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ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

やっと母子手帳の改正

2008年03月06日 | 母子手帳
昨年に「授乳・離乳食ガイド」が出されましたが、自治体によっては全く理解せに間違った情報を市民に提供していた。
京都府は私の質問書に回答もせず、無責任な情報を4ヶ月間もホームページで府民に提供していたが、最近になって修正されていた。
私への回答は未だにありません。

厚生労働省はガイドを出すだけではなく、どのように実施するのかその方法まで具体的に指示すべきである。
下記の通知も一年たってやっと出すというお粗末さである。
ガイドと同時に下記の通知をしなければならない。
怠慢である。
*******************

                雇児母発0208002号
                平成20年2月8日
                雇児母発0208002号
                平成20年2月8日
都道府県
政令市   母子保健主管部(局)長殿
特別区

       厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課長
母子健康手帳の任意記載事項様式の改正について
母子保健事業の推進については、かねてより特段のご配慮をいただいているとこ
ろであり、深く感謝申し上げます。

標記について、母子保健法施行規則(昭和40年厚生省令第55号)様式第3号
(以下「省令様式」という)以外の任意記載事項様式(50頁以降)につきまし。
て、別添1の通り改めますので、貴管下市町村において、平成20年4月1日以降
に交付する母子健康手帳にその内容を反映いただくようお願いします。
なお、省令様式については、別添2の内容の改正を行う予定としており、正式に
決定次第、追って通知を行うこととしておりますので御了知願います。


母子保健法施行規則の一部を改正する省令について

1 改正の趣旨
平成19年3月に策定した「授乳・離乳の支援ガイド」に基づき、母子健康手帳の
様式について所要の改正を行うもの。
2 概要
(1)18ページ関係
離乳の準備段階で、薄めた果汁やスープを飲ませることとしている項目を削
除。
(2)19ページ関係
離乳の時期の概念を従前の5か月頃から、5~6か月頃に遅らせたことに伴
い、3~4か月健康診査の記録欄から授乳準備の項目を削除。
(3)20ページ関係
離乳の時期の概念を従前の5か月頃から、5~6か月頃に遅らせたことに伴
い、6~7か月頃の保護者の記録中、離乳食に関する質問をする項目を「離乳
食を始めましたか」に改正。
(4)24ページ関係
離乳の時期の概念を従前の5か月頃から、5~6か月頃に遅らせたことに伴
い、1歳頃の保護者の記録中、食事に関する質問をする項目を「1日3回の食
事のリズムがつきましたか」に改正。
(5)25及び26ページ関係
表現を適正化する趣旨から、記載中「おやつ」を「間食(おやつ)」に改正。
3 施行期日
平成20年4月1日
(この省令の施行の際現にあるこの省令による改正前の様式による用紙につい
ては、当分の間、これを取り繕って使用することができる旨の経過規定を置く。)
* ***************
各自治体はこの通知を遵守し正しく修正及び削除することを願う。



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粉ミルクの危険性を伝える国の通達

2008年03月05日 | インポート
国は粉ミルクの危険性を承知して下記の通知が出されていた。
病原菌に粉ミルクが汚染されていることをもっと広く国民に周知しなければならない責任が国にはあるはずである。
**************
食安基発第号0605001
                               食安監発第号0605001
                               平成1 9 年6 月5 日
都道府県
各保健所設置市衛生主管部(局)長殿
特別区

                  厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課長


乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドラインについて育児用調製粉乳の衛生的な取扱いについては、平成17年6月10日付け食安基、発第0610001号及び食安監発第0610001号にて通知したところですが今般、医療機関及び家庭における乳児用調製粉乳の衛生的な取扱いについて、世界保健機関( )及び国連食糧農業機関( )により「乳児用調製粉乳の安全なWHO FAO調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」が作成、公表されました(別添) 。
ついては、貴管下の関係者に対し、必要に応じ上記内容について周知されますようよろしくお願いします。
なお、本件については、別途、母子保健担当部局に連絡していることを申し添えます。


