富士山に見守られて・・・。

5月4日。
朝から、気持ちのいい晴れ。

朝一！ドックランです。
こんなに広いＤＲがあれば、知らない土地でお散歩コースに困る事もないですね。

美人なチョコラブちゃん、発見！！
びじんちゃん、逃げろ～～～～。



以外に気の合った様子のフタリ。
ガウ～～～



そして、朝一プール・・・苦笑。
ＤＲの管理をしてらっしゃるおじさんが、清掃したての一番風呂ならぬ
一番プールをご馳走してくださいました（笑）



そんで、パパとフリスビー♪♪



めずらしく、ちょっぴりヤル気だったＳＡＲＡ姫！！



気持ちのいいテラスで、本日の予定を決めながら
朝食をいただきました。



お腹が落ち着いたら、出かけましょう！！



　　　　　　



絶景です！
こんなに素晴らしい富士山に会える場所ってどこ？



ここは、日本盲導犬総合センター



私たちの宿泊先からは車で５分ほどのところにありました。
調べてみたら、予約なしで見学ＯＫ。
祝・祭日は１１時と１４時からＰＲ犬のデモンストレーションもあるとの事！！
やったぁ～～～～♪♪♪



昨年１０月にＯＰＥＮしたセンターの建物は
”盲導犬にも、人にも、環境にも、お財布にもやさしい建築”
なんだそうです。
訓練棟、引退犬棟、医療研究棟、宿泊訓練棟などいくつもの棟が
回廊で結ばれています。
どこも光が差込み、気持ちの良いお部屋でした。

↓はラウンジです。この日はフルートのミニ・コンサートが行われてました。



ラウンジからテラスに出てもこの景色！！
ワンダフル～～～



いよいよ、ワンコたちとの御対面！！

ここは引退犬のお部屋です。
１０歳、あるいは１２歳まで盲導犬のお仕事がんばってきたワンコたちです。
「お疲れ様・・・」
ふれあいの時間もあります。
眠ってるだけなのだけど、なんだか彼らからはオーラが出ている気がしました。



優しい深い瞳。
「たくさんの幸せをユーザーさんのもとに、運んで歩いてきたんだね！！」



あ！ハッピー君のお母さんのお店の『わん卓』発見！！
みんな楽な姿勢でお水、飲んでました。



この日は”盲導犬ジャム”の写真展も行われておりました。
そして、なんとご本人＆ユーザーさんも千葉からいらしてたのです。感激。
現役バリバリ！！ジャムちゃんです！！感激。
う～～可愛い！！触りたい！！
でも。でもでも今はお仕事中・・・・。
心の中で「がんばれ～～～～！！」
（あ、本当はお声かけちゃった・・・・。すみませんでした。）



この後は訓練士さんによる、デモンストレーションです。
なぜ、盲導犬が必要なのか。
どんな仕事をするのか。
実際に動きを見せてくれたり。
すごいぞ！！「チエア～（椅子）」って指示すると椅子の所までご案内。
そして座面にアゴを乗せて「ここよ！！」って！！
この瞬間、何人の方が目頭押さえてたことか・・・・感動！！



そして、現役盲導犬ジャムちゃんとユーザーさんのお話。
ジャムちゃんはパパさんと毎日会社に電車通勤しています。
ユーザーさんは頭の中に地図を描きながら歩いているそうです。
盲導犬が行き先までの道順を知っていてユーザーさんを引いて歩くのではなく、
ユーザーさんが頭の中の地図を考えながら指示して歩きます。
だから、声をかけられたり手を叩かれたりするとジャムちゃんの意識が
そちらに向いてしまい、頭の中の地図からずれてしまうそうです。
見えない方にとっての少しのずれ。それは事故にも繋がります。

「無視してください。それが一番です。」

そうおっしゃいました。
「無視」か・・・・。暖かく見守らせてくださいね。

でね、可笑しかったのが、犬好きな方が電車の中でジャムちゃんへの対応の仕方。
声をかけちゃいけない！！ってわかっているから
『アイコンタクト』とる方がいらっしゃるそうな（笑・気持ちわかるわ～～）
これにも、やっぱり反応しちゃうんですって。
盲導犬といえども、人好きなラブ～～♪♪
お仕事中の彼らを見たらチラミしましょうね！！



ここは、ワンコもＯＫの施設。
入場制限の場所もありますが、マナーを守って見学すれば問題ないのです。
センターの方、み～んな笑顔で迎えてくださって素敵な時間になりました。
盲導犬支援グッズのＳＨＯＰもあり、可愛いグッズも買えますし
売り上げの一部は寄付にもなります。
充実の施設でした。


「ママ、満足した？」
「もちろんよ～～～～～！！」




最後に。
このセンターの敷地内に置かれた一つの碑。
『団結の碑』



ここは、あのオウム真理教富士山総本部の跡地です。
富士宮市民の皆さんが、撤退を求めて団結して闘った記念の碑です。

そこに、今は無償の愛情で働く犬と人たちが住んでいます。

あの富士山に見守られて、今度は沢山のユーザーさんたちが希望に溢れる笑顔でここから巣立っていける場所になりました。

この幸せな時間が、今度は永遠に続きますように