っているようだ。彼の職業を当てるため、頭に浮かぶありとあらゆる職業を口にする。香里はまるで無邪気な少女のようだ。



香里は、ある日、朝早く起きて犬を散歩させて、耕平に偶然を装って会おうと考えた。なんか、若い娘がするような行動だ。いじらしい。だめかと思ったとき、彼が目の前に現れた。だが、耕平は、きっと会える気がしたと言った。香里は、彼に母を助けてくれたお礼に彼が気に入っている絶版になった写真集をもってきていた。ふたりとも引き合うものがあるみたいだ。

そこで、冒頭の雪枝の妹・香里へのメッセージが意味を持つ。
香里はこれから、戻れないところへ踏み出すのだろうか。

雪枝は、気が強いようで、繊細だと悟志に言われる。確かに、痴漢事件以来、満員電車には乗れないでいた。勇気を持って地下鉄に乗った日、電車が急ブレーキをかけた。倒れこんだところに、例の男・山田がいた。
今後、彼は雪枝にどう絡んでくるのだろうか。

波紋が広がり始めた。

恋の時間・公式HP

野ブタ。をプロデュース・第3話

2005-10-30 01:46:15 | 2005年秋ドラマ
小谷信子(堀北真希)。性格ブス。学校ではつねにいじめられてきた。堀北は、シビアな役柄をうまくこなしている。ただのアイドルかと思っていたが、いじめられっ子を熱演している。

桐谷修二(亀梨和也)。要領よく世の中を泳ごうとしている。実は、心の中では、学校の同級生をガキと思っている。だが、表面上は、クラスの人気者を演じている。冷静に物事を見ることができる、内面的には大人な高校生。「この学校という小さな世界の中で、生きていかないといけない」と達観している。

草野彰(山下智久)。超高層高級マンションに親が住む金持ちの子弟。だが、なぜか、平山一平(高橋克美)の豆腐屋に居候している。
修二は彰が嫌いと言うが、修二にまとわりついている。

バンドー・坂東梢(水田芙美子)。いじめっ子。ケバイ高校生。
いまのところ出番は少ない宮里亜沙子(辰巳奈都子)。テニス部員。
あぁ、そうだった!坂東役の水田と宮里役の辰巳は、「スイングガール」の共演者。

修二も彰も、道化を装っているが、本当はなかなか、やさしい奴らかもしれない。いじめられっ子の信子を助けようと努力する。そしてついに、プロデュースすることに…。



今回は、信子がバンドーの嫌がらせで、文化祭の実行委員に指名させられてしまう。信子はお化け屋敷の作り物をこなしていく。修二は、信子や彰が自分にはない、物を作り出す能力があることを知って、ショックを受けた。
弟の浩二(中島裕翔)に、お兄ちゃんは必ず約束を守ることができるではないかと慰められる。

お化け屋敷には、鏡にすばらしいことばが書いてあって、みんな感動して出てくる。カップルで入るようにしていたのはこのためだったのだ。
3人の助っ人の登場が面白かった。彼らは20年前にこの学校を卒業していて、それぞれ、医者、編集者、スーパーの店員になっているが、なぜか、文化祭になると現れるという。幻なのか何なのか…。

いじめという題材であるが、ただ暗いというだけでない、独特の雰囲気がある作品だ。根底には、現状を甘受するのではなく、行動すれば何かを変えられるのではないかということを伝えようとしている。
原作を読んでいないので、オリジナルはどうかはわからないが、そんなような感じがする作品である。

野ブタ。をプロデュース・公式HP

あいのうた・第3話

2005-10-27 00:12:16 | 2005年秋ドラマ
大人のメルヘンに仕上がってますね。

親の愛情に恵まれなかった松田洋子(菅野美穂)が、ひょんなことで、妻を病気で亡くした3人の子持ちの片岡優二(玉置浩二)の家で一緒に暮らすことになったことから、物語は始まる…。

今回は、お弁当を巡るお話。
親にとって、子供たちに持って行かせたお弁当箱が、カラカラと空っぽになって帰ってくるのは、嬉しい。逆に、中身が食べられずに残っているときは、悲しいものだ。

片岡家では、子供たちの学校の給食サービスが中止になってしまった。そこで、お弁当を持っていくことに…。そこで、洋子は、自分からお弁当を作ると言い出す。

これには、伏線があって、榎本房子(和久井映見)に記憶喪失の嘘がばれたが、房子からは、黙っててあげる、そのかわり、新しい人になるんなら、性格を変えてみれば、笑顔の似合う女になってみれば、と言われていたからだ。

洋子は、悪戦苦闘して、毎日、夜遅くから朝までかかって、子供たちのお弁当を作る。

戻ってくるお弁当箱は、いつも中身が残されていた。毎回、がっくりする洋子。
しかし、自分の子供時代にアンパン1個のお弁当を持って行かされた悲しい経験からか、洋子はめげずにお弁当を作り続ける。洋子は不器用だけど、やさしいこころを持った女だ。

