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百姓日誌

島根県のとある場所で、農業研修を受けてます。教わったことや、思いついたことを、復讐がてらに書き連ねていきます。

島根県の温泉めぐり2 いわみ温泉霧の湯

2012-06-25 19:22:47 | 旅行
いわみ温泉霧の湯(邑智郡邑南町)http://www.mizuho-style.com/ko-boku/koyu04.html


瑞穂インターから矢上の町へ向かう途中にあります。
町の中心部から少し離れた立地ではありますが、これは香木の森という、町が運営するハーブ園を中心とした観光体験公園の中にあり、香木の森で遊んだ人に汗を流して帰ってもらおう、という魂胆でもあるのかもしれません。

外観を見れば分かるかもしれませんが、内実は「近年全国各地で見られるようになった小奇麗な温泉施設」と言っておけば、説明はもうそれで済むんじゃないでしょうか。
屋内にはジャグジー付の大浴場と、ジェットバス付の中浴場。それにサウナと水風呂があります。
屋外には三つの露天風呂があり、ここは香木の森の付属施設らしく、それぞれハーブや薬草を浸した三種の薬湯になってます。日によってハーブの種類も変わるようで、ハーブが好きな人には面白く感じられるのではないかと思います。
露天風呂の目隠しは低く、解放感はあります。ただ、そこから見えるのが主に駐車場というのは、どういう意図があるからなのか。

泉質は、単純アルカリ泉だと説明板には書かれていましたが、よくわかりませんでした。それよりカルキがすこし鼻についた感じです。

全体的に、可もなく不可もなく、といった感想です。
変にこだわりのない分、家族連れで遊びに来た帰りに、ひとっぷろ浴びていくにはちょうどいいんじゃないでしょうか。

大人一人六百円
まあ、こんなもんでしょう。

余談ですが、この温泉の周囲には立派なタラノキの群生がいくつもあり、なんだか血が騒ぎました。

島根県の温泉めぐり1 湯谷温泉

2012-06-19 17:26:00 | 旅行
今年の二月、初めて島根県を訪れた時、温泉の多さに驚かされました。
それも、最近になって市町村が無理やり掘り出したようなものでなく、昔からその土地の人々に利用されてきたような温泉がたくさんあって、それぞれの雰囲気が独特でとても面白く感じました。
以降、暇があればてきとうに近場の温泉を巡っていたのですが、先日、たまたま島根県内の温泉地が記された観光地図を手に入れることができました。
それを見て、せっかくだから、この地図に記載されている温泉を全制覇しようかと思い立ったわけです。
日記を書き始めたこともあるし、行った温泉の感想でも、ちょくちょくこの日記に書いていこうと思います。

湯谷温泉(邑智郡川本町) http://yudani.shimane.tv/
(写真もとろうかと思ってデジカメ用意してたんですが、電池切れしてたため、今回画像無しです)

川本町の中心から七キロほど。一車線の曲がりくねった道を、しばらく走らなければなりません。そこらかしこに看板が立っているので、迷うことはないと思います。
建物は、温泉というよりは、町の福祉生活センター(?)みたいな色気のない建物で、建物を見た瞬間、中は近所のおじさんおばさんたちの集会所みたいになってるんじゃないだろうか、という予感がしました。
建物に入ってみると、予想通り地元の方々が多かったのですが(平日の午後二時だったせいもあるでしょうが)、外観とは違って中はひなびた温泉街の残り香がします。誰が買うのか想像のつかない伝統工芸品は売っているし、ゲームコーナーには、僕が子供のころに遊んでいたようなゲームが普通に稼働していました。
根拠はありませんが、昔からあった温泉を、市町村かどこかが買い上げてリフォームでもしたんじゃないかな、と思いました。本腰の入らない怪しさに、ちょっとおかしみを感じます。

それほど広くはないけれど小ざっぱりとした浴室に、二つの浴槽(温泉と普通の湯)、甕に湯をためた一人風呂が二つ、ドライサウナと水風呂があります。
露天風呂はないのに、守りは堅い。外の景色はほとんど見えません。島根の温泉は開放的というイメージを勝手に持っていたため(湯村温泉と亀嵩温泉の印象が強すぎた)、少し残念でした。
温泉は、鉄分と塩分の混じった炭酸温泉で、炭酸の含有量がとても高いそうです。湯は黄金色をしており、かすかな鉄の匂いと塩辛い味がします。温度はぬるめ。長く風呂に入っていると、肌の表面がすべすべになったような気がしました。
湯の感じは三瓶温泉に似ていると思いました。三瓶からはそれほど離れていないはずなので、同じ湯だったのかもしれません。

入ってみて、特にびっくりするようなことはありませんでしたが、いいお湯でした。
入湯券を買う券売機には、老人割引や、団体割引(二人組や三人組だと安くなる)といった割引券が数多く発売しており、実際地元の人の憩いの場になっていることを考えると、意図のはっきりした温泉なのでしょう。

大人一人500円

もうちょっと安くて、近くにあれば……