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松本引退を振り返り、吉岡引退・今の競輪界を改めて考える

2007-01-13 12:32:09 | 競輪
ネットを探索していたらこちらを見つけました。

これはジャンクスポーツのワンコーナーで、松本整氏が発電機を回す企画のアーカイブです。

ちょうどこの頃は失格を連発し、日自振と選手会のW斡旋停止を食らって7月からA級落ちが決まっていたゴタゴタの渦中でしたね。
そんな中、宮杯で優勝し引退。9連勝で特進すればGPにも出られるのに…とも思ったんですが。

恐らく自分の中で宮杯が始まる前に先に「ケジメ」をきっちりつけたからこそ決意したのでしょう。

この引退の決意については、中野浩一氏等ごく親しい人にしか伝えず、また自分が公言するまで緘口令を敷いていたとのこと。先にマスコミに言われてメンタル面を狂わされるのを恐れたのでしょう。

そう考えるとこの前のGPで吉岡が引退報道を先にスッパ抜かれたのは何ともはがゆい。ああいった状況も含め、既に満身創痍だったのではと考えてしまいます。

かつてはF1先行で一世を風靡した「スゲエ」選手でした。立川競輪のHPにあるGPの映像を見ると、改めてその凄さが伝わってきます。はっきり言って今のレースよりも遥かにドキドキする。

また吉岡は番手の競走が出来ない本当に生粋の先行選手でした。いつだったか、北津留の番手でレースをしたけど結局千切れてしまったという事があって、思えばあの辺りで限界を感じていたのかもしれません。
全盛期で仮にこういったレースをしていたならば、さっさと番手捲りで頭を取ってたはずなんですが。

…まあ、競輪界を盛り上げた選手が引退していくのは宿命と捉えていますが、それに続く新たなスターが今のところ皆無なのが寂しい限り。
山崎も大ギヤで本来の力が出せていない感があるし、かつて若手代表格だった伏見や慎太郎ももう30代。
とにかく若手がもっと奮起してほしい。それだけです。

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