何日か経って、とうとうお弁当箱が「カラカラ」とお箸の音だけになって帰ってきた!彼女の作るお弁当が美味しくなったのだ。
優二は子供たちを褒めた。しかし、子供たちは意外なことばを返した。
お弁当ずっとおいしかったよ。でも、子供にとっては量が多すぎたと。

よかったね、洋子。

優二は「ずっと、愛ちゃんでもいいんじゃないかな」と言う。彼は、きっと、前から彼女が記憶喪失のフリをしていることに気付いていたのかもしれない。

親の愛情に恵まれない洋子。3人の子供を抱えた雄二から、妻を奪った病魔が、今度は彼をも子供たちの前から奪おうとしている。こんなシリアスなドラマなのに、毎回、なんか、ほのぼのとしています。

あいのうた・公式HP

毎回、高層の建物と橋のあるシーンが出てきます。この場所は、隅田川の土手ですね。よく、ドラマのロケで使われています。「野ブタ。をプロデュース」でもよく出てきます。中央区佃のあたりから江東区清澄あたりがロケ地です。
中央大橋、永代大橋、清洲橋がよく出てきます。

このあたりは、東京でも、おもしろい風景です。佃の高層の建物がどこか近未来の風景であるように見える一方で、海に近いので隅田川には、カモメとかが飛んでいます。それに、ほんのり磯の香りもします。そして、近代的な中央大橋、昔ながらの永代大橋、清洲橋…。

映画「20世紀ノスタルジア」をご存知ですか?広末涼子がまだ無名時代に主演した映画。あの映画には、よく、この界隈の風景が出てきました。今回のドラマでまた、この風景に出会えて嬉しいです。

いまも、東京に行くとよく、この辺を歩きます。そういう意味で、今回のドラマは、見逃せなくなってしまいそうです。

Yahoo!地図情報 - 東京都中央区新川1丁目の周辺地図

1リットルの涙。第3話

2005-10-25 23:13:10 | 2005年秋ドラマ
病気はどうして私を選んだの?

こんなこと、15歳の少女に言われたら、どうしますか?
私は、この台詞を聞いて、どうしようもなく、涙ぐむばかりでした。

「脊髄小脳変性症」。残酷な病です。
意識ははっきりしているのに、神経細胞が壊れて、身体を動かすことが次第に困難になっていく病気。

今回のテーマも重いものでした。告知の是非。

亜也(沢尻エリカ)の主治医・水野宏(藤木直人)は、早い告知を母・潮香(薬師丸ひろ子)に勧める。しかし、潮香は強く反対する。娘を傷つけたくないと。
しかし、水野は、以前に受け持った少年のことを話すのだった。

水野は、初めて受け持った患者である少年とは、友達のような関係であったが、告知はなかなかできなかった。しかし、病状が悪化してから告知すると、少年は「返して、返して」と泣き叫んだ。つまり、どうして早く告知してくれなかったのか。早く告知してくれてたら、もっといろいろなことが身体が自由なうちにできたのにと。

この病気は進行するものであり、15歳の亜也にも、早く知らせて、悔いのない時間を少しでも過ごしてもらいたいと水野は考えていたのだ。

亜也は、病院に通院するうち、知り合いになった少女の父の様子を見て、うすうす、この病気について、気付いているみたい。ググッたりして、病名や症状も調べていたし…。

いよいよ、告知の日。水野が告知する前に、先に亜也に病名を言われてしまった!両親もとっても驚いた。そらぁそうだよね。15歳の少女が病名を知ってたんだからね。

そして、冒頭のことば。
「ひとつ聞いてもいいですか?」
「病気は…、どうして私を選んだの?」
残酷です。

危険なアネキ・第2話

2005-10-24 23:05:25 | 2005年秋ドラマ
二回目も好調、好調!

主題は、性格も価値観も全然違う姉弟の反発物語なんだろうけど、結局は、「危険なアネキ」に関わることで、成長していく医者の卵の成長物語になっているのかなぁ。

なんとも、ハチャメチャな姉・皆川寛子(伊東美咲)ですが、なんというか、人間味に溢れていますね。
今回は、弟・皆川勇太郎(森山未来)の患者である岩田陽蔵(坂上二郎)を巡る話。岩田は末期がんの患者で、余命幾ばくか。そんな岩田は、医者や看護師の言うことは聞かない。しかし、若い女性に目がない「エロじじぃ」である。

勇太郎は、一日でも岩田を長生きさせようと必死であった。が、岩田はそんなことには、聞く耳を持たない。寛子のキャバクラに、点滴を付けたまま行ってしまう有様。
一方、寛子は戸惑いながらも、お店で、岩田にお酒を飲ませないよう、タバコを吸わせないよう、気を使いながら接客する。

