南青山なでしこ日記

南青山なでしこ(撫子)の音楽業界漂流事情日記

フジロック2BRAHMAN

2005-08-02 10:16:24 | Weblog
もちろん、あのサンダルはあそこでおだぶつ。
このシーズンの越後湯沢、苗場のお天気は雨は付き物、とわかってはいても、夢見るは晴天。
ぴかぴかの空を見ながら電車に揺られ、車で飛ばして、着いたらぴーかん。
しかし、これが突然の雷、雨、そして嵐、だからこそのフジロック。

グリーンからホワイトへ、オレンジコートからフィールドオブヘブンへとぬかるみのパレード、それでも若者は歩く、歩く、走る。あ、レッドマーキー、今回はあんまり行かなかったかわ忘れてた。
トイレは地獄、テントは最悪、それでもフェスへと人は向かう。
なんで?

どうしてなんでしょう。

わからない。

でもなぜか私も大好き、大好きなフェス。

グリーンで見たミュージック、3年前にレッドマーキーで見た時はみんな大騒ぎだったけれど、私にはぴんと来なかったけれど、今回は見入ってしまった。
本気でロックだったし、すごくカッコ良かった。
もともとルックスの良いバンドだからアイドルみたいな人気もあるけれど、そんなことには目もくれず音楽に向かっていくエネルギーに立ちつくした。
コールドプレイも噂どうり。
目覚ましテレビに出ていた彼らとは違って見えた。
シルクコットンのような素材の黒いシャツが汗で身体に張り付き、そのままピアノにしがみつくような姿勢でたたく、その表情がスクリーンに大きく映し出され、その向こうは大きな山と空と夜が広がっていく。
世界中のロックアーティストがここで演奏したいと思う気持ちがわかる瞬間。
フェスの醍醐味が染み渡る。
泥だらけの足でも、体中が汚くてもこれは贅沢な時間だ。

朝は思い切り早く起きて、バイキングの朝食の後は、ロープウエイでドラゴンドラ、山の頂上。
ここでも奇妙なイベントをやっている。
紙芝居やぬいぐるみのパンダ兄さん、フォーキーなシンガーソングライター、ラジオ体操、その奥では朝からレイブイベント。
ロープウエイは往復で40分、ちょっとした遊覧飛行が楽しめる。
山を下りていくときはゾッとするけれど世界一安全って噂もある。
朝の苗場はほとんど晴れていて山々が美しい。
それでも突然降り出したらもう歩けない。

長靴に最高級のレインコートを持ってくればどこまでも歩けるのにと、土砂降りを見上げたことも何度もあった。

ブラフマンのホワイトステージ、泥にまみれてみんなたどり着いて、今か今かととしろうを待った。
雨が強くなる。
寒くもなる。
それでも身動きできないほどの人々がステージを見上げてる。
やがで白いスクリーンが下から上へとステージを覆うように広がる。
黒い文字で、BRAHMAN
格闘技のような彼らのパフォーマンスが始まる。

EGO-WRAPPN'もくるりもここでしか見せないステージが必ずある、ほかの場所で見せるライブとは必ず違う。だからこそ、泥の中を追いかけてステージからステージへと走る、歩く。
この繰り返しで明け方まで。

腰は痛いし、何度も転んだりもしたから体中が今も痛い。

帰ってきたら神宮の花火で青山はゆかたで歩く人たちがいっぱい。

花火も気になる。

こうして本格的な夏が始まる。

今週はロッキンオン、サマソニ、ライジングサン、等々、まだまだフェスは始まったばかりだよ。

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2 コメント

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Unknown (おい)
2005-08-03 02:45:35
ブラフマンの綴りが違うぞ!



頼むよ!大丈夫?
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誤字 (さりげなく)
2005-08-03 10:28:27
すみません、昔から、正確と性格が合わなくて。

書き取りを俺にやらせる気かっと編集者に怒鳴られました。



ラジオ出身なもので。

音しか残ってないんです、なんていいわけですが。



ありがとう。



どなたか。



読んでくださって。
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