PIF(powdered infant formula: 乳児用調製粉乳)は、Enterobacter sakazakii ( E. sakazakii )の感染による乳児の重篤な疾患や死亡との関連が報告されている。PIFは、その製造過程においてEnterobacter sakazakii やSalmonella enterica ( S. enterica )などの有害な菌に汚染されることがある。
これは、現在の製造技術では滅菌されたPIFを生産することが不可能であるためである。PIFの調乳過程においては、不適切な取扱いによって問題が悪化する可能性がある。
上記のようなPIF 中のハザードに対処する必要性を認識し、コーデックス委員会( CodexAlimentarius)は、乳児用食品に関する国際衛生取扱規範(Recommended International Code ofHygienic Practice for Foods for Infants and Children)の改定を決定した。改定に際しては、FAO(Foodand Agriculture Organization of the United Nations: 国連食料農業機関)及びWHO(World HealthOrganization: 世界保健機関)に対し、具体的な科学的助言を要請した。FAO及びWHOは2004年及び2006年、PIF内に生存するEnterobacter sakazakii及びその他の微生物に関する専門家会議を2回開催し、この助言が2回の専門家会議の報告書に掲載された。この助言の中では、PIFの調乳に関する2005年、WHOのWHA(World Health Assembly: WHO総会)は、乳児のリスクを最小限に抑えるため、PIFの安全な調乳、取扱い及び保存に関するガイドラインの作成を要求した。
FAO/WHOによるPIF中のE. sakazakii に関する助言には、PIF中のE. sakazakiiの定量的リスク評価
(quantitative microbiological risk assessment)が含まれていた。このリスク評価の一部は、異なった調乳、保存及び取扱い方法による相対的なリスクの減少を決定することであった。当ガイドライン文書での勧告事項は、主にこの定量的リスク評価の結果に基づくものである。Salmonella 菌に関するリスク評価は行われていないが、専門家会議はE. sakazakii に対するリスクコントロールの基本的な原則は、一般的には、感染のリスクが最も高い乳児には、無菌状態の液状乳児用ミルクが推奨されるが、無菌状態の液状乳児用ミルクが入手できない場合は、PIFを70°C以上の温度の湯で調乳することで、リスクを大幅に減少させることができる。調乳から授乳までの時間を最小限にすることでもリスクは減少し、また、調乳後の保存温度を5°C以下にすることでも減少させることができる。
PIFを使用する者は、乳児用調製粉乳は滅菌された製品ではなく、重篤な疾病を招く可能性を持つ病原菌に汚染されている可能性がありうることを認識しておく必要がある。PIFの正しい調乳と取扱いによって疾病のリスクを減少させることができる。
***************
国民が正しい情報を知らされず、問題が起きてから対応するという姿勢に怒りを覚えます。

また続報でおしらせします。




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粉ミルクは70度C以上で調乳を

2008年03月03日 | インポート
病原微生物が混入していることをきちんと告知ををすると共に、安全な調乳法を指導するのはメーカーの務めではないでしょうか?
ミルクが全くだめだといっている訳ではなく、ミルク栄養の赤ちゃんが「安全に栄養補給」ができ、健やかに成長することを願っているのです。
そのためにも「積極的な情報公開」がさされなければなりません。
昨日、ブログに「りつこさん」から下記のコメントがありましたので紹介します。

***************
「私は母乳の出がよくないため仕方なく粉ミルクと混合で授乳していますが、つい最近までサカザキ菌のことや、そのために調乳温度が変更になったこと、厚労省のガイドラインの変更のことなど全く知りませんでした。知ったきっかけはネットの掲示板です。そのことを健診時の栄養指導にきていたアイクレオの栄養士に聞いてみたら、「知っている方には説明していますが、知らない方には混乱を招くため特にお知らせしていません」とのことでした。周知の実施など全くされておりません。このような恐ろしい状況で粉ミルクを使わざるを得ない状況に、子どもに申し訳ない気持ちでいっぱいです。」
****************
りつこさんコメントありがとうございました。
安心してミルク育児が出来るようになるように働きかけていきます。

WHOガイドラインに従い、病原微生物の殺菌温度である、70度以上調乳指導の徹底をするように働きかけをしていきましょう。

ぜひ、皆さんと赤ちゃんために安心してミルク育児ができるようにしていきましょう。



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アイクレオから回答(粉ミルク)

2008年03月01日 | インポート
本日やっとアイクレオから回答がきました。
読んでがっかりしました。
木で鼻をくくったような、責任逃れで国を隠れ蓑に逃げているように感じます。
企業の姿勢が出ているように思います。

