昨日のブログで気になったのは『まだタイガースのメンバーになる前(1967年)のシローから、色々と話をしてもらい、最後にジュリーの写真を7.8枚貰ってきました。』というお話、貰ったジュリーの写真はその後、どうなったんですか??
⇒「ジュリーの写真は、猫にマーキングされてしまい捨てました。青春の大切な思い出を・・」とのことです。なんともったいない・・・
昨日は、BS松竹で「キネマの神様」が放送されました。
久し振りにゆっくり見ました。ツトムさんとは別人のようなゴーちゃんは78歳。ツトムさんは60代だから、10歳ほど年齢が離れている。社会的地位が高く知識人のツトムさんは、泥のついた長靴を履いて畑仕事をし、土にまみれながらも身ぎれいで端正な清潔感が有りました。
対するゴーちゃん、こちらも女性にはモテるのだけど、ギャンブルとアルコールが好きで、お金にだらしないという、家庭人としては非常に困ったヤツ。この辺は元もとの役柄が、志村さんへの当て書きだったんだろうな、と思いました。見た目も何もかも正反対の二人をジュリーが演じて、全く無理が無く馴染んでいるのが良かったです。
「キネマの神様」は女性陣が強いのもいいな。「私があの人を幸せにしてあげるの!」淑子ちゃんの啖呵がカッコイイ! 女優の園子さんの、おおらかさや優しさも良かったけれど、すべてが「いい人だった」と過去形で語られていたので、彼女はすでに現代パートの2020年には存在していなかったんだろうか。
映画の為には夕陽さえも戻せ!という監督が登場するけれど、この作品には山田監督があの当時に師事した映画監督や多くの映画人・カツドウ屋へのオマージュ、尊敬が描かれていると思う。作品に対して山田監督は歳をとった、という評価があるのは知っているけれど、監督のカツドウ屋たちへの視線の優しさ愛情を感じて、やっぱりしんみりしてしまうんです。コロナ禍のマスクをした登場人物たちとともに、波乱万丈だったこの作品は忘れがたいです。
始めてみた時、浮かび上がる沢田研二の名前にどれだけ感動したことか
唐十郎さん死去。
私が見ていないジュリーの舞台は「唐版、滝の白糸」と蜷川幸雄「貧民クラブ」
どちらも見たかったです。