岩田は「あーる日、熊さんが…」と歌いだす。寛子は、一緒に歌ってやる。そして、倒れこんでしまう。岩田はそこで、ポロリと言った。この歌は、病気で若くして死んだ娘の十八番の歌だったと。

そして、岩田は救急車で勇太郎の勤務する病院へ運ばれた。寛子はこっそり、お見舞いに出向く。勇太郎にきつく止められていたが…。
危篤ともいえる状況下で、寛子は岩田の手を取って、「あーる日、熊さんが…」と歌い始めた。

勇太郎からは顔だけよくて教養もないと、いつもバカにされていたが、寛子には、人を幸せにする何かを持っている。その彼女に感謝しながら、幸せそうに死んでいった。

結構、本日のテーマも深いものがありますね。最新の医学を究めて治療を施すのがいいのか、それとも、死が近付いた患者には、もっと別の癒し方があるのではないのか。少なくとも、寛子には、いわゆる「ホスピタリティー」というものがあります。彼女には、そういう能力が自然に備わっている。第1回目でも、上京の飛行機の中で、喉を詰まらせた乗客を助けてほしいという客室乗務員の申し出に、医者である武田育夫(高島政伸)は躊躇したが、寛子は何も考えず即座に行動に移していた。

深い!深い!なかなかやるじゃぁーん!!侮れないコメディーです!!

2005年秋クールのドラマの期待度。

2005-10-23 22:54:16 | 2005年秋ドラマ
お久しぶりです。
少し、ブログ書きから離れておりました。
10月に入って、南国の島(宮古島)に逃避して、お魚たちと戯れていたりしたもんで、すっかり、TVドラマの世界から遠ざかっていました。

それと、すこし、この業界に失望したところもあったので、筆が進みませんでした。
夏クールのドラマは、私的には、気に入った作品が多かったのですが、その後の、スペシャル番組はひどかった。
「電車男」、「ドラゴン桜」とも10月に入ってから、どちらも特番がありました。
あんなやり方で、特番を作られると、もとの作品に傷がつきますよ。
「電車男」のように元のドラマのシーンを編集してお茶を濁したり、「ドラゴン桜」のように、評判になった受験テクニックをバカなタレントを使って検証させたり、なんとも、いいようのない、怒りを感じました!

さて、秋クールのドラマですが、一通り、第1回が放送済みとなりました。
このクールで注目するドラマは、次のとおりです。
○月曜9時「危険なアネキ」(フジテレビ)
 伊東美咲、森山未来主演。電車男から引き続きの出演になる伊東ですが、エルメスのキャラと比べると、断然こっちのほうがいいです。コメディーに向いてますよ。期待してなかった分、余計、注目度あがりました。
○火曜9時「1リットルの涙」(フジテレビ)
 沢尻エリカ、薬師丸ひろ子他出演。難病の闘病もの。ベストセラーのドラマ化。沢尻がかわいいだけに、今後のシリアスな場面を想像すると、今から涙、涙です。それにつけても、薬師丸ひろ子の母親役は、素晴らしい。とうとう、彼女も母親役ですか!
○水曜10時「あいのうた」(日本テレビ)
 菅野美穂、玉置浩二主演。脚本が、「彼女たちの時代」「ちゅらさん」などヒット作を書き続ける岡田惠和ということもあってマーク。岡田と菅野は相性がいいのか?「ちゅらさん」でも一緒でした。玉置浩二は、平成9年の「こんな恋のはなし」以来久しぶりのドラマ出演。
○金曜10時「花より男子」(TBS)
○金曜10時「花より男子」(TBS)
 このクールには学校のいじめの話が偶然続きます。この漫画のベストセラーのドラマ化と、土曜の「野ブタ。をプロデュース」。「花より男子」は原作を知らないので、どういう展開になるか、わからないですが…。
○土曜9時「野ブタ。をプロデュース」(日本テレビ)
 芥川賞候補にもなった白岩玄原作のドラマ化。オリジナルは、野ブタは男だったんですが、今回は、女の子に。そのいじめられ役が、「電車男」で電車の妹役だった堀北真希です。
亀梨和也、山下智久が主演。ジャーニーズ系が続きます。

こんなところですか。
と、書いているところで、日曜9時「恋の時間」(TBS)が始まりました。脚本が「成田離婚」(CX・平成9年)ですごく気に入った吉田紀子なんで、また、見てしまいそうです。
黒木瞳はこの枠に何回出てますかねぇ。定番女優ですか!?

やっと、世間に合わせることができそうです。最後まで、見続けるのはどのドラマになるか?期待と不安がいっぱいな今日このごろです。