乳児用調製粉乳の中に混入する病原微生物に対する危機感がなさ過ぎる。
*****************
質問1
 どのような菌が混入しているのでしょうか。病原微生物が開封前からいるという報告がありますがお答えください。
回答
 Enterobacter Sakazakii(以下E.sakazaki)という日和見感染菌が低レベルではあるが、検出されたケースがあります。

質問2
 その菌はどのような症状を引き起こすのでしょうか。
  感染した乳児の死亡率はどれくらいでしょうか。
回答
 E.sakazakiという日和見感染菌は特に新生児、低体重児、免疫不全の新生児などハイリスク児に対して、髄膜炎、新生児胃腸炎、肺血症等の感染症を起こす病原体です。
海外では、感染した乳幼児の20~50%が死亡という報告(2004年2月FAO/WHO専門家会合でとりまとめたもの)があります。
質問3
 病原性微生物が調整粉乳に混入する経路はどのようなものですか。
回答
 E.sakazaki菌の自然界での生息場所はよくわかっていませんが、混入経路の可能性としては空気中の細菌がわずかに混入し、存在することがあります。また開封後は家庭で環境中から雑菌が混入することも考えられます。

質問4
 御社ではこれまで消費者に菌が混入しているということを説明されてきましたか。
 お答えください。
回答
 乳児用調整粉乳は食品衛生法、乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令・昭和26年厚生省省令第52号)の規定に基づき、厚生労働省の指導のもと、承認を得て製造しております。
質問5
 乳児用粉ミルクに使用されている添加物について教えてください。
回答
 食品衛生法で認められたビタミンやミネラルを配合しております。
質問6
 乳幼児用調整粉乳には、潜在的な危険性があるので安易な使用は乳幼児の健康を害する可能性がありますが、それらのリスクを回避するために、消費者に対して「乳幼児用調整粉乳には、潜在的な危険性があるので安易な使用は乳幼児の健康を害する可能性がある」との表示をすることを勧告していますが御社はどのように表示されるのでしょうか。お答えください。
回答
 厚生労働省の指導により、製品に「母乳は赤ちゃんにとって最良の栄養です」とラベル正面と別の所の計2箇所に表示しています。母乳で育てたいが母乳が出にくい、免疫不全や乳児への影響のある病気を持つなど、事情により乳児用調整乳を原因とするE.sakazakiなどの病原微生物による乳児健康被害を防止するため、社団法人日本乳業協会は「乳児用調整粉乳の安全な調乳、保存及び取り扱いに関するガイドライン(WHO世界保健機関/FAO国連食料農業機関共同制作)を基本とする調乳温度に関する表示の自主ガイドラインを制定して、乳児用調整粉乳使用者などの関係者へ製品表示の調乳方法記述内容変更の周知を実施しております。
質問7
「乳業メーカーに対しては調整乳を滅菌する開発を進めるよう指導すること」という勧告があります。どのような開発をいつからされますか?
回答
 現在の技術では液状乳に対する殺菌方法は確立されておりますが、製造工程で乳児用調整乳を完全無菌化することは困難です。また厚生労働省からは、乳児用調整乳の滅菌に関する開発を進めるようにとの指導はありません、したがいまして現在の所、乳児用調整粉乳を滅菌する開発予定はありません。

質問8
 母乳代用品の販売流通に関する国際規準の要約
International Code of Marketing of Breast-milk Substitutes
1981年 WHO総会で成立、1994年 日本政府が賛成
 1 消費者一般に対して、母乳代用品の宣伝・広告をしてはいけない。
とありますが、雑誌等の広告を止める意思はおありですか。お答えください。
回答
アイクレオは「母乳は赤ちゃんにとって最良の栄養である」との基本的考えの下、母乳が不足したり、与えたくても与えられない場合に母乳の代わりをする目的で粉ミルクを製造販売しております。WHOコードについてもその趣旨を尊重する中で、日本の法律や業界の取り組みに則って営業活動を行っていく考えです。雑誌広告やホームページ、パンフレット等については、消費者に正しく情報を伝える手段と捉えております。
***********
添加物などの情報も表に出さず、広告も継続するなど消費者である赤ちゃんのことを考えていない。
「母乳の代わりをする目的で粉ミルクを製造販売しております」とあるが母乳の代わりは絶対に不可能であるあくまでも代替栄養である。

企業の奢りである。




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